サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

定期預金の自動継続

2007-04-25 10:58:00 | 資産運用
定期預金の自動継続で10年後に消滅時効が成立するかどうか最高裁で判断されたそうです。

定期預金の自動継続「時効」認めず 最高裁「解約申し出後起算」(gooニュース)

==上記の一部抜粋==
藤田宙靖裁判長は消滅時効の起算点について「解約の申し入れで自動継続されなくなった最初の満期日から進行する」と初判断。「継続停止の申し出をするか否 かは預金者の自由に委ねられている。初回満期日前の継続停止の申し出が可能だからといって、払い戻し請求権の消滅時効は初回満期日からは進行しない」と述 べ、自動継続期間中に解約の申し入れがなければ、時効は進まないと判示した。
==================

わたしにとってはこんなあたりまえのことが、しかも最高裁で判断されるとは驚きでした。
「継続停止の判断は預金者の自由」なんて当然ですよね。また預金時に本人が自動継続することに同意しているはずですから、本人はほったらかしにしているわけではなく、毎年毎年利子が増えていることを期待しているはずです。なのに、毎年自動更新で膨らんだ利子を10年後に受けとろうとしたら、利子だけでなく元本も受け取れないなんて・・・。どこからそんな発想がでてくるのか理解できないです。
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授業参観で感じたこと

2007-04-25 09:46:03 | 日記
先日、妻とともに子ども(小学校低学年)の授業参観に行ってきました。1クラスの生徒数30人くらいで、国語の授業でした。最初に、教科書のお話を朗読し、その中のある段落における登場人物の感情の変化を文面から読み取るような内容でした。
率直な感想としては、登場人物の感情の変化という題材に対する授業の展開方法として、もっと改善の余地があるのではないか、と感じました。

これは授業に限らず、ビジネスでもそうですが、何かを行ううえで必ず目標および目的を明示して、みながそれを理解した上で、目標に向かってそのために必要なアクションを行うことが重要ではないかと思っています。この授業の例で言えば、今日の授業では「~はどんな気持ちだったかみんなで考えてみよう!そうすれば、次の段落でどうして~がXXXをしたのかきっと分かるよ。」としたうえで、授業を進めていくべきではないか、ということです。
実際の授業では、いきなり朗読から始まりました。
  1. まずはみんなで1回朗読しましょう。
  2. この段落だけもう1回朗読しましょう。
  3. ~はこのときなんと言ったかな。
  4. どんな気持ちだったかな。
  5. 次に~はなんと言ったかな。
  6. そのときにはどんな気持ちだったかな。また、それはさっきとどう違うかな。

ゆとりの教育と以前より叫ばれていますが、私はそれよりも実社会で本当に役に立つ教育をしていただきたいです。受験勉強は、受験のための勉強になってしまっています。大学での授業が理解できるレベルがあれば、その大学への入学資格が得られる仕組みにするなどして、もっと実社会で役に立つ教育をすべきではないでしょうか。小学校は目的や目標を考える癖をつける、中学校はプロジェクトを計画しいわゆるWBSを作ったり、ファシリテーションのスキルを身につける、高校生はより大きなプロジェクトのマネージメントの経験をさせる、など。これらを繰り返すことでそのための思考プロセスが習慣化され、社会にでても苦もなく実施できるはずです。

その後、家庭訪問があり、目的や目標を考える癖をつけるような指導を行ってほしい旨、頼んだところ、一応そのような意識でやっていただけるとのことでしたが、実際にどうなるかは?です。



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質量が存在する理由がわかったらしい

2007-04-25 00:03:10 | サイエンス
質量が存在する理由が分かったそうです。

これまでクォークの質量の98%が説明できなかったのですが、今回スパコンによる膨大な計算の結果、「カイラル対称性の自発的破れ」が引き起こされている(つまり質量がゼロではない)ことを厳密に検証できたらしいです。

格子QCDにおいてカイラル対称性の自発的破れを厳密に取り扱えるオーバーラップ・フェルミオンと呼ばれる計算手法によって、厳密に計算した結果、カイラル対称性の自発的破れを仮定した計算結果(予言)を非常によく再現していたため、その破れが起こっているはず、という論法です。

