宮代NOW(出来事編)

埼玉県宮代町及び周辺のもろもろ情報

出穂進む 案山子の出番 8月1日から「かかしまつり」 宮代町

2010年07月25日 20時50分02秒 | 宮代ニュース
宮代町地方は猛暑日が続いているが、この暑さを受けて田の稲の出穂(しゅっすい)が進んでいる。



出穂・開花に伴って宮代町の田では案山子が出番となっている。



こうした中で、宮代町恒例の「かかしまつり」が8月1日から22日まで、新しい村をメイン会場として開催される。



これを前に、24日、25日の両日「かかしづくり講習会」が開かれ、多くの案山子ができた。


(写真提供 pokkunさん)

25日の宮代町地域は19日以来1週間続けての猛暑日を記録。



春先の低温などで、生育の遅れが心配されていた稲も、一気に出穂。各田んぼでは稲が花盛りとなっている。



早い田んぼでは案山子がスズメたちににらみを利かせ始め



中には、人間もギョッとするようなものも。



宮代町のカカシといえば、すっかり宮代の夏の風物詩となった、かかしまつり。今年で5回目を迎え、8月1日から新しい村でまつりが行われる。


(写真提供 pokkunさん)

昨日と今日、そのかかし作りが行われ、後は、出番を待つばかり。

今も残る地域の祭り 宮代町辰新田の雷電神社祭礼

2010年07月25日 19時49分23秒 | 宮代ニュース
宮代町辰新田の雷電神社の祭礼が25日行われ、地域の人が参拝した。



辰新田の雷電神社は大きな社があるわけではないが、地域の人に親しまれている。祭礼が行われた25日も、いつものように綺麗に掃き清められ、特別に供え物が・・・。



10時半過ぎ、祭礼を告げるほら貝の音。



ほら貝の音に誘われるかのように、近在の人が訪れて参拝。



「辰新田の雷電神社の祭礼では、当番が粳米(うるちまい)と小豆で小豆飯を炊いておむすびを握り、二つずつゴフとして参拝者に配る。この小豆飯のゴフは家に持って帰り、家族で一口ずつ食べるものである。」(宮代町史・民俗編)



「また、このゴフをつくる粳米は、祭礼の前日に当番がブクの家を除き1合ずつ集めたもので、少し残しておいて一勺ずつ白い半紙に入れオヒネリにして「神様の米」として参拝者に配る。各家ではそれを米とともに炊いて食べると無事に過ごせるという」(同)



宮代町では、こうした地域の祭りが今も各所で継承されている。