サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

腕時計の電池交換とボタン修理

2024-04-14 05:20:07 | 日記

私が中学のころから使っている時計を思い切って自分で直してみました。

最近はスマホを持ち歩いているため、腕時計を使用することはないのですが、唯一登山の場合だけは身に着けられ落とす心配がなく、すぐに時間を確認できるため、重宝しています。

ただ、もう40年も前のもので20年ぐらい前からは、時刻調整やアラーム設定などをするためのボタンが硬くなりはじめ、7-8年前の電池交換後に何とか時刻設定して以来、もうボタンが全く押せなくなってしまいました。

10~20分くらい時刻が狂ったままでもなんとかだましだまし使っていましたが、ついに再度電池が切れてしまい、電池交換か捨てるか、ということになりました。

ただ、愛着がある時計なので捨てるのは忍びなく、かといって電池交換かつボタンも動くよう修理するとなると数千円か1万円近くかかるかもしれません。登山のときだけしか使わないし、まぁ最悪なくても困ることはない時計に、またこの時計自体の価格も確か1万円もしないものだったと思いますので、それに数千円も修理にかけるのはちょっと無駄かなと感じてしまいます。

ということで、最悪壊れてしまってもよいと開き直り、自分で直してみることにしました。

まず裏ブタを外し、ボタン電池も取り除きます。

さらに、内部の液晶回路も時計から取り外します。

その結果、構成パーツはこんな感じ。

ボタンは左右に2か所ずつ、ついています。

 

そこで、そのボタンの表側と裏側に潤滑剤&さび取り剤でもあるKURE 5-56をたっぷり吹きかけます。

そして、あとは力業でボタンをペンチで押し込みます。

最初はペンチで押してもびくともしませんでしたが、何とか力を10~20回くらい加え続けると、表に出っ張っていたボタンが裏側へ引っ込みました。

そこで、再度KURE5-56を吹きかけてボタンを逆方向へ押し込みます。1回押し込めれば、あとは数回同様の操作を繰り返すことで徐々にボタンが動くようになり、最後は指だけでも楽にボタンを押し込めるほどスムーズになりました。

新しい電池を組み込んでふたを閉めれば完成です。

ついに復活し、ボタンもスムーズに押せるようになり、時計として使えるようになりました。本来なら、右上のボタンを押すとライトが付くのですが、どうも点灯機能そのものが壊れてしまったようですが、40年余り昔の時計ですし、まぁ仕方ないですね。

完全に壊れるまでもうしばらく使っていくことにします。

さて、今回の修理で苦労した点:

  • ボタンが非常に硬く最初はペンチでもびくともしませんでした。根気強く何度も繰り返しようやくボタンが動くようになりました。
  • 液晶回路部分を本体から外したわけですが、それを元に戻す際に苦労しました。液晶回路部分は円形で本体とぴったり合うわけではなく、多少小さめに作られているため、どのような角度でも本体に液晶回路部分をはめることができます。そのため、うまく本体に戻さないと、表から液晶画面を見たときに少し傾いてしまうわけです。表から液晶画面を見ながら、正しい向きにはめ込むのに苦労しました。
  • ボタンを押すと液晶回路につけられたばね板を押すような仕組みになっています。そのため、液晶回路を本体にはめ込む際に、ボタンがばね板をきちんと押すことができる位置になっていることを確認しながら行う必要がありました。
  • 電池の向きがどちらだったか、元に戻す際に失念してしまいました。分解し始めた時の写真を撮っておくべきでした。電池の表裏を変えても液晶には何も表示されずどちらの向きが正しいのか、それとも電池そのものが不良品なのかわからず混乱しました。結局、組みあがってもボタン(右上のLightボタン)を押さないと液晶画面には何も表示されないことがわかり、ようやく電池の型番などの刻印がある面が表であることがわかりました。

自分で時計を直すことなどあまりないとは思いますが、個人的なメモということで記載しておきます。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大阪府寝屋川市の築古テラス... | トップ | 障害者控除 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事