サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

ソーシャルレンディングの節税

2019-02-23 21:36:33 | 匿名組合

ソーシャルレンディングの節税という記事を、あるサイトで見つけました。

内容としては、収入が少ない奥さんにやってもらった方がいい、ということですが、確かにそう思います。

だからといって、夫の資金を妻名義の口座に移すと110万円を超えたら贈与税がかかってしまいます。

私がやっているのは、金銭消費貸借契約書を妻とかわしてお金を貸し付け、そのお金で妻が資産運用する、という方法です。

金利は0.01%にしているので1,000万円貸しても、利子は年間1,000円。郵便局の定額貯金の金利と同じです。

金銭消費貸借契約書を紙媒体で作ると収入印紙が必要ですが、パソコン上で作っておけばそれも必要ありません。

この方法が一番ベストだと思います。

 

 

 

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ソーシャルレンディングでの損失計上は難しいかも…

2018-12-11 21:12:32 | 匿名組合

今年は、グリーンインフラレンディングやガイアファンディングで案件の遅延が発生してしまいました。

万が一、完全にデフォルトとなり出資金も返還されなかった場合、どのような処理になるのか、調べてみました。

 

法人であれば、雑損失など何かしら処理の仕方があるように思います。ただ、投資家は匿名組合契約にもとづきソーシャルレンディング会社に出資しているわけで、投資家が直接、借り手に対して金銭を貸しているわけではないため貸倒引当金や貸倒損失での処理とも違うのかなと想像します。

個人(個人事業主含む)の場合は、匿名組合契約の収益は雑所得として扱われます。もし、この雑所得を得るための何らかの必要経費があれば、それを差し引いた額に対して、総合課税方式により税金がかかるわけです。

もし、出資金の一部もしくは全部が棄損した場合、それらを必要経費として処理することができるのかどうかが、論点です。

法人であれば「貸倒損失」という勘定科目があるのは事実です。しかし、出資金はあくまでも出資であり、お金を貸しているわけではなく、まして法人ではない個人であれば、棄損した額を必要経費としてもよい、という理由が見当たりません。もちろん、損失を被った場合、何かしらの方法で税金を少しでも安くしたい、という気持ちはとてもよく理解できるのですが。

 

ソーシャルレンディング会社の1つであるSBIソーシャルレンディング(以下、SBISL)の【よくあるご質問の手数料・税金について】を見ると、

--- 以下、SBISLのWebサイトより抜粋 --

質問「複数のファンド(A, B)に出資しています。Aでは利益が、Bでは損失が発生しました。確定申告時に損益通算できますか?」

回答「はい、できます。弊社が運営する複数ファンドの利益・損失を通算することが可能です。
   ただし、確定申告の際にご不明な点がある場合には、国税庁又は所轄の税務署等までご確認ください。」

--------------

との記載があります。つまり、損失が必要経費として処理できるらしいのです。このような見解は、税務署で確認したものかどうかSBISLに質問したところ、以下の回答をいただきました。

--- SBISLからの返答  ------

弊社の各ファンドに投資いただいた場合は、弊社との匿名組合契約にもとづく『匿名組合出資』でございます。
弊社から投資家の皆様へお支払いたします、分配金は、原則雑所得として総合課税され、他の所得と合算して通常の所得税率により課税されます。

営業者である弊社は、「雑所得」である匿名組合契約にもとづく利益分配金を、その支払の際、支払額について20.42%の税率で(所得税20%と復興特別所得税0.42%)計算された源泉税を控除した額をお客様の分配用口座に送金しております。その後、弊社がその源泉税を税務署に支払っております。

誠に恐れ入りますが、損失確定時の源泉徴収につきましては、匿名組合の分配金どうしでの(雑所得)損益通算が可能でございますが、
お客様ご自身でご申告いただく必要がございます。

弊社では、確定申告用資料としてご利用頂ける「年間取引報告書」を、毎年1月下旬~2月の間に、マイページ上のメッセージボックスへ、
PDFにて交付致しております。(弊社での交付準備が整い次第の交付となります。)

なお、弊社のホームページに記載の【よくあるご質問の手数料・税金について】につきましては、国税庁、税務署の見解で相違ございません。

この度は、税制等の詳細について申し上げることができず、誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 --  ここまで  --

