宮代町議会は27日、本会議を開き、26年度宮代町一般会計予算などの採決を行ない、執行部上程議案18議案すべてを原案通り可決した。また、新副町長に小山和彦氏(埼玉県職員、昭和42年生まれ)を選任した。
26年度一般会計予算については、審議を付託された総務文教委員会の委員会採決で賛成者が一人もおらず否決の事態となったことから、本会議の論議・採決が注目されていた。
こうした中で、最大会派の誠和会(自民党系無所属・公明党で結成)が「合併に関するアンケート調査予算には反対だが、予算全体を否定することは出来ない」として賛成に回ったことから可決(反対4、共産党と政策会議みやしろ各2)となった。
【議会を傍聴して 宮代NOW】
決めない町長、決められない議会、誰が責任を取るの
そんなもやもやが残る、なんとも後味の悪い傍聴となった。
原因は「合併に関するアンケート調査」を榎本町長が「選挙公約であるので」と26年度予算にその実施を盛り込んだことから。
しかし榎本町長は「合併に関する住民の考えを聞きたい」というだけで、明確な方向・考え、工程を明らかにしていない。
つまり、「住民が言うなら」というわけで、明確な意志・具体策があるわけではないようである(近隣を見回しても、明確に合併の意思表示をしている首長は見当たらないこともあるが・・・・)。
それにしても、何もない中で、ただ「合併」を聞いても。
「決めない町長」と思った次第である。
で、「決めない町長」が出した宙ぶらりんな「アンケート実施」を議会はどうすると、議会を見守ったら・・・・。
総務文教委員会では、町長の出席を求めて、この問題を質した。
結果「納得できるものはなかった」として、委員会の採決では賛成ゼロ、つまり(採決に加わらない委員長を除く)全員が反対。「この予算は認められない」と、事実上の不信任を突きつけたわけである。
で、27日の本会議。
委員長報告が終わり、討論に移る。
反対討論が多くなるのかと思いきや、「委員会では反対したが、アンケート問題だけで、26年度予算全体を否決することは出来ない」と誠和会から賛成討論が・・・・。
ちょっと、待ってくれ「合併」という問題は「単年度の予算云々」というのではなく「宮代町の将来」に関る重大事です。そのための、調査予算を審議するのに、単年度予算の方が重要という論理。分からなくなってきた。
賛成討論の中身を聞いていると「アンケート調査には反対。組み替え動議を出したいが、賛成が得られるとは思われないので、あえて、賛成する」というもの。
誠和会は6名。政策会議みやしろは5名。共産党2名。議長(無派閥)というのが宮代町議会の構成。
共産党は「アンケート調査等を含む8項目の見直しがすべて行なわれない限り26年度予算案には反対」と態度ははっきり(?)している。
政策会議みやしろは、市民会派なので、採決に会派拘束はなく自主投票がたてまえ。誠和会は足並みを揃えてというのが基本的なスタンス。
つまり、アンケート調査に反対だからと誠和会の6名が反対すると共産党の反対とあわせて否決される。
だが、組み替え動議を出したとしても、誠和会の6票はあっても、後は分からない。共産党は8項目すべてなのでアンケート一つだけ組み替えたからといって賛成には回れないという立場(反対(組み替え)に反対は賛成という妙なことになるのだが、それはさておいて・・・)
で、結果から言うと誠和会から政策会議みやしろに組み替え動議提出の相談をしていれば、組み換え動議が成立していたのだが(26年度予算案に反対したのは共産党2名と政策会議みやしろの2名)・・・。
議会全体としては、アンケート調査の予算は認められないとの方向だが結果として予算はそのまま議会を通過した。
この要因は、各会派の議会運営のまずさというものもあるが、議長、副議長選挙に見られた妙な面子問題が尾を引いているように思われたのは宮代NOWだけだろうか。
つまり結果として「議会も決められない」
合併に関するアンケート調査だけが独り歩きして、その結果はどうなるのだろう。そしてこの町の将来に誰が責任を持つのだろう。
町民の意向アンケート次第?????
