聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

フリーター、家を買う。スペシャル

2011-10-04 22:54:29 | 邦画ヒューマン
昨年、日本の連続ドラマの中では
ダントツで面白かった「フリーター、家を買う。」


何か良かったって、そりゃ″日本らしさ″


もちろん時代の流れと共に国際化は必要だし
外国の良い部分を取り入れるのもいいと思う。

けれど、それはあくまで″取り入れる″のであって
何でもかんでも″真似″するのではない


そう感じる私に、やっぱり日本人っていいなぁと思わせてくれたのです

そんなドラマのスペシャルがO.A.されました



フリーター、家を買う。スペシャル



もちろん時間の長さも違うから
連ドラほど、面白かった~~とはならなかったけど
それでも充分面白かった



残り2か月余りになりましたが、
今年のドラマ部門1位は、ラストマネーかどちらかだね





フリーターだった武 誠治(二宮 和也)が
働く意味を知り
大悦土木の正社員になり、
新しい家を買って1年。


寿美子(浅野 温子)の
ずっと疎遠だった兄(国広 富之)が訪ねてきます。


寿美子の育った実家を壊すから
荷物を取りにきてほしいと。



あれ
そう言えば、うちって親戚付き合いないよね


すでに結婚して家を出ている
永田 亜矢子(井川 遥)と話してみると
どうやら結婚する前に
誠一(竹中 直人)と寿美子の実家は
一悶着あったらしく…



一方、誠治は千葉 真奈美(香里奈)と
遠距離恋愛を続けている中、
久しぶりに会ったら
結婚願望がない事を知り…



不況、東日本大震災と暗い話題が取り巻く現在、
改めて"家族"について
考えさせられるヒューマンドラマが
スペシャルとして帰ってきました










最近、"家族"、
それを築くための"結婚"が見直されている中、
"東日本大震災"をキーワードに挙げる人をよく見かける。



もちろんそれも1つのきっかけではあるでしょうけど
私はもう2、3年前から
その流れになっていると感じます。


このブログでも"家族"を扱っているものに関しては
相当、書いてきているんじゃないかな




何故なら、私たちは"バブル時代に社会に出た大人"を
客観的に見ているから。

そして私よりもう1つ下の世代、
つまり今社会に出てきている人達は
もっと冷めた目で見ていて、
"家族の大切さ"を解っているんじゃないかと思う。



確かに今の豊かな日本は
戦争から必死に復興させようとした方々の
努力のたまものであり、
そのおかげで後にはバブルと言う名が付いてしまったけど
経済的発展がもたらされた。



ところがどこで自分を見失ったのか、
"日本全体"が豊かになるのではなく、
"自分"が豊かになるのを目標にする人が増え
いつしか"お金"が目的になってしまった…



その結果が、今。


そんな不況を目の当たりにして
やっぱり"お金が1番"ってなると思います



"家族"が1番大切で
お金はそれを支えるための手段だなんて
本当はずっと前から当たり前なんじゃない

まあもちろんお金も多いと嬉しいけど




と、物語の内容からは少しずれましたが
このドラマの中では
そんな"家族の大切さ"がしっかり描かれています



しかも何でもアメリカの、
最近は韓国もかな、
"真似"ではなく"日本人らしい"家族が。


そういう訳で、このドラマは脚本がいいと思います



そして、"にの"こと二宮さんの演技力のおかげも大きいですね


今回登場したお兄さん国広さんは
初めて知ったのですが、この方も演技派


喫茶店での2人のやり取り。
憂いのある各々の顔にほだされ
1番印象に残るシーンとなりました


是非是非、続編で、再びの共演を見たいものです
続編は「フリーター、家族をつくる。」かな

フルハウス 8TH SEASON

2011-10-04 12:44:06 | 洋画コメディ、コメディタッチ
まるで我が子の成長を見ている様に
子供達の行動に笑い、泣き、考えさせられたこのドラマ。

タナー家を見守った達成感と
これでお別れだという淋しさを織り交ぜながら
ファイナル・シーズンを鑑賞しました




フルハウス 8TH SEASON


最初″人の道″について説いていたのは
ダニーだけだったけど、
後半にはすっかり親になったジェシーや
大人になったD.J.まで素敵な発言をしていました


87~95年に渡って、のべ192話O.A.





赤ん坊ミシェル(メアリー=ケイト&アシュレー・オルセン)を残して
飲酒運転の車にはねられ亡くなった妻。


その悲しみを胸にダニー・タナー(ボブ・サゲット)は
友人ジョーイ・グラッドストーン(デイヴ・クーリエ)や
妻の弟ジェシー・カッツォポリス(ジョン・ステイモス)に助けられ
3人の娘を育ててきました。



赤ん坊だった末っ子ミシェルは8歳、
次女ステフ(ジョン・スウィーティン)は中学生、
そして長女D.J.(キャンディス・キャメロン)は
高校3年生になり、大学受験


ジェシーも結婚し、
双子の息子は保育園に通うまでに



″飲酒″喫煙"いじめ″恋愛"など
様々な問題をユーモアの中に効かせ
"かけがいのない家族"を描いたハートフルコメディ
ついにラストシーズンです













D.J.が高校を卒業する時
プロム(豪華な卒業パーティ位に思ってください)に行くため
ベージュのロングドレスを着て、階段を下りてきます。


ひゃ~綺麗~~



何て言うんだろう。
友達の花嫁姿を見る感じ


外見うんぬんより
立派になったね~大人になったね~
という感慨で胸が詰まりました




ジェシーもジェシーで良い事言っていた

彼にとっては嬉しい事に
ステフが音楽の魅力に目覚め、
ガールズバンドを組むんですね


そこで彼がマネージャーとして
色々教えてあげるんだけど
外見ばかりにこだわって、初ステージは大失敗



口うるさく注意していたのは
自分も初ステージで失敗していたからだったのです…




親を煩わしいと思うのはまさにここですよね。

同じ辛さを味わって欲しくないからこそ
あれこれ口を出してしまう

若い時は解らないんですけどね


まあいずれ理解する時がくるのでしょうけど。
だって、ジェシーでさえ
ちゃ~~んと同じ立場になっているんですもん


失敗したステフには怒るのではなく
「勉強だってなんだってそうだけど、
 成功には、ひたむきな努力と練習が必要なんだよ」
と中身の大切さを説いていました


非を認めたステフを最後には抱きしめて
「Proud of you.(誇りに思うよ)」と言っていたのが
日本人にはない感覚で、素敵だなぁと思いました



そしてラストのラストは
最高のエピソード
#23、24"抱きしめて家族~前・後編~"



ミシェルが落馬して
記憶喪失になってしまうんだけど…



彼女の脳が飛び出して語りかけるという設定で
2人向かい合って話しているシーンがあったのですが、
普通ならCGを使う。


けど、もともと双子で1人の役を演じていたので
CGを使う必要がない
 
これぞ、ラストだから効いているお遊び


家族の事を思い出せない彼女が
ダニーと話終わり、立ち去ろうとした所で
抱きしめようとし、それは何?と尋ねられたら、

「だってこの家ではすぐハグする決まりなんでしょ」と
つぶらな瞳で答えていたのも
このドラマを象徴する面白さでした





という訳で8シーズンに渡って
幸せな家族にお付き合いしてきましたが、
今度は自分がこんな家族を築いていきたいと思います


煩わしくて、うっとおしい。
それでも愛しくて、かけがえのない"家族"


今の世知辛い時代、
改めて家族は大切だなぁと感じる今日この頃です