損益通算が可能というのは、国税庁・税務署の見解とのこと。

そこで、地元の税務署へ相談に行ってきました。

持参した資料は

  • ガイアファンディングのWebサイトの投資スキームのページ(私がガイアファンディングに投資しているため)
  • 2018年分配予定額明細
  • 「運用中のファンドにつきまして全ての案件が期限の利益を喪失しております。」という説明ページ
  • 貸出元本金額が記載された口座情報
 
その場での即答はできず、一旦は預かり事項となりましたが、その後の正式な回答は次のようなものでした。
 
仮に元本が棄損したとしても、それを必要経費として処理することは現状ではできない。国税庁からの指針文書も含め調査したが、このような事案(ソーシャルレンディングへの投資の結果デフォルトとなった場合)について統一した見解が国税庁からも示されていない。SBISLのWebサイトで国税庁・税務署の見解として示されている、という内容については、もしSBIがその回答の根拠を示す国税庁もしくは税務署からの文書を保有している場合、その文書を拝見させてもらえるのであれば、その内容を確認したうえで改めて検討することは可能。なお、現時点での回答であり、近い将来、国税庁から救済措置という意味で必要経費として処理してもよい、という統一見解が示されることはあるかもしれない。」
 
というものでした。
 
SBISLのWebに記載された内容とは異なる見解ではあるものの、こちらの回答が個人的には正しいように思います。SBISLにさらに問い合わせても、税務署の指示に従ってほしいと言われるだけのようにも思うため、一旦この件は、このままにして、もうしばらく様子を見たいと思います。
そして、本当にソーシャルレンディングで損失が確定した段階で改めて税務署に再度問い合わせようと思います。
 
 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

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グリーンインフラレンディングで一部の案件が募集停止

2018-06-15 08:37:52 | 匿名組合

maneoグループの1つであるグリーンインフラレンディング(GIL)について、一部の案件の募集停止が発表されました。

以下、GILのWebサイトのニュースから一部抜粋

----  (一部抜粋) ---------------------------------------

2018年6月11日
maneoマーケット株式会社

1)対象ファンド
① 【第15弾】バイオマス発電ローンファンド
第1次募集~第28次募集(募集総額 5億円)の内、第26次募集~第28次募集分を停止しております。

② 【第21弾】メガソーラーローンファンド
第1次募集~第25次募集(募集総額 5億円)の内、第18次募集~第25次募集分を停止しております。

2) 募集停止の理由
当社において、対象ファンドに関して確認を要する事項の存在を認識したため。

3) 今後のファンド募集予定
確認の結果を受け、募集再開の可否を判断いたします。

--------------------------------------------------------------------

2) の当社というのは、GILではなく、maneoマーケットのことです。また、次回の報告は6/19の予定とのこと。

また、素直に読めば、3) の今後のファンド募集とは、停止した①と②のファンドのことであり、これらとは全く別のファンドには影響がないように読めます。しかし、最後のファンド募集から1週間ほど新規の案件募集は無く、6/14に【第1弾】200億円突破記念ローンファンド(第1次募集)(募集額:2,000万円)がようやく出てきました。

この200億円突破記念ローンはこれまでとどうも様子が異なります。

  • 第1次募集とありますが、第2次募集などはなく、単発募集です。
  • 担保なし・保証なしの案件。過去に担保なしという案件はなかったのではないでしょうか。(詳しく全部調べたわけではないですが、おそらくないと思います。)案件の説明を見ても担保のことはなにもなく、スキーム概要には、GILの担保・保全の欄には、債権について譲渡担保権設定。貸付先である事業者Aには担保の記載がありません。したがって、何の担保も取らずに、事業者Aは最終貸付先である事業者Tに融資をしています。万が一、事業者Tがこけたら、その債権をもとにGILは回収するしかなく、GILと事業者Aとの貸付契約はノンリコースローンの取扱いであることから、事業者Aに対してもそれ以上のことはできないと思います。
  • すぐにこの案件は成立しましたが、その後、新規に新たな案件は1日経った今でもでていません。なぜ、この案件だけ、単発でポンとでて、また静かになったのか。。。
 
ここからは憶測ですが、、、
 
すでにこの事業者Tには7億の融資を実施済みであり、今回の融資の目的は「業務委託料の残金」とのことです。何かしら不動産や固定資産を調達するわけではないため、担保なし・保証なしとなったのかもしれません。7億の融資ということは担保価値はそれ以上あるでしょうから、万が一の場合でも7.2億の返済をすることにリスクはないだろう、という判断かもしれません。
 
