宮代NOW(出来事編)

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忘れてはならないあの日 朗読劇「私たちと原爆」を上演 庄司宮代町長も観劇

2010年07月31日 22時42分06秒 | 宮代ニュース
7月31日、宮代町町立図書館ホールで、宮代町民や町内の小・中学生等が出演して、朗読劇「私たちと原爆」が上演された。庄司・宮代町長をはじめ200名ほどが観劇。「忘れてはならないあの日」への思いを新たにした。



あの日も暑かったという8月6日。



「ピカ」の落ちたヒロシマの地には100年、草木もはえないといわれたそうだ。



その地に、いちはやく芽を出した「キョウチクトウ」。



この、宮代の地にも今、キョウチクトウが咲き誇っている。



緑は人間の心を優しくし、時は忘れることを促す。



しかし、「あの日」を優しく風化させてはならない。



語り継ぐ。語ることで、見つめなおす。



ナガサキの空には8月9日。



朗読劇は、表面、淡々と語られる。



しかし、その証言者の多くは・・・。ヒロシマは「南無妙法蓮華経」と言い、ナガサキは「天国にめされる」と表現の違いはあっても、その証言者の多くは・・・・、と思うと刃のように言葉が突き刺さる。忘れてはならない「あの日」



庄司町長は「繰り返さないためにも、この活動を続けていく」と出演者・観客を前に挨拶。
脚本構成・演出を担当した吉松氏は「来年も・・・」と語り継ぐ決意を表明した。

熱電対の作製に取り組む 宮代町の日本工業大学で「 第8回中学生科学教室」

2010年07月31日 21時12分54秒 | 宮代ニュース
1000度前後の高温や-200度近い低温を測定するときに使われることが多い「熱電対」。これを作ってみようという中学生を対象とした教室が31日、日本工業大学で行われ、15名ほどの中学生が作製に取り組んだ。



この教室は毎年、夏休みの時期に日本工業大学が若者に科学に関心を持ってもらおうと開いているもので、今年で8回目。



日本工業大学の先生が直接、中学生を指導する教室として、また、日本工業大学の充実した実験・工作施設を存分に利用でき、中学生にとっては科学の面白さに触れることが出来る教室として人気がある。



今年のテーマは「熱電対をつくろう」。
中学生の中には「熱電対てなに?」と初めて聞く言葉だったり、存在は知っていてもその原理はわからないという人が大部分。



原理は、1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックによって発見されもので、2種類の違う金属線をつなぎ、つないだ2つの部分に温度差を与えればこの2点間に電圧差が生まれ、その電圧差を測定すれば、逆に、2点間の温度差がわかるというもの。この原理を利用した熱電対は、2つの金属線の組み合わせによって、高温や低温などさまざまな温度が測定できるため、各種の分野で実際に使用されている。



原理は、中学生には難しい部分もあるが、2種類の金属線を結んだだけで温度が測定できるということで、中学生も興味津々。



作製は、1時間ほどで終わったが、どの顔も真剣そのもの。



「理科離れ」が言われているが、理論はともかく、まず作ってみようという「中学生科学教室」は中学生の関心に火をつけたようだ。



出来た熱電対で測定。二種類の金属線の両方の接合部を同じ氷にあてると、当然、電位差はゼロ。



しかし、片一方を氷に、片一方を25度の水につけると電圧計の針が振れる。歓声が起こると思ったが、中学生たちは興奮する前に、キョトン。



「何故振れるの?」。何が起こっているのか、原理を知りたい様子で、科学の不思議への扉を叩いたようだった。