話が少しそれますが、宇宙にはダークマターと呼ばれる物質が存在していると言われています。宇宙に存在する星や銀河の重力運動から、観測されているバリオンの10倍から100倍くらい存在している、つまり宇宙のほとんどはダークマターで占められていると言っても過言ではありません。宇宙最大のなぞのひとつですが、これも、カイラル対称性の破れ、あるいは、その他良く分からない素粒子理論で説明されてしまうのかもしれません。

自分には、そんな難しい理論で説明されても良く分からないし、ピンとこない、あ~そういうことだったのか、という気にもならないでしょう。ダークマター問題は、ぜひともすっきりとした説明で解決されるとうれしいのですが。
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ベトナムファンドはまだ時期尚早!?

2007-04-22 00:03:10 | 資産運用

4月20日のgooニュースで「ベトナムに日本の個人マネーが流入、個別株の直接取引も」 の記事が掲載されていました。この記事の中で
「株式市場が創設されて10年足らずのベトナム市場は、「国有企業が徐々に株式会社化され民営化されていく課程に究極のキャピタリズムがある。今後3─5年はかなり高い成長率が見込める」(岡三証券 証券情報部 アジア情報室のシニアストラテジスト高橋正樹氏)」
に触発され、ベトナムを含むVISTAと呼ばれる市場にも50万円ぐらい投資してみようかなと思っています。


ベトナムあるいはVISTAのファンドは以下などで購入できるようです。

ベトナムなど、やはりBRICsに比べてVISTAの市場規模が小さいことによる株価への影響が懸念されているようなので、まずは50万円程度から、またVISTAの各市場に分散投資する、大和証券のJPM・VISTA5・ファンドを購入しようかなと思います。

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投資信託による毎月100万円の収益増加

2007-04-09 23:42:50 | 資産運用

私のブログを読んで頂いている方がいるのはとてもうれしいですね。
そのような方の多少の参考になればと思い、私の 資産運用についてご紹介したいと思います。

結果的には、現在平均して投資信託の年平均利回りは15%で、だいたい毎月の収益は100万円程度になっています。

私が資産運用を考えるようになったのは今から5年くらい前だったと思います。当時、銀行の金利はほとんどつかない も同然(今もあまり変わりませんが)で、貯金は貯まるものの何かもっとよい運用方法はないかと考えていました。そこで、株や債券などよりも安全で、銀行よ りも利回りがよかった公社債投信(当時は1%程度)をはじめました。しかしなぜか私が始めた頃から公社債投信も利回りがさらに悪化し、結局0.1%ぐらい しかなく、1年で解約しました。その次に目をつけたのが、国債でした。当時、個人向け国債(10年)が発売開始された頃で、この国債と普通の10年ものの 国債を購入しました。そんなことをしている間に、以下の書籍にめぐり合ったのがもっと本格的に資産運用を考えるきっかけになりました。< br>「内藤忍の資産設計塾」(内藤忍著;自由国民社1600円)
巷には、「株で1億円の資産を築く」とか胡散臭い本が並ぶ中、この本を手にとって見たときには、これが本当の意味での資産運用を知る ことができる本ではないかと思い、購入した記憶があります。内容について、賛否両論あるようですが、株で1億の資産を築くとか、100万円を1億円にする とか、よりははるかに優れた書籍です。資産運用の基礎知識を習得し、ポートフォリオの重要性が理解できた本でした。その後、
「投資戦 略の発想法」(木村剛著;アスコム1800円)
では、長期投資の重要性を理解し、
「敗者のゲーム」(チャール ズ・エリス著;日本経済新聞社1600円)
では、インデックスファンドの重要性を理解しました。
他にも数冊読み ましたが、内容としては上記3冊に包含されているため、ここでは割愛します。

これら書籍を読んで、自分は投資信託による長期運用をすべきだと確信しました。その後、相場として基準価額が低い時を利用して大量取得 するなどして、2005年2月頃から投資信託を買い進め、結局理想となるポートフォリオの完成におよそ1年かかりました。

