聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

コラム2 アメリカの医学制度

2011-11-08 10:28:30 | 用語
アメリカンドラマを見ているうちに何となくは解ってくるけれど
日本との違いを結構感じるアメリカの制度。


その最たるものが医学制度ではないでしょうか


ドラマの金字塔ER 緊急救命室をはじめ
グレイズ・アナトミープラプラ
救命医ハンクDr.HOUSEと沢山のメディカルドラマがありますが
これを読むとぐっと解り易くなるかも



基本的に日本で言う"お医者さん"という活動は
レジデンシーの研修を終え、認定試験に合格してから
アテンディング



グレイズ・アナトミーがスタートした時点では
デレクやマークなどがそうですね


当時こういう医療ドラマがそんなになかった事もあって
ER 緊急救命室の字幕では
スタッフドクターと書かれていますが
台詞の中では確かに「Attending」と言っています。





ちょっとこのお手製の図を参考にして頂きたいのですが、
アメリカでお医者さんになろうと思ったら
一般の大学(=4年)、
医大(=講義2年+実習2年)、
インターンシップ(=1年)、
レジデンシー(各科によって変わるけど3~6年)と
合計12年から長いと15年もかかるのです


そしてこの研修を終え、
先ほど説明したアテンディングという"医者"を、晴れて名のれる訳です

ドラマの中でもキャラがよく言っている様に
それまでは賃金も非常に安い



日本が医大を卒業し、研修医を終えて
8年なのに比べると、ずい分時間が掛かりますよね~



そんな訳でできたのがPA=医療助手制度

救命医ハンクディヴィヤがそうですが、
この博士号を取るには平均25~27か月の医療教育を受ければいいのです

もちろん医療行為をしても問題ありません。


いかがでしょうか。
この制度をちょっと頭に入れておくだけで、
ぐっとストーリーが解り易くなりませんか


ちなみにドラマの登場人物で言うと
グレイズ・アナトミー シーズン1でのメレディス達が赤い部分のインターン。
シーズン7では
すでに青い部分のレジデントになっていて
チーフ・レンジデントのポジションをみんな狙っています
シーズン8では認定試験を受け、合格した人達は
シーズン9からアテンディングになりました。


ER 緊急救命室だと
シーズン1では
まだ緑の部分の医学生だったカーターがどんどん
キャリアアップしていくのも楽しみの1つ


こんな風にドラマからアメリカの制度や文化を知るのも
また面白いかもしれません。

あまり意識していなかった方は、医療ドラマを見る時に
この人物は今どのポジションなのか
考えながら鑑賞するのも楽しいかもしれませんよ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