宮代町議会は18日、6月定例会最終日を迎えて、執行部提提出議案を可決後、「職員の公務専念義務についての特別調査委員会」についての委員長報告が行なわれ、同報告を賛成多数で採択した。さらに、この採択を受けて一部議員から「町長問責決議案」が緊急上程され、審議の結果、賛成多数(賛成7、反対6)で採択した。なお、「橋下徹大阪市長の慰安婦必要発言の撤回を求める意見書」も賛成多数で採択された。
18日の町議会は、町長問責決議が取りざたされたことから、多くの傍聴者が訪れたほか、マスコミも4社が取材に訪れるという関心を呼んだ。
なお、問責決議は法的拘束力はなく、どのような対応をとるかは問責を受けた人の考え方次第ということになる。
【議会を傍聴して】
議会は論議の場である。賛成、反対様々な投票行動に至る中で、思ったこと、考えたこと、説得したいことなどなど、様々な意見を戦わせ、論議を深めていく場であろうと思われる。
そのためには、勉強が必要だということは、論をまたない。
「職員の公務専念義務についての特別調査委員会」の場では、委員長報告書に対する各議員(特に、報告書に反対する議員)の意見がはっきり読み取れなかったので、本会議でのやりとりを注目したのだが、傍聴席や記者席の勢いに圧されたのかほとんど意見らしい意見を聞くことが出来なかった。
各議員(特に、報告書に反対する議員)は単なる議決(投票)要員に過ぎない存在でしかないように見えた。数の論理だけが際立つ議会となっているのは情けない。
本当に、反対するのなら、論破を試みるだけの気力と勉強が必要なのではないだろうか。それがないと、数の論理だけの議会となってしまい、二元代表制の意味を持たない。
そうした論議を展開する気がないのなら、その反対の姿勢は単なるポーズでしかないことになる。
それほど、「反対」に気概が感じられない「反対」であった。
あるいは、精査すれば精査するほど、ほころびが目立ち、反対の材料すら探しにくい状況の中で、反対せざるを得ないという苦渋の態度だったのだろうか。
その、苦渋は「庄司・宮代町長問責決議案」の反対討論でも見られた。
反対意見の論旨は「今現在、委員長報告が採択され、町長など執行部に改善提案として提出されるわけで、この提案を受けて町長など執行部がどのような態度をとるかを見極められるまで待つべきである」というものと理解された。
反対意見を述べたのは、町長擁護派の中でも「勉強している」と思われる論客で、その勉強振りには小生が、敬意を表している議員の一人である。新人で、勉強家であるだけに反対討論のお鉢が回ってきたということかも知らないが・・・。
しかし、今回の討論はいただけない。
同議員は、今議会の一般質問で「防災計画の見直し作業」を質問に取り上げ、「何故上位計画を待つ必要があるのか」と防災計画の見直し作業の遅さを指摘し、改善を求めた。
小生も、この意見には大賛成である。3.11を経験して様々な課題が挙がってきているのである。
それらを同防災計画の中でどうクリアーしていくべきか、その取り組み姿勢、早急な対応が問題なのである。
今回の件もしかり、住民の生命・財産をどう守っていくべきかという防災計画の根幹を成す問題、その取り組み姿勢が問題なのである。
一般質問では「取り組みの遅れ」を指摘しながら、今回の反対討論では「どのように取り組むのか待ったら」という論を展開しているのである。
この「事件」が起きたのは昨年12月、問題が発覚(議員が知った)したのは1月。もう半年も過ぎつつあるのに・・・。
申し訳ないが、傍聴席に居ながら首をひねってしまった。
18日の町議会は、町長問責決議が取りざたされたことから、多くの傍聴者が訪れたほか、マスコミも4社が取材に訪れるという関心を呼んだ。
なお、問責決議は法的拘束力はなく、どのような対応をとるかは問責を受けた人の考え方次第ということになる。
【議会を傍聴して】
議会は論議の場である。賛成、反対様々な投票行動に至る中で、思ったこと、考えたこと、説得したいことなどなど、様々な意見を戦わせ、論議を深めていく場であろうと思われる。
そのためには、勉強が必要だということは、論をまたない。
「職員の公務専念義務についての特別調査委員会」の場では、委員長報告書に対する各議員(特に、報告書に反対する議員)の意見がはっきり読み取れなかったので、本会議でのやりとりを注目したのだが、傍聴席や記者席の勢いに圧されたのかほとんど意見らしい意見を聞くことが出来なかった。
各議員(特に、報告書に反対する議員)は単なる議決(投票)要員に過ぎない存在でしかないように見えた。数の論理だけが際立つ議会となっているのは情けない。
本当に、反対するのなら、論破を試みるだけの気力と勉強が必要なのではないだろうか。それがないと、数の論理だけの議会となってしまい、二元代表制の意味を持たない。
そうした論議を展開する気がないのなら、その反対の姿勢は単なるポーズでしかないことになる。
それほど、「反対」に気概が感じられない「反対」であった。
あるいは、精査すれば精査するほど、ほころびが目立ち、反対の材料すら探しにくい状況の中で、反対せざるを得ないという苦渋の態度だったのだろうか。
その、苦渋は「庄司・宮代町長問責決議案」の反対討論でも見られた。
反対意見の論旨は「今現在、委員長報告が採択され、町長など執行部に改善提案として提出されるわけで、この提案を受けて町長など執行部がどのような態度をとるかを見極められるまで待つべきである」というものと理解された。
反対意見を述べたのは、町長擁護派の中でも「勉強している」と思われる論客で、その勉強振りには小生が、敬意を表している議員の一人である。新人で、勉強家であるだけに反対討論のお鉢が回ってきたということかも知らないが・・・。
しかし、今回の討論はいただけない。
同議員は、今議会の一般質問で「防災計画の見直し作業」を質問に取り上げ、「何故上位計画を待つ必要があるのか」と防災計画の見直し作業の遅さを指摘し、改善を求めた。
小生も、この意見には大賛成である。3.11を経験して様々な課題が挙がってきているのである。
それらを同防災計画の中でどうクリアーしていくべきか、その取り組み姿勢、早急な対応が問題なのである。
今回の件もしかり、住民の生命・財産をどう守っていくべきかという防災計画の根幹を成す問題、その取り組み姿勢が問題なのである。
一般質問では「取り組みの遅れ」を指摘しながら、今回の反対討論では「どのように取り組むのか待ったら」という論を展開しているのである。
この「事件」が起きたのは昨年12月、問題が発覚(議員が知った)したのは1月。もう半年も過ぎつつあるのに・・・。
申し訳ないが、傍聴席に居ながら首をひねってしまった。