ゆめと私の台湾日記

2010年から本格的始めた不妊治療の末、妊娠、昨年11月に出産しました。只今、3人での生活満喫中です。

孤独死

2016-09-06 | 日記
どんよりするような内容なのでスルーする方は早めにスルーしてください。

月曜日、実家から珍しい時間に電話がかかってきたと思ったらやっぱり嫌な…というより最悪な内容でした。
母の話では
日曜日の夜11時ごろ従姉から泣きながら「唯(従姉の娘)が死んでる」と電話があったらしいのです。
あまりの取り乱しように話は半分くらいしか聞き取れず、
何とか今いる場所を聞いて伯父(従姉の父)に連絡をとり、駆け付けたんだそうです。
聞いた住所に行ってみるとアパートの一室にすでに警察が出入りしていて
その隅で従姉が放心状態で立ち尽くしていたらしいです。

母方の親戚である従姉はとても人当たりがよく誰にでも好かれる人で
うちの母は結婚前によく世話をしていたこともあって従姉もその娘である唯ちゃんもとてもかわいがっていました。
私は台湾に来てからは帰省した際に会うぐらいでしたが
姉や母は頻繁に連絡を取っていたようです。
でも唯ちゃんが中学生のころに先天性の糖尿病を発症し、
続いて従姉の旦那さんが経営していた会社の経営に失敗して自己破産してから
従姉のほうが距離を置くようになったようです。
母も姉も連絡しようとLINEやFBにメッセージを入れたりして何か月かに1度連絡が取れるという状態になっていました。

母が従姉に付き添う中でやっと聞けた話では
旦那さんの会社が倒産する前に離婚し、自分は自己破産は免れたけれど
季節の変わり目には体調を崩したりする唯ちゃんとあと2人子供がいるので
一般の会社では働けず、居酒屋を開いて生活をしていたのだそう。
しかも苦労がたたってか、2年前に従姉自身も軽度の脳梗塞になり
生活的にはかなり困窮していたみたいです。
唯ちゃんは成人してからそんなお母さんを見かねてか近所にアパートを借りて生活保護を受けながら生活していたそうです。
病気のこともあって毎日、朝晩に電話連絡か様子を見に行っていたそうなのですが
ちょうど自身の検査入院があって
3日間連絡が取れなくなったんだそうです。
発見される前日、唯ちゃんの弟が電話しても通じなかったため様子を見に来たそうですが
鍵がかかっていたため中には入れず、次の日、従姉が来て亡くなっていたことがわかったそうです。

唯ちゃんは今年23歳。
本当なら一番楽しい時期なのに。
病気だからと特別扱いされるのを嫌がった子だから
周りに迷惑をかけたくなくって助けてって言えなかったんだと思います。
今さら何を言ってもどうにもならないのだけれど
本当に本当にショックです。
そしてこうなるまで何も手を差し伸べられなかった自分に腹が立ちます。
今は突然のことで何をどうしたらいいのかわからないけれど
とりあえず、唯ちゃんの冥福を祈りたいと思います。

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