聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

パンチラインは家族愛

2010-12-27 22:36:06 | 洋画ヒューマン
ブラザーズ&シスターズ 最新の放送を記念して
キャストの出演作を特集しているAXN


第1弾はサリー・フィールドの出演作。


そっか~
フォレスト・ガンプ/一期一会では
母子である2人が、別の関係で先に共演していたんですね



パンチライン



もう今から20年以上前の映画であり
しかも恋愛が絡んでいるので
若干の古臭さは否めないけど
時代が変わっても変わらない″家族愛″は
しっかりと描かれていました



2人の娘と旦那さんがいて
傍から見ると平凡な主婦のライラ・クリトシックサリー・フィールド


けれどもちろん彼女は彼女なりの不満や
密かな夢があります。


それは″自分だけにできる″事がしたい。

だから″人を笑わせたい″と



そこでコメディアンが集うパブで
修行がてら、出演する事になるのですが、
一主婦の域を出ず…



一方、そのパブでいつも大爆笑をとっているのが
スティーヴン・ゴールド(トム・ハンクス)


それこそ出演している人からすれば
溢れんばかりの才能が羨ましい限りですが
彼にはいわゆるエリートの家族が居て、
自分は医大を退学になるほどのオチこぼれで…




そんなある日2人は出会い、
さらにテレビ局の人達が見るくる大会があるというのだから…



人は誰しも人知れず悩みがあり、
それを理解してくれる人に心が動くものでしょう。

では本当に理解し、受け入れるというのはどんな事なのか
ここでもサリー・フィールドの熱演が光ります









この作品をエントリするにあたって
少しネットで調べたのですが…



中には主演の2人の関係を恋人の様に
書いているのもあってちょっと驚きました


確かにそんな雰囲気になるのですが
ライラが否定しているし
それ以上に″家族″を描いています。

だからジャンルも″ヒューマン″


きっと誰もがどこかで自問する。

″このままでいいのか?″

どんな人だって迷うだろうし、
迷わないなら逆に、「いいのか~?」と
私が意地悪して突っ込みたい




人は生きている限り、この問題にぶつかり続けるでしょう。

そんな中、理解するというのは
すなわち″受け入れる事″なんじゃないかな~と
最近、私は思います


これはもう長い、長~い目で見なければならない訳で
やっぱり家族がその受け皿なんだろうと。


もちろん、仕事場、友達と受け皿は多いに越した事がないけど
無条件に信じられるのって″家族″よね。
それなりに責任も伴うけど。


そんな訳で、紆余曲折あって
やっぱり家族の元に帰り、
ライラを温かく受け入れたクリトシック家に
時を越えてほっこりしました



それにしても20年以上前からこんな演技をされている
サリー・フィールドに完敗です



そうそうタイトルの″パンチライン″とは
お笑いでいう″オチ″の事です。