サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

中国桂林旅行(2017年10月)

2017-10-21 08:35:42 | 日記

今月、折角の長期休暇なので、中国桂林へ旅行に行ってきました。

「秋の桂林・龍勝と少数民族トン族の里三江への旅(5泊6日)」(阪急交通社)というツアーでの参加です。価格は、ひとりあたり65,000円ほどでした。オプション観光(ナイトクルージング)1つ追加したため、プラス5500円ほど追加で必要になりましたが、それでも7万円ほどで、安いですね。

こういったツアーは、国内・海外含めて、まったく初めての参加でした。

このツアーのメインは、漓江の川下り(水墨画などで有名な景色)とトン族が住む三江の街並み見学ということだったのですが、正直あまり期待していませんでした。3食付きなので、おいしい中華料理を毎日食べて、景色のいい川下りと田舎の風景を眺めて帰ってくる旅行程度に考えていました。

しかし、国内でもおいしい中華料理は食べることができるし、インターネットでの各人のブログや旅行会社のサイト、Google Map などでも、景色や風景などを知ることができます。果たして、お金と時間を使って、現地に行ってこれらのことを知ることがどれほど意義があるだろうか、と思っていたのです。

しかし実際に中国へ行ってみると、海外旅行とはそんな程度のものではないことがわかりました。

実際にその場へ行くことで、その土地で生活している人の雰囲気や、行動・立ち振る舞い、生活スタイル、物事の考え方などの文化を直接感じることができる、とても貴重な経験ができるものであることに気づきました。

例えば、お店に入ると呼んでもいないのに店員さんが寄ってきて説明をしてくれたり、ちょっと高級なお土産屋さんでは店員さんが流ちょうな日本語での説明で場を盛り上げ購買意欲をそそったり、横断歩道がない道を平気で横切ったり、気温15度くらいしかないのに朝から川で泳いだり、上半身裸でランニングしていたり、信号機が壊れていたり、親子4人で1台のバイクにまたがっていたり、値札と違った売値を言っていたり、新築マンションの家賃が2万円だったり、といろいろな点で日本とは違うことが多く、興味深かったです。

海外旅行とは、歴史的に価値のある自然遺産や文化遺産を見るだけでなく、その土地の今を知る、というのも貴重な体験であり、現地に行かないとなかなか肌で感じることが難しいものだとわかりました。

海外旅行に少しはまるかもしれません。今後も年に1回は海外旅行をしたいですね。

 

旅行の詳細を以下に示しておきます。

なお、1万円→540元(18.51円/元、為替レートは17.1円/元ぐらい)でガイドさんが必要に応じて両替してくれました。

【1日目】

07:00     関空集合 各自チェックイン(多少遅れてもよいが、フライト1時間前までに入ることが必要)
09:00 - 12:00 中国南方航空 関空 - 広州 (昼食:機内食)
12:00 - 12:30 入国手続き
12:30 - 13:00 バス乗り場へ移動
13:00 - 14:30 バス 広州白雲国際空港 → 広州南駅
14:30 - 15:15 自由行動
15:15 - 15:45 待機(改札前で並ぶ)
15:45 - 18:45 高速鉄道 広州南駅 → 桂林北駅 
18:45 - 19:30 バス
19:30 - 20:30 夕食:中華料理
20:30 - 21:00 バス
21:00             金龍珠国際大酒店 チェックイン

 【2日目】

07:00 -           朝食:ホテルの朝食バイキング
08:15 - 10:30 バス 桂林 → 龍勝 (途中、ガソリンスタンドでトイレ休憩1回)
10:30 - 11:20 待機(梯田行きバスを待つため)
11:20 - 11:40 バス 龍勝 → 龍背古壮寨梯田
11:40 - 12:40 梯田観光
12:40 - 13:30 昼食:龍勝料理
13:30 - 14:00 梯田観光
14:00 - 14:20 バス 龍背古壮寨梯田 → 龍勝
14:20 - 15:00 待機(龍勝行きバス2台に分乗して移動のため)
15:00 - 17:00 バス 龍勝 → 三江
17:00             柳州三江伺郷国賓館ホテル チェックイン
17:30 - 18:00 待機(部屋で)
18:00 - 19:00 夕食:中華料理 (宿泊ホテルにて)

 梯田の民家・宿

【3日目】

06:50 -          朝食:ホテルの朝食バイキング
07:50 - 09:30 バス
09:30 - 10:30 三江観光  程陽風雨橋
10:30 - 11:00 バス
11:00 - 11:50 三江観光 三江鼓楼
11:50 - 12:00 バス
12:00 - 13:00 昼食:中華料理 (お土産にドライフルーツを購入)
13:00 - 17:00 バス
17:00 - 18:20 工芸店ショッピング
18:20 - 18:40 バス
18:40 - 19:30 夕食:中華料理
19:30 - 20:00 バス
20:00             金龍珠国際大酒店 チェックイン

 程陽風雨橋

【4日目】

06:50 -          朝食:ホテルの朝食バイキング
07:50 - 08:40 バス
08:40 - 09:00 待機
09:00 - 12:30 漓江川下り(昼食:弁当)
12:30 - 14:00 西街散策
14:00 - 16:20 バス
16:20 - 16:40 桂林観光 七星公園
16:40 - 17:00 バス
17:00 - 17:30 掛軸店ショッピング
17:30 - 18:00 バス
18:00 - 18:40 夕食:桂林料理(ビーフン含む)
18:40 - 19:00 バス
19:00 - 19:30 自由行動
19:30 - 20:30 ナイトクルージング(オプショナル観光)
20:30 - 20:50 バス
20:50             金龍珠国際大酒店 着

