猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

「きみに読む物語」

2019-11-19 11:24:59 | 身辺雑記

2019/11/19 Tue.

朝食のあと夫と芭蕉のはなしになった。

夫は書斎から両腕に抱えきれないほどの、芭蕉に関する本を抱えてきた。

本を開いてわたしにその個所を読むようにわたす。

悲しいことに字がかすんで見えない。

「大きい字ならみえるけど無理――」

夫は「ごめん」といって朗読しながら解説してくれた。

「これからは毎日本を読んであげるよ」と夫。

ふとずいぶん前にみた映画をおもいだした。

「きみに読む物語」

認知症を患い過去を思いだせずにいる老女。

共に療養施設にはいって物語を彼女に読み聞かせる話だった。

この映画のように愛を貫きとうせたら幸せです。

    

 
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2 コメント

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Unknown (とに)
2019-11-22 03:41:55
暖かいやりとりが素敵です。私も優しい気持ちになれそう。
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とにさん (nina)
2019-11-22 13:48:05
これからますます視力が衰えたら――と不安なとき、暖かい言葉は身に沁みますね。
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