猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

窓辺のバラ

2010-10-09 18:33:05 | Weblog
あさから秋雨。
夫がmimaの部屋と名づけてくれた広がり。
わたしだけの小宇宙。
わたしは……その部屋の格子のある窓からバラを眺めています。
みごとに咲いた、バラの花々が秋雨にうたれています。

枝垂れて石塀すれすれに咲いているアンジェラのとなりのイングリッシミス。
花は気高くチョッとおすましして咲いています。
でも下葉は黒星病にやられてしまいました。
花だけが無垢の白い光を雨の中で周囲に放っています。
気高く、澄まして、無垢の、白い光、そんな風に感じるのはミスという音声によるものでしょうか。

       イングリッシミス & イエローシンプリティ

        

        

        

        

       リルケの薔薇
 
        

       昨日窓の外から

        

        
       
        

初の内孫(息子の長男)の出産予定日は11日です。
嫁の家は長野は上田。
結婚式は軽井沢の石の教会であげました。
そして――わたしたちを碓氷峠、金精峠を越えておくってくれました。
上田は日本ロマンチック街道の出発の町。
わが町はその街道のたどりついた終点。
バラの花の向こうをその街道がとうっています。

今日は秋祭り。
町自慢の屋台がそろそろ通過するはずです。
でも朝から聞こえていた囃子の音も途絶えてしまいました。
雨が強くなってきました。
祭りは中止になったのでしょうか。

わたしは紅茶を入れました。
トーストの芳しい匂いの中「お茶ですよ」と夫を呼びました。
ジャズをかけました。
曲はディア・オールド・ストックホルム。
さて、ティタイムはどんな会話がはずむでしょう。

息子の着ていた産着を洗濯しました。
初孫にきせることのできる喜びをわたしは話題にしたいと思います。