 

↑ 漓江の川下り

  ナイトクルージングでの日塔・月塔

【5日目】

06:50 -          朝食:ホテルの朝食バイキング
07:50 - 08:20 待機(予定のバスが事故にあい、代替バス待ち)
08:20 - 09:00 バス
09:00 - 10:20 蘆笛岩(鍾乳洞)観光
10:20 - 11:00 バス
11:00 - 11:30 ラテックスショッピング
11:30 - 12:00 バス
12:00 - 12:40 昼食:中華料理
12:40 - 12:50 バス
12:50 - 13:20 ヒノキショッピング
13:20 - 13:40 バス
13:40 - 14:20 象鼻山観光
14:20 - 14:40 バス
14:40 - 15:30 茶芸店ショッピング
15:30 - 16:00 バス
16:00 - 16:20 日塔・月塔観光
16:20 - 16:30 バス
16:30 - 18:00 自由行動
18:00 - 18:30 バス
18:30 - 19:00 金龍珠国際大酒店 休憩
19:00 - 20:00 夕食:金龍珠国際大酒店で中華料理

【6日目】

06:40 -          朝食:ホテルの朝食バイキング
07:10 - 07:40 バス
07:40 - 08:00 自由行動
08:00 - 08:30 待機(改札前で並ぶ)
08:30 - 11:10 高速鉄道 桂林北駅 → 広州南駅
11:10 - 11:40 バス
11:40 - 12:20 昼食:飲茶料理
12:20 - 13:40 バス 広州南駅 → 広州白雲国際空港
13:40 - 15:30 自由行動 および ゲート移動
15:30 - 16:15 待機(ゲート前)
16:15 - 20:30 関空着

中国旅行で必需品と感じたものはメモ帳とボールペンでした。コミュニケーションをとるためには筆談が便利で、そのためにこれらはあったほうが便利です。

あと、今回、お土産は、ドライフルーツと月餅を買いました。

ドライフルーツは、15元/500g  なので安いし、味も変にしつこくなく自然な甘さで高評価でした。レストランの店先で量り売りをしていた売店で買うことができ、種類は、マンゴー、あんず、プラム、マカダミアナッツ、?? の5種類で、全部で5kgほど買いました。

月餅は、なかなか売っているお店が少なかったのですが、1個3元(つまり50円くらい)で買える店を見つけて、10個ほど買いました。月餅の種類は2種類あり、中がパイナップル味と餡のものがあり、パイナップル味のほうが好評でした。しかし、後日、パイナップル味の月餅の焼き印に記された哈密瓜」を調べたところ、正しくはハミウリというウリ科の果実であるとわかりました。

ドライフルーツと月餅以外にもいくらかほかの種類のお土産も買ったのですが、もし、今、再び桂林に行けるとしたら、ほかの種類のお土産はやめて、その代わりにこの月餅をもっと買い足したいくらいです。ちなみに、この月餅を買ったお店は、解放東路の南側に面しているお店で、中山中路と正陽歩行街の間くらいにありました。観光客向けのお店というよりも、地元の人が家で食べるために買っていくような雰囲気のお店です。

  月餅(哈密瓜)の断面:日本で売られているものとは異なり、中はシンプル。ずっしり感は、日本の月餅と似ている。

このツアーで残念だったのは、自由行動の時間が少なかった点、また食事も3食ついていたが、朝と晩だけの食事でもよかったかなと。昼は、ファーストフードやフルーツなど、地元の人と同じものを食してみたいと思いました。次回は、そのようなツアーを探したいと思います。

 



 

 

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「老いる家崩れる街」を読んで

2017-10-03 13:47:47 | 不動産賃貸業

久々に長期の休みが取れたので、「老いる家崩れる街 ~住宅過剰社会の末路~」(野澤千絵著)を読んでみました。

筆者は東洋大学教授で専門は都市工学とのこと。

すでに明らかなように日本は少子高齢化社会であり、人口減少に伴い空き家も年々増えている状況です。

人口が減ってしまっては税収が減少してしまうため、行政としては是が非でも人口を増やしたい。そのために、一部の自治体では市街化調整区域に対する規制緩和により、戸建てやアパートが建てられるようにしてしまった。その結果、アパートを売りたい不動産業者、人口を増やしたい行政、収入増や相続税対策を目的とした投資家や資産家により、郊外にアパートが乱立する事態に。賃貸ニーズがあるわけではないため、空室が増え、治安悪化。また、郊外に戸建てやアパートが増えると、公共設備の維持・管理も増え、行政の負担増となってしまった。

もっと長期的な視点に立ち、市街化区域に住居を集約し、コンパクトシティを目指した都市計画が実行されるようにすべきではないか、という内容でした。

 特に自分にとっては、行政が人口を増やして税収をあげたいという発想から規制緩和が行われているというのは初耳で、そういう一面があることが特に興味深く感じました。

賃貸ニーズがなさそうな郊外に物件を建ててはいけないのは当たり前のことなので、不動産投資という観点では特に真新しいことはなかったのですが、やはりこれまで通り駅近物件に絞ることが重要だと改めて感じました。

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