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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

沖縄第101飛行隊創設期の編隊飛行

2009-10-24 09:28:47 | 趣味・航空機
陸上自衛隊航空科部隊のOBで構成される「陸上航空OB会」では、創設期の頃からの歴史的な画像と当時行動をされた諸先輩方の説明やコメントを求めています。先日来一部を逐次掲載していますが、今回は、陸上航空部隊の固定翼部隊の育成にご尽力され、沖縄の第101飛行隊の基幹要員として最初に赴任されたS氏(仙台市在住)の回想を基に掲載します。『昭和47年、沖縄の返還に伴い、第一混成群の隷下に第101飛行隊が熊本で編成され、HU-1B×2、V-107×6、LM-1×1、LR-1×1に隊員が分乗して、同年11月21日に沖縄の那覇に移駐した。第101飛行隊の航空機は、上部を白色、側面をオレンジ色に塗装された。これは、通信機器等の高温からの保護と救難時の発見の容易さを考慮しての事であったと聞いている。速度の異なる3機種の編隊飛行は不可能だが、LR-1が後から追いついてちょうど編隊飛行しているようなシャッターチャンスで撮影されたとても貴重な写真であろう。』昭和47年5月15日戦後27年間続いた米国統治が終わり、日本に施政権が返還された直後の事で、当時の先輩の方々のご苦労が偲ばれる写真だと思います。写真は、S氏から提供いただいたもので、記念誌に掲載されていたものを複製しています。沖縄返還時に行われたもので、大変重要な任務がありました。貨幣をドルから円に交換するための布告(昭和47年5月1日)に伴う各地での業務支援です。大量の円紙幣等が海上自衛隊の艦艇で輸送され、数多い離島などへは自衛隊の航空機でも運搬されています。当時の写真等をお持ちの方はご連絡頂ければ幸いです。資料は数年がかりで集めて、陸上自衛隊航空学校等の資料館で保存していただけるように調整中です。(Mail:陸上航空OB会事務局 sepia.yamaya1107@jcom.home.ne.jp)

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