Blue Sky Love Sky

空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

OH-6/UH-60JA編隊

2012-10-23 11:09:33 | 趣味・航空機
OH-6は、逐次減少しており、近いうちに退役すると思われますので、UH-60JAとの編隊飛行を見る機会も少なくなると思います。第1ヘリコプター団には、軽易な指揮連絡などを行うために小型ヘリコプターが配置されていますが、OH-6の退役によってその任務は中型以上のヘリコプターが担うことになります。狭い場所に低高度で隠密に着陸して諸準備を行い、大型機部隊の誘導などを行うには最適のヘリコプターでした。UH-60JAは、強度が強いため、あらゆる危機に際して活用できる中型ヘリコプターです。単に人員輸送だけではなく、あらゆる条件下での空中機動や比較的危険度の高い地域での捜索などの任務にも活用されています。

CH-47J/JA編隊

2012-10-23 10:59:42 | 趣味・航空機
CH-47が多数編隊を組むのは木更津でしか見ることができません。大型輸送ヘリコプターらしく大変重量感があります。3機ごとの編隊群ですが、しっかり編隊が組まれており素晴らしい編隊でした。編隊は当然のことながら2機、3機、4機5機・・と機数が増えるほど難しくなります。特に横に広がる編隊は、固定翼の場合以上に難しいと思います。最近は、大規模な編隊行動をすることは少なくなりましたが、それでも迅速に空中機動を行う場合に、戦闘ヘリコプターなどの同行掩護を受けて編隊での機動をすることがあります。編隊行動は、何よりも操縦士などチーム全体の強固な信頼と団結力が不可欠ですから、部隊の訓練ではその醸成のためには重要な科目の一つです。

木更津航空祭

2012-10-23 10:49:05 | 趣味・航空機
好天に恵まれた10月13日に木更津駐屯地の記念行事に引き続き例年のように航空祭が開催されました。鳥海氏から写真の提供を受けましたので、数枚掲載します。最初は、第1ヘリコプター団及び第4対戦車ヘリコプター隊による編隊飛行の全景です。固定翼機は直上で合流する計画のためこの段階では写っていません。大型輸送ヘリコプターCH-47J/JAとUH-60JAを多数保有する第1ヘリコプター団らしい編隊で、木更津でしか見ることができないので、毎年多くのファンがこの編隊飛行を楽しみにしています。先頭は編隊指揮官機、2番目は要人空輸で使用されているEC225LPです。中央付近に長く梯隊を組んでいるのが第4対戦車ヘリコプター来のAH-1S編隊です。これらを次ページ以降一つづつ紹介します。

護衛艦「ひゅうが」

2012-10-19 13:52:18 | 趣味・航空機
機会を得て、護衛艦「ひゅうが」(DDH181)の研修をすることができた。東日本大震災での救助活動などを中心に説明を受けた。パンフレットによれば、艦名の由来は、次のように記されていた。『帝国海軍伊勢型戦艦の2番館「日向」(基準排水量29980t、速力23Kt)が後に航空戦艦に改装される。「日向」は宮崎県の旧国名からきている。帝国海軍でのこの名前を受け継いで、護衛艦「ひゅうが」と命名された。』昭和35年に制定された「自衛艦番号・艦名付与基準」に基づけば、護衛艦の場合は、地方名、山岳名、天象地象などを使うようにされていると言われているが、帝国海軍の艦船名を受け継ぐものも多いと思われる。護衛艦「ひゅうが」は、基準排水量13500t、全長197m、全幅33m、高さ48m、速力30Kt と記されていた。東日本大震災の発災時は、定期点検中であったが、直ちに出動できる態勢まで応急復旧し3月12日昼頃には横須賀で最終準備を行って出動したと説明があった。海上自衛隊の各種ヘリコプターはもちろん、米軍の各種ヘリコプターによる支援物資の搬送や陸自のCH-47による被災者の入浴支援・物資輸送などで離発着艦をしたようである。また、今年の東京湾での首都直下地震対処のための防災訓練では、横浜市消防局のヘリが事前の訓練をしたのち、離発艦したと説明があった。首都直下地震や南海トラフ型巨大地震は、わが国の主要な都市がある太平洋沿岸地域を直撃することが危惧されており、沿岸からの救助活動は、東日本大震災以上に重要になるとされている。今後自衛隊・米軍・防災関係機関などが連携して整斉としたルールに基づいて運用できるように各種条件を定めて協定し、初動時に迅速に運用可能なようにしておく必要があると考えている。もちろん防衛行動対処が主であり、昨今の情勢緊迫で一段と「ひゅうが型」護衛艦の重要性が高まっている。まもなく基準排水量19500tの22DDHが就航する予定であるが、このタイプは、全長248m、全幅38mでさらに大きくなってヘリコプターなどの運用効率が向上するようである。防衛行動・自然大規模災害あなど危機における運用を、全ての関係機関と連携して運用できるように備えたいものである。

南極観測船”しらせ”

2012-10-19 10:54:43 | 趣味・航空機
横須賀で出港準備をする南極観測船”しらせ”です。今年も11月上旬に第54次南極観測隊とともに出港しますので、もうすぐですね。初代の”しらせ”は5002ですが、この2代目の”しらせ”は5003と標記され、正面がややふっくっらしているのが特徴です。艦番号はAGB5003で、文部科学省極地研究所が実施する南極観測の支援のために海上自衛隊によって運用されています。戦後の南極観測は、昭和31(1956)年に開始されて今年で第54次観測隊が現地に向かう予定です。基準排水量は約12500tで、最大速度19.5Ktで航行します。厚さ1.5mの氷の中を3Kt程度で砕氷しながら前進できる能力を持つと言われますが、2012年1月には、悪天候と厚い氷に阻まれて昭和基地の西南西約21㎞の地点で前進できなくなり、接岸を断念したとの報道もありました。その後、帰投中に砕氷しながらの後進中に障害物に接触して右舵の一部を損傷したため、防衛省は、「輸送艦おおすみ」と「補給艦ましゅう」を緊急派遣して搭載ヘリコプターによって「しらせ」の人員と物資を空輸し最小限の人員と貨物で帰投したことも記憶に新しいところです。今年は天候ぬも恵まれて無事に任務をすることを願っています。

北海道消防防災ヘリコプター救助展示

2012-10-02 13:55:25 | 趣味・航空機
9月30日に丘珠飛行場で関係機関の防災訓練展示が行われました。陸上自衛隊、北海道警察、北海道消防防災及び札幌市消防局のヘリコプターと陸自のLR-2による長距離のけが人等の空輸訓練の展示などが行われていました。東日本大震災を教訓に関係機関の連携は一段と強化され、見事な連係プレイが行われていました。北海道の場合、自衛隊、北海道警察及び北海道消防防災ヘリコプターは、丘珠飛行場が拠点(札幌市消防局は石狩が基地)であり、かつすべての機関が同一機種系列のため、日頃からの連携が十分訓練されています。東日本大震災では、多くの機関が陸上自衛隊霞目飛行場を使用して救助活動を行い、航空燃料なども自衛隊から給油して連続した運用を行いました。防災関係機関のヘリコプターは、自衛隊の飛行場の近傍に集中して配置して置くことの必要性が理解されたと思っています。さらに、航空機の運航を一元的に指揮・統制するために、初動から自衛隊の基地内または近傍に地域航空センターを立ち上げて広域運用に迅速に対応する必要があると思います。