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宮代町立図書館の指定管理者候補が決定と報告 宮代町議会全員協議会開催

2010年07月28日 20時29分19秒 | 宮代ニュース
宮代町議会は28日、全員協議会を開催したが、席上、執行側から●宮代町立図書館の指定管理者候補に(株)図書館流通センター(本社東京都文京区大塚 谷一 文子社長)が選定された●都市計画税導入などをメインテーマとするタウンミーティングなどを町内6箇所で開催延べ154名が参加し「絶対反対との意見は少なかったように感じた」--との報告が行われた。これを受けて執行側は、今9月定例議会に関連条例案の上程を行う考え方を示した。

町立図書館の指定管理者については、5月24日に募集を開始、5月28日か6月22日を締め切りとして申請の受付を行った。この結果、2グループが申請を行った。
6月18日に第1回の審査会を開催、引き続き6月28日に第2回の審査会を開催して申請グループのプレゼンテーションを聞いた。
これを基に7月23日に第三回の審査会を開催し、委員がそれぞれ採点を行った結果、800満点中620点で図書館流通センターが指定管理者候補となった。ちなみに落選の申請者は479点であった。
執行側では、この結果を受けて、次の9月定例議会に、図書館の指定管理者に図書館流通センターを指定する条例案を上程し、議決されれば、ならし期間を経て来年度から正式に指定管理者に移行する予定。

都市計画税の導入を住民に説明するタウンミーティングは7月3日から町内6箇所で開催され、延べ154名(議員を含む)の町民が参加した。28日の全員協議会では、各会場での主な意見や質問などが紹介されたが、この中で執行側は「何が何でも絶対に反対という意見は少なかったように、個人的には感じた」とした。
28日の全員協議会では154名の参加者をどう評価するかが論議となった。議員からは「もう一度やるべきではないか」という意見などが出されたが「参加者が多くなかったのは、絶対反対ということではないのではないかとも思われる」との考え方も示され、当初の予定通り、9月定例議会に都市計画税導入の条例を上程し、議決が得られれば来年度から導入したいとしている。

【全員協議会を聞いて】
「何故そんなに急ぐ」という館が強い。
次期中期計画(総合計画)が検討されている中で、次々に中期展望と関係する重要案件が出され、決定を急ぐ。拙速の感はぬぐえない。合併できなかったことに対する遺恨の仕打ちといったら言いすぎだろう。しかし、そう感じる町民もいるのではと思うのは私だけだろうか。

議会も、このテンポについていけないのか、後手後手、質問も本質論ではない、事務局から出された資料をなぞる形の対応となっているように見えた。

わずかに「町当局のタウンミーティングは行われたが、議員目線で町民の意見を聞き集約することも大切なのではないか」との提案が行われたのは救いである。全員協議会後話し合いが行われたようである・・・。

全員協議会の論議を聞いていて拙速と感じたのは、指定管理者の申請が2グループしかなかったこと。おまけに次点となったグループの評価点は800点満点の500点弱(全員協議会も傍聴席に資料の配布はありませんので、メモのため不正確であるかもしれませんが)、候補に決定したところとは150点近くの開きがある。十分なプレゼンが出来なかったとしか思えない。

募集をかけてから申請締め切りまで1ヶ月足らず。事前に準備していなければまともなプレゼンテーションは出来ないし、出来たとしても他所で行ったプレゼンの使いまわしにならざるを得ないだろう。無論、宮代町の図書館にあった提案は出来ないだろう。容易に想像がつく。最初からあきらめていたとも想像できるが・・・。
なのに、何故、急ぐ。時間をかければ良いというものでもないが、申請者にじっくり検討させる時間を与えても良いのでは・・・。

都市計画税も同様である。中期計画(総合計画)が立案中の中で、人口増だ道路整備だという理由で都市計画税を導入する。中期計画を達成するためには、こうした財務状況にならざるを得ないので都市計画税が・・・、というのではない。都市計画税を導入してから中期計画を決めようという、まるで、逆の論理としか思われない。

その前にやるべきは、公共改革プログラムの総括と検証であると思うのだが・・・・。