水馬

　放蕩の修業人や水馬










　揚句は合点のいかない句で、何を詠んでいるのかなと

思われることでしょう。水馬は夏の季語で面白い水辺の生き物ですね。

水の表面張力を利用して水面上に立ち、自由に移動する小さなアメンボウ。

足の蹴り方によってはかなりの距離を奔放に飛んで移動することも可能な

器用な生物です。この季語を取り合わせてみたくなったのは、今日、夫の

話しを聴いて、ある勇敢な若者の写真を見たことからでした。その若者は

倉敷駅の前で、ストリートミュージシャンならぬ、「放蕩料理人・貴方の家で

料理をさせてください（無料）」とのことで、立っておられたそうです。

この「放蕩料理人」とは初めて目にする言葉です。この青年は何処から来られたの

か、それはいいとして、料理の修業行脚とは言え金銭的にどうされているのか？

何か思うところがあっての放蕩なのでしょうね。珍しいお話なので句にしました。（微笑）

　写真は、１枚目は今年５本出たシンビジウムの花のこれが５本目で、お店にずっと

飾っていますが、すごく長持ちしています。２枚目は、先日友人が切って持って来て

下さった可憐な小花でレジ台に飾っています。南天の葉とよく似ていますが、残念

ながら名前が解りません。３枚目は、アメンボ青年の修業に幸多かれ！

応援のつもりでアップしました。（微笑）


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新樹光2010

　新樹光園児も鯉も漫ろ歩す

　浮き沈み鯉の模様に新樹垂れ








　若葉がどんどん成長して今や新樹の季節となりました。

花々の甘い香りに誘われて、ミコちゃんも毎日のように庭仕事をしています。

１枚目の写真は、美観地区で夫が撮りました。保育園児の園外保育の様子ですが、

雨が上がったところでしょうね、雨上がりは新緑が匂うように美しいですね。

橋の下には錦鯉がゆらゆらと漫ろ(何となく)泳いでいますし、白鳥のペアが

漫ろ寄り添っているかもしれません、暫く見入ってしまうことでしょう。（微笑）

２枚目はガザニアです、よく増えるお花なので増やした鉢を友人にお分けしたり

しています。３枚目は庭の菫ですが、これは葉に丸みがあります、宝塚のテーマソング

「すみれの花咲く頃」を思い出しますね、二番の歌詞は憂いを誘う内容がありますので、

一番の歌詞のみアップしました。（笑）


♪　春すみれ咲き　春を告げる
　　春何ゆえ人は　汝（なれ）を待つ
　　楽しく悩ましき　春の夢　甘き恋
　　人の心酔わす　そは汝
　　すみれ咲く春
　　　　すみれの花咲く頃
　　　　はじめて君を知りぬ
　　　　君を思い　日ごと夜ごと
　　　　悩みし　あの日の頃
　　　　すみれの花咲く頃
　　　　今も心奮（ふる）う
　　　　忘れな君　我らの恋
　　　　すみれの花咲く頃


