サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

北杜市で初の発電計測

2016-02-25 13:36:53 | 太陽光発電

記念すべき 2016年2月25日、初めて遠隔監視による発電量の計測ができました。

売電自体は、すでに連系が完了した1月中旬から行っているはずですが、実際どれくらいの発電をしているのかは、遠隔監視がないとわかりません。

2月初旬にサニックス・アイを取り付けて、東京電力とサニックスアイの連系も終わり、2月中旬ごろからモニタリングできるはずでしたが、数値がかなり小さい値の状態が数日続きました。そのため、サニックスの担当営業に連絡したところ、正常に動作しておらず、その後の調査・復旧作業の過程でLANケーブルの配線で一部接触不良であることがわかり、ようやく今日から正しい計測値を見ることができるようになりました。

その後3日間の天気と発電量が以下の通りです。

2月25日午前9時の天気図
2月26日午前9時の天気図
2月27日午前9時の天気図

 その日の発電の結果は…

2/25の発電量:344kWh (売電額: 14,861円) 2/26の発電量:278kWh (売電額: 12,009円) 2/27の発電量:273kWh (売電額: 11,793円)

もう1区画の発電量も、344kWh, 284kWh, 278kWh でした。

ちなみに、熊本県球磨郡では、過去最高の1日発電量は、昨年の5月に記録した317.9kWh でした。すでに、球磨郡での過去最高の1日発電量を2月の時点で超えてしまいました。

球磨郡の同じ日の発電量は、143.2kWh(曇りのち晴れ), 207.6kWh(曇りのち晴れ), 100.1kWh(曇りのち雨)でした。もともと、北杜市と球磨郡では日射量にかなりの違いがあることは知っていましたが、これほど違うとは…。

 

 

 

 

 

 

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山梨の太陽光発電がスタート

2016-02-09 22:31:02 | 太陽光発電

 

2年越しで準備を進めてきた山梨県北杜市の太陽光発電がようやく2016年1月下旬にスタートしました。

  

1区画54.6kWで、2区画での発電です。この山梨の空がいいですね。何とも言えないすがすがしい感じで。

今回、2区画のどちらにも遠隔監視としてサニックスアイワイドを取り付けました。(サニックスアイと商品は同じですが、障害検知時の駆けつけサービスは含まれていません。それを、ワイドと呼ぶようです。なんか逆のような気がしなくもないですが…)

熊本の太陽光発電の遠隔監視はエコめがねですが、今回、太陽光システム販売業者の勧めもあり、サニックスにしました。金額は、エコめがねの半額(サービス利用料はエコめがねと同じく10年間分が含まれた金額)でした。

今となっては貴重な、売電単価:40円/kWhです。ただ、実は1年半も前に一度連系しているので、その権利は残り18.5年しかありません。まぁ、何事もすべてうまくいくわけではないですし、あまり欲を出しても仕方ないので、これ以上ロスが出ないように対策を講じていきたいと思います。

 

今回の発電システムの価格は以下の通りでした。(1区画あたり、税込)

  • 太陽光発電システム一式(パネル54.6kW) 1,645万円
  • 土地代 250万円
  • 設置・工事費 254万円
  • 諸経費 65万円
  • 移設費 53万円
  • 連系費(2回分) 98万円
  • サニックスアイ(センサー・通信費・工事費など) 31万円

合計 2,396万円

  • 財産保険(5年) 17万円
  • 休業補償保険(5年) 2.4万円
  • 賠償責任保険(1年) 0.25万円

 

権利が残り18.5年しかないことも含めて考えると、安い!ということはないですが、まぁ悪くもないかなと。。。

以下に、このシステムの収益シミュレーションを示します。

 

 

 初年: 支払総額2,396万円(内訳:自己資金896万円、日本政策金融公庫からの融資1,500万円(14年、2.15%の元金均等払い)) → 積算収支: -896万円からスタート

仮定:

【共通】

  • 消費税:1年目は8%、2年目以降10%

【収入】

  • 年間発電量:75MWh
  • 売電単価(税抜):40円/kwh
  • 19年間は売電単価一定
  • 発電効率:1%低下/年

【支出】

  • 維持費:12万円(税抜)
  • 公庫への元金および利息支払い(元金均等払い、14年ローン、金利:2.15%)
  • 5年、10年、15年に障害対応費: 10万円(税抜)
  • 0年、5年、10年、15年に保険契約(財産、休業補償、賠償責任):20万円(税抜)
  • 10年後にパワコン交換(9台すべて):300万円(税抜)
  • 10円後に機器に対する延長保証の保険加入:20万円(税抜)

 

上記グラフから6年を過ぎたあたりで、積算収支は黒になり、19年後には2,200万円ぐらいになりました。きちんとパワコン交換費用も考慮して、この試算です。当初、販売業者に確認したところ、オーバーホールで対応するので300万もかからない、せめて50万円だろうとは言われていましたが、それで収支を見積もるのはやはり危険です。保証は10年で切れるため、その時点で新しいパワコンに交換する計画にしています。実際には、壊れるまで使い、壊れたら新規購入設置するつもりです。

