2005年1月防衛庁は、陸上自衛隊を主力とする医療・航空援助隊をインドネシア・スマトラ島沖に派遣して初めて本格的な統合による救援活動を行いました。スマトラ沖大規模地震及びインド洋津波における国際緊急援助活動です。防衛庁HPによれば、陸上自衛隊から医療チーム約20名、CH-47JA3機、UH-60JA2機からなるヘリコプター部隊、海上自衛隊からは輸送艦「くにさき」、護衛艦「くらま」補給艦「ときわ」の3隻、航空自衛隊からは、C-1302機、U-42機を主力とする部隊が行動しました。写真はその当時CH-47JAが「くにさき」に着艦するシーンです。後方にもう一隻の護衛艦でしょうか見えますね。極めて珍しい写真です。写真は陸上自衛隊から提供頂きました。「くにさき」クラスではCH-47JA、UH-60JA、UH-1Jなどが甲板に係留又は格納庫に収納して運用できます。
ヘリコプターなどが艦艇をベースとして作戦をする場合のことをSea Based Operationといいますが、今後このような運用は増加するものと思われます。わが国は太平洋ベルト地帯に主要都市があり、政経中枢もそこに位置しますから、将来予想される巨大地震・津波に対してはスマトラ沖で行われたような統合による沿岸からの救助活動も不可欠の活動になることでしょう。
ヘリコプターなどが艦艇をベースとして作戦をする場合のことをSea Based Operationといいますが、今後このような運用は増加するものと思われます。わが国は太平洋ベルト地帯に主要都市があり、政経中枢もそこに位置しますから、将来予想される巨大地震・津波に対してはスマトラ沖で行われたような統合による沿岸からの救助活動も不可欠の活動になることでしょう。