26年度一般会計予算については、審議を付託された総務文教委員会の委員会採決で賛成者が一人もおらず否決の事態となったことから、本会議の論議・採決が注目されていた。
こうした中で、最大会派の誠和会(自民党系無所属・公明党で結成)が「合併に関するアンケート調査予算には反対だが、予算全体を否定することは出来ない」として賛成に回ったことから可決(反対4、共産党と政策会議みやしろ各2)となった。
【議会を傍聴して 宮代NOW】
決めない町長、決められない議会、誰が責任を取るの
そんなもやもやが残る、なんとも後味の悪い傍聴となった。
原因は「合併に関するアンケート調査」を榎本町長が「選挙公約であるので」と26年度予算にその実施を盛り込んだことから。
しかし榎本町長は「合併に関する住民の考えを聞きたい」というだけで、明確な方向・考え、工程を明らかにしていない。
つまり、「住民が言うなら」というわけで、明確な意志・具体策があるわけではないようである(近隣を見回しても、明確に合併の意思表示をしている首長は見当たらないこともあるが・・・・)。
それにしても、何もない中で、ただ「合併」を聞いても。
「決めない町長」と思った次第である。
で、「決めない町長」が出した宙ぶらりんな「アンケート実施」を議会はどうすると、議会を見守ったら・・・・。
総務文教委員会では、町長の出席を求めて、この問題を質した。
結果「納得できるものはなかった」として、委員会の採決では賛成ゼロ、つまり(採決に加わらない委員長を除く)全員が反対。「この予算は認められない」と、事実上の不信任を突きつけたわけである。
で、27日の本会議。
委員長報告が終わり、討論に移る。
反対討論が多くなるのかと思いきや、「委員会では反対したが、アンケート問題だけで、26年度予算全体を否決することは出来ない」と誠和会から賛成討論が・・・・。
ちょっと、待ってくれ「合併」という問題は「単年度の予算云々」というのではなく「宮代町の将来」に関る重大事です。そのための、調査予算を審議するのに、単年度予算の方が重要という論理。分からなくなってきた。
賛成討論の中身を聞いていると「アンケート調査には反対。組み替え動議を出したいが、賛成が得られるとは思われないので、あえて、賛成する」というもの。
誠和会は6名。政策会議みやしろは5名。共産党2名。議長(無派閥)というのが宮代町議会の構成。
共産党は「アンケート調査等を含む8項目の見直しがすべて行なわれない限り26年度予算案には反対」と態度ははっきり(?)している。
政策会議みやしろは、市民会派なので、採決に会派拘束はなく自主投票がたてまえ。誠和会は足並みを揃えてというのが基本的なスタンス。
つまり、アンケート調査に反対だからと誠和会の6名が反対すると共産党の反対とあわせて否決される。
だが、組み替え動議を出したとしても、誠和会の6票はあっても、後は分からない。共産党は8項目すべてなのでアンケート一つだけ組み替えたからといって賛成には回れないという立場(反対(組み替え)に反対は賛成という妙なことになるのだが、それはさておいて・・・)
で、結果から言うと誠和会から政策会議みやしろに組み替え動議提出の相談をしていれば、組み換え動議が成立していたのだが(26年度予算案に反対したのは共産党2名と政策会議みやしろの2名)・・・。
議会全体としては、アンケート調査の予算は認められないとの方向だが結果として予算はそのまま議会を通過した。
この要因は、各会派の議会運営のまずさというものもあるが、議長、副議長選挙に見られた妙な面子問題が尾を引いているように思われたのは宮代NOWだけだろうか。
つまり結果として「議会も決められない」
合併に関するアンケート調査だけが独り歩きして、その結果はどうなるのだろう。そしてこの町の将来に誰が責任を持つのだろう。
町民の意向アンケート次第?????