このシミュレーションの結果は次の通り:

  • 表面利回り(税込):13.5%  (=初年度売上324万円/初期費用2,396万円)
  • IRR(税引前):15.6%
  • IRR(税引後): 9.3%
  • ROI(対自己資本):3.49 (=(最終積算収支2,232.5万円+初期投資896万円)/初期投資896万円 )
  • ROI(対自己資本)を実現する利回り: 6.8% (ROI(対自己資本)=(1+r)^19 となる r)

やはり売電単価40円と日本トップレベルの日射量が効いてますね。

 

 

 

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太陽光発電の実績(~2015年下期)

2016-02-08 21:31:50 | 太陽光発電

太陽光発電の実績のアップデートです。

見込については、業者によって損失係数の見積もりが変わるため、NEDOのデータをもとに
Ep = 月平均日射量 * システム容量 * 日数 * 0.85 (損失係数)
として算出した値としています。

 ■ 熊本県球磨郡(2013.11.1~、システム容量 49KW、傾斜角10度) (自己保有)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 平均(/day)
日射量(人吉) 2.58 3.22 3.64 4.43 4.66 4.04 4.60 4.70 4.03 3.66 2.67 2.39   3.72
Ep(MWh) 3.3 3.8 4.7 5.5 6.0 5.0 5.9 6.1 5.0 4.6 3.3 3.1  56.6  0.155
2013年実績(MWh)                     3.6 3.1    
2014年実績(MWh) 4.2 4.0 5.8 5.9 7.1 5.0 5.9 4.9 4.8 5.1 3.4 3.2  59.3  0.162
2015年実績(MWh) 3.9 3.7 5.5 5.2 6.3 3.7 4.9  5.9  5.3  5.8  3.0  3.3  56.5  0.155

※ ()内の数字は見込み。Ep(期待値)より実績が低い場合は、赤字で表記。

2015年(3年目)の実績はEp(期待値)どおりでした。6月から7月は雨が多かったせいで平均を下回っていましたが、秋に挽回しましたね。

 

  ■ 山梨県北杜市(2013.4.19~、システム容量55KW、傾斜角20度)  (北杜市の太陽光発電業者から提供いただきました)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計 平均(/day)
日射量(大泉) 3.77 4.31 4.67 5.09 5.06 4.58 4.58 4.93 3.92 3.79 3.64 3.57   4.33
Ep(MWh) 5.5 5.6 6.8 7.1 7.3 6.4 6.6 7.1 5.5 5.5 5.1 5.2  73.7  0.202
2013年実績(MWh)         7.9 5.5 8.0 7.7 7.2 6.0 6.9 6.6    
2014年実績(MWh) 7.0 5.4 7.8 8.7 6.8 6.7 7.7 5.4 6.7 5.7 5.4 5.8  79.1  0.217
2015年実績(MWh) 6.3 6.3  7.2  8.2  7.8  5.7  8.2  4.7  5.5  6.1  4.1  5.5  75.6  0.207

※ ()内の数字は見込み。Ep(期待値)より実績が低い場合は、赤字で表記。

 やっぱり山梨は2015年実績も高いですね。太陽光は、どこでやるかが重要だと改めて感じます。

 


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賃貸物件の条件

2016-02-06 21:51:15 | 不動産賃貸業

先日、賃貸募集をお願いしていた業者さん(エリッツ)の店長さんに、賃貸借契約書を受け取る際に、現在の賃貸市場の需要と供給の状態や、どういったニーズがあるのかなど結構詳しく聞く機会がありました。