 
私も、この2つの案件にそれぞれいくらか投資をしていました。
今回の突然のファンド募集について、まだ原因はよくわかりませんし、実際には瀧本さんの5/11のメルマガでも
 
----  5/11 メルマガ 一部抜粋   --------------------------
プラットフォーム提供元のmaneoマーケット社として、 この11プラットフォーム全ての
・案件の中身(ただし、案件の確実性の審査は限定的です) 
・資金の流れ
・募集画面との不一致がないかどうか
について、今まで以上に注視して参ります。
すでに注視を行う人材も補充しました。
 
--------------------------------------------------------------
との話があり、今回、精査した結果何かしらの問題を見つけたので緊急停止ということかもしれません。
問題が大きくなる前にその予兆をとらえ、対処をしていただいているのは大変ありがたいことであり、ますますmaneoグループへの信頼が高まりました。
ただ、そうはいっても、GILに正常ではない、何かしらの問題が発生したことも事実でしょう。
 
ソーシャルレンディングは、株やFX、投資信託といった、ハイリスク・ハイリターンの投資とは違い、地道にコツコツと資産を築くことができる大事なポートフォリオの1つという位置づけであり、間違っても資産を減らすようなリスクにはなるべくさらしたくない、という思いもあります。もちろん、投資である以上、リスクはついて回るわけですが、そのリスクを自分がどの程度想定しているのか、その想定の範囲内で運用が可能なのかどうか、改めて考えるいい機会になりました。
現在、ソーシャルレンディングはこの10年で爆発的に増えましたね。今は、投資家が多くのプラットフォームから案件を選べる時代です。今回の問題がどのようなことなのかわかりませんが、どうしてもこういったことが起こると、他のプラットフォームへとユーザが流れてしまうことも仕方のないことでしょう。しかし、それを恐れて何も表に出さないよりはよっぽど信頼できるわけです。その意味では、応援したいとも思うんです。でも、万が一、資金回収ができないとなると、応援したいとか言っている場合ではない、ということもあります。。。
 
(追記)
【第1弾】200億円突破記念ローンファンド(第1次募集) は、6/15 の夕方に、キャンセル扱いとなりました。
理由は「事業者Aの都合によりキャンセルとなりました。」とのことです。
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Green Infra Lending における早期償還(2017年)

2018-01-17 21:05:31 | 匿名組合

今では再生エネルギー(太陽光や風力、水力、バイオマスなど)を対象としたソーシャルレンディングである Green Infra Lendingができていますが、このサイトができる前に、maneoで太陽光発電事業を目的としたファンドがリリースされたことがありました。2016年夏ごろです。

メガソーラープレミアムローンファンドと呼ばれるファンドで、運用期間は12ヶ月や18ヶ月、また利回りは13%と、当時としては類を見ない高金利でした。

私は、【第3弾】メガソーラープレミアムローンファンド9号に投資したのですが、わずか2か月で早期償還となりました。これらソーラーファンドには、「※早期売却の可能性が高い案件です。」との注意があり、まさにその通りの状況でした。「太陽光発電所開発案件として事業者・ファンド、投資家等に販売し、販売後の売却代金を原資に返済がおこなわれます。」との記載がありますので、おそらく想定よりも早くに売却がなされたのでしょう。

早期償還がいい悪いは別として、このようなソーラーファンドは他のファンドと比べて早期償還されるケースが多いのかどうか気になりました。

今は、こういった再生可能エネルギーを投資対象とした Green Infra Lendingがありますので、実際に自分自身で投資を行い、早期償還が多いのかどうか調査してみました。

 

期間は、貸付実行日が 2017年1月31日から2017年12月26日までの1年弱です。この間に、実際に私が投資したファンドは40件です。(募集ファンドは41件ありましたが、うち1件は投資のチャンスを逃しました。もう少し正確に言うと、その案件は「【第3弾】100億円突破記念ローンファンド」であり、第13次募集まで行われる予定なので、まだ投資しなくても大丈夫だろうと思っていたら、第6次募集で打ち切られてしまいました。