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桐の花

　桐の雨もろもろのこと世に降らせ







　昨日から天候が崩れ、不安定なお天気が続いています。

９日の２８度から昨日は１８度、本日は２２度くらいでしょうか。

昨日は久し振りに夏物を仕入れに出かけましたが、行きは雨が上がって

少し明るくなっていましたが、午後からまた雨が降りしきるように

なり、どんと寒くなりました。七分袖や半袖のものをいくらか仕入れて

帰りましたが、つい外出用に向く上質のものばかりになってしまいます。

今の時代は、昔の様には個人の小売店の衣料品に飛びつかない時代のようです。

大変多様化して流通しているので、購買の選択肢も多くまた、リ・ユースと

いう賢い方法も増えてきています。手に入れたものの、ほとんど着ずに置いてある

といった衣類は何処のお宅にもあって、『誰かに上げたいけれど失礼になっても

いけないし・・』たまり過ぎて片付かないと収納にも困ります。

よほど仲が良ければそんなお話しを持ち出すことが出来るのでしょうが、

見てみたら好みに合わない物だったり、サイズが合わなかったりということも

考えられますので、リ・ユースとかリ・サイクルも難しいものですね。

　昨日は雨に煙る２号線バイパスを帰ってきたのですが、途中、桐の大木が

３本並んで仲良く花をいっぱい咲かせていました。桜の時期と桐の花の時期、

ここを通る時、ミコちゃんはいつも大変楽しみにしています。

『今年も見ることが出来たなぁ』という感慨で感謝して通っています。

　揚句は雨の中、空高く一杯に咲く桐の花を詠みました。雨は花にとっては

非情の雨粒ですが、避けようのないものなのです。人の世もその時代ごとに

避けようのない様々のことが降り注ぐかのようではありませんか。

でも気持ちを奮い立たせて「雨ニモマケズ」の気合を持ちたいものですね。

写真は我が家のミニ薔薇が次々咲き出しましたので、撮ってみました。

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心の糧

　母の日や心の糧を貰ひけり













　今日は風薫る五月晴の一日で、「母の日」でした。

何処の国でしたかアンナさんという女性が母親の墓前に白いカーネーションを

捧げたことから始まったと伝えられている「母の日」だそうです。

家族からミコちゃんもお祝いをして貰いましたので、素直にその感謝の気持を

詠んでみました。いろいろと盛り沢山の有意義な一日で素敵な思い出の「母の日」でした。

　写真の１枚目、２枚目がその写真です。夫と娘と三人で朝からお出かけし、

お昼は外食でした。３枚目、４枚目は近所のマーガレットさんが持ってこられた

ライラックとカランコエですが、これには一寸したエピソードがあります。

２年前でしたか、マーガレットさんに「挿し木にしてみませんか？」と差し上げた

１本の小枝を、見事に翌年から花咲かせたという可愛いライラックなのです。

「今年も咲いたので写真を撮りませんか？」とのことで、ミコちゃん喜んで

撮りました、今はお店の前にお借りしている状態です。

カランコエは昨年苗を下さったのですが、今年は春からお花が咲いてくれて可愛い

八重で感心しています。ミコちゃんが知っているカランコエは一重ばかりでした。（微笑）


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鈴蘭

　鈴ふつて鈴蘭の白極まれり

　鈴蘭の揺れて一日の了りけり











　可愛い鈴蘭がいつの間にか咲いていました。多分、4～5日前くらいから

だと思いますが、鈴音を鳴らして「今日咲いたよぉ♪」と知らせてくれたら

ミコちゃんは直に気が付いた筈ですが（笑）見つけにくい場所にひっそりと

咲いていました。昨日、綺麗な内にとカメラを地面に近づけて撮ってみました。

２枚目の写真は、小さな蛙が花桃の木の枝に休んでいました。沢山いると

ギョッとしますが一匹なら全然平気ですね、可愛いかも。（笑）

３枚目は春の間中ずっと咲き続けていた蔓桔梗ですが、まだまだ沢山蕾が

あります。狭庭に蔓延りすぎて根が深く困っていますが、本当に生命力の

強い植物ですね。４枚目はやはり４月５月と咲き続けている金魚草で、

名前の通り赤い金魚が愛らしく泳いで咲いています。


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立夏2010

　蔵の町に韓の踊り子黄金週

　ゆく春や後姿の見へ隠れ

　GW最終日は「子供の日」で「立夏」の今日ですが、大変気温が

上がりました。文字通り夏日ですね～真夏日の所も多いことでしょうね。










　GWのお祭り「ハートランド倉敷」も昨日で終りましたが、韓国の少女たちが