現在のポートフォリオ構築において購入した投資信託は以下のとおりです。


アセットクラス 種別 投資信託 販売手数料 信託報酬 販売会社
日本株式 インデックス 中央三井日本株式インデックスファンドs 1.05% 0.63% ソニー
日本株式 アクティブ さわかみ投信 0 % 1.05% さわかみ
日本株式 小型グロース インベスコ・成長株オープン 2.10 % 1.05% ソニー
日本株式 小型グロース 富士日本成長株オープン 2.63% 1.63% みずほ
世界株式 インデックス 中央三井外国株式インデックスファンドs
1.05% 0.84% ソニー
世界株式 欧州株 フィデリティ・欧州株ファンド s
2.10% 1.61% ソニー
世界株式 中国株 ダイワ・チャイナ・ファンド 3.15% 1.60% 大和
世界株式 中国株 HSBCチャイナ・オープン 3.15% 1.89% 新生
世界株式 インド株 HSBCインド・オープン 3.15% 2.00% 新生
世界株式 インド株 PCAインド株式オープン 3.15% 1.29% ソニー
世界株式 ブラジル株 HSBCブラジル・オープン 3.15% 2.00% 新生
世界株式 ロシア・東欧株 SGロシア東欧株ファンド 3.15% 0.93% 新生
外国債券 インデックス 中央三井外国債券インデックスファンドs 1.05% 0.74% ソニー
外国債券 グローバル ダイワ・グローバル債券ファンド 2.10% 1.31% 大和
外国債券 欧州 グローバルボンドポート D 1.05% 0.89% みずほ
外国債券 資源国 エマージング・ソブリン・オープン 2.10% 1.65% 新生
外国債券 米国債券 USハイイールドオープンBs 3.15% 1.47% みずほ
その他資産 バランス バランス50 s
2.10% 1.58% みずほ
その他資産 バランス バランス70 s
2.10% 1.58% みずほ
その他資産 REIT ダイワJ-REIT 1.05% 0.76% 新生
その他資産 REIT DIAMワールドリートインカム 2.10% 1.66% ソニー
その他資産 資源国・金 ブラックロック・ゴールド・ファンド 2.10% 2.10% ソニ-
(注)販売会社の選定のポイントは販売手数料が少ないことです。また、投資信託の選定ポイントは、信託報酬が少ないことです。投資信託の名前 の後に s がついているのは、スイッチングが可能なことを示しています。

アセットクラスごとの資産の割合を、左図「資産ポートフォリオ」に示します。

「日本債券」は、個人向け国債(10 年)です。
「その他資産」とは上記投資信託の「その他資産」であり、流動資産(定期預貯金・普通預金)は含まれていません。
「外国債券」には、上記投資信託の「外国債券」の他に、US$によるMMFが含まれます。

実際に、これらを運用した結果の収益の増加を、以下のグラフ「収益変化グラフ」に示します。


運用当初(2005年4月)から現在(2007年4月)まで収益(単位千円)がどのように増えていったか(減っていっ たか)が折れ線グラフで示されています。また、黄色の線は、100万円/月の増加を示しています。2006年5月と2007年3月に大きくくぼんでいるの はいずれも世界同時株安による影響です。そのときをのぞけば、だいたい150万/月から200万/月の増加になっています。2007年3月での世界同時株 安の機会に、以前から投資信託による運用をしたいと言っていた妹に委託されて200万円ほど投資信託を購入しました。

世界的な投資家ジムロジャースの言葉だったと思いますが、世界同時株安のときには「株の暴落は天からの贈り物である」という言葉をいつも思い出 すようにしていますが、なかなかそんな境地にはまだ達してはおらず、2007年3月の株安時には2日で500万円ほど収益が減り、内心ちょっと不安になっ てしまいました。(^^;

2005年の収益の主な要因は日本株高、2006年では米・欧・中・インドでの株高と円 安、2007年はREIT(特にJ-REIT)の高騰です。資産を分散することで、リスクをできるだけ減らし、あとは時間を見方につける、というまさしく 長期分散運用のスタンスです。

現在、年利回り15%ですが、これは続かないにしても長い目で見て投資信託全体とし て年平均7-8%の収益が上がれば本当にありがたいと思っています。

今回は、結構長くなってしまいましたが、ご参考になれば幸いで す。
(表を書くのに苦労しました。^^; )

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【修正履歴】
4/24: 「収益変化グラフ」のサイズを大きくしました。
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