なお、このファンドの件数とは、第n次募集のように、複数に分けて募集していたファンドは同じファンドとしてカウントしています。これは、早期償還や配当遅延は、募集の第n次とは関係なく、すべての募集について同様に起こると考えられるからです。つまり、あるファンドが第1次から第10次募集まであれば、もし早期償還や配当遅延が発生した場合、第1次から第10次のすべてのファンドについて同じく起こるということです。第1次は早期償還され、それ以外は満期償還なんてことはないはず(たぶん)。

まとめると、以下の通りです。

  • 対象ファンドの貸付実行日:2017年1月31日から2017年12月26日(40件)
  • 配当遅延もしくはデフォルト:0件
  • 償還済み:7件 (内訳  満期償還:5件  早期償還:2件)
  • 満期償還ファンド(5件)の運用期間
    • 4ヶ月…1件
    • 5ヶ月…2件
    • 6ヶ月…1件
    • 8ヶ月…1件
  • 早期償還ファンド(2件)の運用期間
    • 5.5ヶ月(当初の予定:8ヶ月)
    • 4ヶ月(当初の予定:7ヶ月)
 
まだ、償還された件の数は少ないですし、つい最近配当が始まったものもありますので何とも言えない部分もありますが、すでに償還されたデータだけを見ると、Green Infra Lending は極端に早期の償還が多いとは言えない感じです。
しばらく様子を見て、1年後くらいに、また状況を整理したいと思います。

 ちなみに、こんなことをしなくても、直接聞いたらいいんじゃない、と思われるかもしれませんが、実は聞いたことがありました。その時の回答は、以下でした。

「再生可能エネルギー事業につきましては、事業として投資家やファンドに売却するのが出口となります。エンドへの売却が早い場合には償還も早くなります。過去の案件も案件によって様々です。」
つまり、早期償還の有無は個別のファンドの状況に依ります、という、至極当然の回答でした。ただ、問い合わせをしたのは、このサイトが運営してまだ日が浅いので、統計的に何かが言える状況ではなかったということでもあるため、ある程度はやむを得ないのかなとも思います。
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ソーシャルレンディングが熱い

2016-07-09 05:44:12 | 匿名組合

以前は、maneoでの運用にかなり力を入れた時期がありました。時には利回りが10%だった案件もあったのですが、その後、利回りはよくても8%、多くは5-7%ほどになっていきました。その頃には、他に良い投資先があったため、資金をmaneoからどんどん引き上げていたのですが、最近久しぶりに、maneoやガイアファンディング、Crowd Lease などを見てみると、かなり利回りが高い運用先がいくつもあり、ちょっと驚きました。

2016年7月時点では、例えば以下のような案件があります。

  • maneo
    • ガイアファンディングセレクトファンド22号 2案件:2480万円/9% 5万円/5% 運用期間7/12-2/28/2017(7か月) 拘束期間7/11-2/28/2017 実質利回り:8.95%
    • 【第2弾】メガソーラープレミアムローンファンド5号 2案件:2000万円/13% 5万円/13% 運用期間7/13-8/28/2017(13か月) 拘束期間7/12-8/28/2017 実質利回り:12.97%
  • ガイアファンディング
    • 【事業者L社向け】ハワイ州オアフ島米国不動産事業資金ローンへの投資 2案件:3101万円/10% 220万円/5% 運用期間7/2-3/19/2017(10か月) 拘束期間6/24-4/18/2017 実質利回り:8.44%
    • 成立ローン総額10億円突破記念ローンファンド 2案件:1870万円/11% 130万円/11% 運用期間7/7-1/17/2017(7か月) 拘束期間7/3-2/3/2017 実質利回り:9.93%
  • Crowd Lease
    • サマーキャンペーンローンファンド11号 2案件:200万円/10% 5万円/5% 運用期間7/28-7/31/2017(12か月) 拘束期間7/15-7/31/2017 実質利回り:9.54%

※拘束期間とは募集終了日から返済日までであり、運用されていない期間を含む

実質利回りとは、拘束期間に対して、運用によって得られる収益から計算した場合の年利回りです。

実際にはいろいろな案件があるのですが、上記だけを見ると、ガイアは海外への送金期間等があるため、実際の利回りは募集利回りよりもやや劣ってしまいます。

それにしても、maneoの利回り13%前後はすごいですね。昨年までは想像できませんでした。

これなら、不動産や他のビジネスよりも、これ一本にしたほうが楽だし、各案件に対して資金を分散して投資できるのでリスクもある程度抑えられて、いいように思えてきました。。。

 

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