パレードに加わって友好の花を添えてくれていました。艶やかな色彩の一行を

夫が撮って帰りました。（笑）赤と緑とか、ピンクと緑とかに黄色の配色を

合わせ、独特のコーリアンカラーが美しいですね。（微笑）

その国の誇りを持って、民族衣装を着て踊っています、素晴しいことですね～

先日二人の孫娘が遊びに来てくれましたが、高校生の孫は外国語に関心が

あるようでして、その調子その調子（笑）、その意気込みが

大事なのですね～これからは益々グローバル化されていくのでしょうね。

進化し変化していく世界の国々と日本も友好的に平和を維持して欲しいと

心から願っています。下の写真は庭の花を昨日撮りました、チェリーセイジと

アルストロメリアが元気に咲き始めました。


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クレマチス

　鉄線花ほど好く重き文語体　（以前アップの句）

　しなやかに風と戯る鉄線花

　何時の日も変らぬ祈りクレマチス









　５月２日、３日、４日と美観地区で「ハートランド倉敷」が開催されています。

毎年晩春のGW中に華々しく開かれ、観光客の方々や近隣の方々に喜ばれています。

１枚目の写真は先日から咲き始めたクレマチスを今日撮りました。

２枚目はハートランド倉敷のイベントの一つ「瀬戸の花嫁川舟流し」を

夫が今日撮りました。五月晴の穏やかな日和に恵まれて、花嫁さんも

より一層美しく晴れやかに見えたのではないでしょうか。（微笑）

親の願い（祈り）は何時の世も同じ、我が娘（息子）の幸せですね～

ノーブルで優しいクレマチスの花を見ながら句作してみました。（笑）この花は

和名で鉄線とも云いますが、近年はクレマチスと云う方が多くなりましたね。

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今年竹

　音沙汰はメールで済まし今年竹







　ゴールデンウィーク真っ只中となり、今日は風も収まり晴天の

気持ちの良い日となりました。この様な日和が続けばGWの各地の人出も

さぞ賑わうことでしょう。写真1枚目は５月１日の美観地区入り口の様子ですが

かき氷屋さんも出店し、観光客も増えつつある午後の風景です。

やはり今日の方が人出が多いですね、２枚目も同じ場所での本日の写真です。

下の写真は美観地区の花々の一つ躑躅ですが、まだ白やピンクのハナミズキも

沢山咲いて目を引きますね。ブルー系ではクレマチス、藤、アイリスなどが出番

となりました。もうすぐ立夏、その後は母の日と続きますね～、どうやら孫たちの

修学旅行が近いようですので、お小遣いの準備が急がれます。（笑）

メールのお陰でそれが分りました。４月は家庭訪問や役員会などがあって忙しそう

でしたが、次は５月（中三）と６月（高二）の修学旅行の準備ですね。

新学期から暫く、めったに娘が来ないのでどうしているかしらと心配していて、

いつ寄っても好い様に何かしらを用意をしていました。寄れないということは

超多忙ということなので察しがつきますね、実の親子でも過干渉はしないことに

していて、合流したい時は電話やメールで促しています。

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咲き満ちて

　咲き始め咲き満ちしのち椿落つ









　昨日は風がありましたが、近所の友人と３人で予てからの約束でお出かけしました。

海辺の小高い良寛荘のレストランで、１１時半から昼食をしながら様々なお喋りをして

情報交換ができました。その後円通寺散策で新緑のシャワーを浴びながら写真も

撮りました。笑顔弾ける良い雰囲気の写真になりましたので、プリントして差し

上げることができます、この楽しい日は二度と戻りませんので、記念になることでしょう。

７０歳、６５歳、６０歳のこのトリオは最初、チボリ公園へ一緒に遊びに行ってから、

１０年ほど続いています。７０歳の友は３０年間以上もミコちゃんの上得意さんとして

お店を支えてくれましたし、６０歳の友も２５年間支えてくれています。顧客とは

本当に有難いものですね、出来るだけ長くお店を続けて行きたいと思っていますが、

あまりにも長い年月洋服を買い続けた友は、これ以上収納不可能のようで無理もあり

ませんね。そう云われる人が多いかもしれません。（笑）

　上２枚の写真は牡丹とナスタチウムのお花です。

３枚目は良寛荘の上にある無料休憩所の窓から玉島の港を撮り、

その部屋の一番奥に座しておられる良寛さんを撮りました。

ここではお抹茶を飲みながらまたお話に花を咲かせましたが、

３人とも主婦なので、途中八百屋さんに寄ってから２時半に帰宅しました。


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