1000度前後の高温や-200度近い低温を測定するときに使われることが多い「熱電対」。これを作ってみようという中学生を対象とした教室が31日、日本工業大学で行われ、15名ほどの中学生が作製に取り組んだ。
この教室は毎年、夏休みの時期に日本工業大学が若者に科学に関心を持ってもらおうと開いているもので、今年で8回目。
日本工業大学の先生が直接、中学生を指導する教室として、また、日本工業大学の充実した実験・工作施設を存分に利用でき、中学生にとっては科学の面白さに触れることが出来る教室として人気がある。
今年のテーマは「熱電対をつくろう」。
中学生の中には「熱電対てなに?」と初めて聞く言葉だったり、存在は知っていてもその原理はわからないという人が大部分。
原理は、1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックによって発見されもので、2種類の違う金属線をつなぎ、つないだ2つの部分に温度差を与えればこの2点間に電圧差が生まれ、その電圧差を測定すれば、逆に、2点間の温度差がわかるというもの。この原理を利用した熱電対は、2つの金属線の組み合わせによって、高温や低温などさまざまな温度が測定できるため、各種の分野で実際に使用されている。
原理は、中学生には難しい部分もあるが、2種類の金属線を結んだだけで温度が測定できるということで、中学生も興味津々。
作製は、1時間ほどで終わったが、どの顔も真剣そのもの。
「理科離れ」が言われているが、理論はともかく、まず作ってみようという「中学生科学教室」は中学生の関心に火をつけたようだ。
出来た熱電対で測定。二種類の金属線の両方の接合部を同じ氷にあてると、当然、電位差はゼロ。
しかし、片一方を氷に、片一方を25度の水につけると電圧計の針が振れる。歓声が起こると思ったが、中学生たちは興奮する前に、キョトン。
「何故振れるの?」。何が起こっているのか、原理を知りたい様子で、科学の不思議への扉を叩いたようだった。
この教室は毎年、夏休みの時期に日本工業大学が若者に科学に関心を持ってもらおうと開いているもので、今年で8回目。
日本工業大学の先生が直接、中学生を指導する教室として、また、日本工業大学の充実した実験・工作施設を存分に利用でき、中学生にとっては科学の面白さに触れることが出来る教室として人気がある。
今年のテーマは「熱電対をつくろう」。
中学生の中には「熱電対てなに?」と初めて聞く言葉だったり、存在は知っていてもその原理はわからないという人が大部分。
原理は、1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックによって発見されもので、2種類の違う金属線をつなぎ、つないだ2つの部分に温度差を与えればこの2点間に電圧差が生まれ、その電圧差を測定すれば、逆に、2点間の温度差がわかるというもの。この原理を利用した熱電対は、2つの金属線の組み合わせによって、高温や低温などさまざまな温度が測定できるため、各種の分野で実際に使用されている。
原理は、中学生には難しい部分もあるが、2種類の金属線を結んだだけで温度が測定できるということで、中学生も興味津々。
作製は、1時間ほどで終わったが、どの顔も真剣そのもの。
「理科離れ」が言われているが、理論はともかく、まず作ってみようという「中学生科学教室」は中学生の関心に火をつけたようだ。
出来た熱電対で測定。二種類の金属線の両方の接合部を同じ氷にあてると、当然、電位差はゼロ。
しかし、片一方を氷に、片一方を25度の水につけると電圧計の針が振れる。歓声が起こると思ったが、中学生たちは興奮する前に、キョトン。
「何故振れるの?」。何が起こっているのか、原理を知りたい様子で、科学の不思議への扉を叩いたようだった。