まとめるとこんな感じです。

  • 需給バランスについて
    • 需要が追いついていないという状況はあるでしょうか。→それはない。
    • 需要が減少しているとか、ここ数年どんな傾向でしょうか。→特に変化はない。
  • 戸建てのニーズ
    • どういった人が戸建てを選びますか。→多くはマンション希望が多い。ただ、ペット不可というところも多いし、駐車場は別途契約することが必要。そのため、もし金額的に少し厳しいといった場合には、同じ金額帯で駐車場付き、かつマンションよりもちょっと広い戸建て物件を紹介すると、かなり興味をもって戸建ても検討されるパターンが多い。
    • 戸建てで重要な要件は何でしょうか。→先ほどの理由から駐車場付きかつペット可だと決まりやすい。ペット可の場合、敷金を増やしたり、家賃を2-3千円ほど増額してもよい。
    • 駅までの徒歩時間はどういう感じで影響しますか。→だいたい徒歩10分以内かどうかが分かれ目。徒歩3分も徒歩10分も大きな差はないが、徒歩15分だとマイナス要因になる。
    • テラスと戸建ての違いはありますか。例えば、テラスは音を気にする人が多いとか。→関係ない。
    • 築年数は関係しますか。→築年数というよりも内装の状態が大事。一般に築古=内装がボロボロという印象があるため、築古を敬遠するということはあるが、トイレ・浴槽の水回りをきれいにしていれば関係ない。また、外観はやや古いという印象を与えても、内装がきれいであれば、外観の悪い印象を覆せる。外観も内装も古いと家賃が低くてもなかなか決まらない。
    • 下水、特に浄化槽は本下水に比べてマイナス要因になりますか。→汲取りはマイナスだが、浄化槽かどうかは関係ない。
    • トイレのウォシュレットがないのはマイナス要因ですか。→いや、自分で取り付けができるため、あまり関係ない。ただ、トイレに電源がないと、取り付けができないのでそこはマイナス要因になる。
    • 間取りや広さはどうでしょうか。→広さ的には50平米はほしい。また、1つの部屋が狭く部屋数が多いのは使い勝手が悪い。LDKがあるのが理想。そうでなくても、キッチンと居間が階段などで仕切られているとマイナス要因。
    • 校区指定で探している人が多い。例えば、子供を転校させない地域に住みたいなどの理由。

ということで、条件としては、

  • 駅から徒歩10分以内
  • 汲取り不可
  • 延床50平米以上
  • トイレ・浴室はきれいな状態
  • 間取りに注意
  • 住居が多い校区をターゲットにする(←母数が大きい集団をターゲットにできる)

という感じですね。

土曜日で忙しい時間帯でしたが、パソコン画面で、戸建て賃貸物件に対して、募集中の物件やすでに決まった物件などの写真や募集条件などを見せていただきました。その際、この物件のここが悪くてなかなか決まらない、とか、これはこれこれの要素で瞬時に決まったとか、このエリアはファミリー向け物件が少ないため戸建ての需要が他と比べて高い、など、かなり具体的な話をいただき、とても参考になりました。

ちなみに、瞬間で決まった物件というのは、家賃5.5万円なのに、リフォーム済み、かつ家具付きです。築30~40年くらいで外観も築古を感じさせる物件で、延床は50㎡弱と広くはないですが、それ以上に内装がかなり綺麗でした。どうもお孫さんが住む予定でリフォームをしたらしいのですが、結局そうはならず、賃貸物件にしたという物件です。相場からして、6.5~7万円で募集してもいいような物件が5.5万円でしたから、募集開始直後に決まったとのことでした。

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すぐに始められる節税対策

2016-02-06 14:51:53 | 資産運用

先日、会社の飲み会で節税が話題になりました。

そこで、ここで簡単に私が知っている範囲でいくつか節税対策を挙げたいと思います。

事業や不動産賃貸業などをしていなくても、だれでもできる節税対策:

  • ふるさと納税
  • 扶養控除

ふるさと納税により、住民税を実質的に減額することができます。

扶養控除は、通常子どもについては自動的に会社でやってくれますが、自分や妻の両親はそれぞれの状況から、扶養するしないを判断する必要があります。生計を一にしているのであれば、税法上の扶養にできますし、それによる節税効果はかなり期待できます。

 

次に、ちょっと投資に絡む節税です。

最近はやりのソーシャルレンディング等の匿名組合契約による収入は雑所得の扱いですが、これも経費を計上して、節税をすることができます。多額の経費を計上して雑所得が仮にマイナスになったとしても給与所得の損益通算はできませんが、例えば、パソコンの購入費用(もしくはその一部)や契約書類の郵送代など、この投資を行うにあたって必要な費用を計上できます。

これは実際に支払った経費なので、そのために無駄なものを買ってしまうのは本末転倒ですね。

 

そして、さらに節税をしようと思えば、あとは事業を起こすことが必要になってきます。別に法人でなくても個人事業主でも可能です。

  • 経費計上による節税
  • 減価償却による節税
  • 税法上の特別な取り扱いによる節税

経費計上による節税とは、例えば自宅で事業を営む場合には、自宅の家賃や光熱費の一部を経費として計上できます。もともと自宅として使っていた場所の一部を事業を行う場所としても利用するため、その経費の全部を計上するのはアウトですが、その一部であればOKです。(一部というのはどれぐらいが適切かは微妙ですが・・・)

減価償却による節税は、太陽光発電設備や不動産賃貸業の場合の建物価格に対して、その費用の一部を毎年経費として計上し、課税所得を減らすという方法です。また、この減価償却の金額はかなり大きな金額になることもあるため、これらの事業所得が最終的にはマイナスとなることがあります。その場合、給与所得があれば、それと損益通算をすることで、給与所得に対する税金を減らすことにもつながります。

最後の税法上の特別な取り扱いによる節税とは、青色申告特別控除や青色事業専従者給与および白色申告専従者控除などです。

 

こういったルールをうまく利用することで、節税ができます。

ご参考まで。

 

 

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