ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

バルサの食卓

2010-02-26 20:35:46 | 料理
 「バルサの食卓」は僕の好きな作家である上橋菜穂子さんの著作に出てきた料理を再現してみたレシピ本です。
上橋さんの作品のうち「精霊の守り人」と「獣の奏者」はアニメ化しているので上橋さんを知っている人も多いのではないでしょうか?上橋作品の良さの中に出てくる食べ物が非常に美味そうに描写されていることがあります。すごく「あ、これ美味そう」と思わせてくれる書き方なんですね。個人的に食べ物を美味そうに書く作家は当たりだと思っています。上橋作品を読んでない人は読んでみるといいですよ。
以下にこの本に出てくる牛肉のあぶり焼きをすこしアレンジしたレシピを載せます。
材料 4人分
   牛肉(塊)500g
   塩、こしょう 適量
   ガーリックパウダー 適量
   サラダ油 適量
   パインジュース 適量
作り方
1.牛肉に塩、こしょう、ガーリックパウダーを振りひたひたのパインジュースに一晩漬けます。
2.汁気を切ってサラダ油をひいた熱したフライパンで肉の表面に焼き色をつけます。
3.焼き色がついたら250℃に温めたオーブンで約10分焼きます。
4.焼きあがりをアルミホイルに包んでしばらく置いておきます。
5.ポン酢、マスタードなどをつけてどうぞ。

パインジュースに漬けるのは上等な肉が買えないがための工夫です。100gで100円の肉でもパインジュースに漬けることでかなり柔らかくなりますのでお試しあれ。

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2 コメント

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不思議だなぁ、と思うのは (pooh)
2010-02-28 05:36:31
食べ物の描写がおいしそうかどうか、と云うのは、なにが分けるんですかね。池波なんてあんなあっさりした描写で、読んでるこっちはよだれがでそうになってしまう。

上橋菜穂子の特徴のひとつに、(異世界であるにもかかわらず)稠密で注意深く構築された世界観と、そこで地に足のついた生活をする登場人物たち、と云うのがあるように思うんです。だから、食べ物の描写は彼女の小説のなかではとても重要なんだろう、と思うんですよね。
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なにかうったえるんですよね (梨(管理人))
2010-02-28 09:25:49
>池波なんてあんなあっさりした描写で、読んでるこっちはよだれがでそうになってしまう。

剣客商売や鬼平を読んでいてもそう思います。あれも本当に美味そうに書きますね。

>稠密で注意深く構築された世界観と、そこで地に足のついた生活をする登場人物たち、と云うのがあるように思うんです

やっぱり有り体なことを言えばご自身の民族研究のフィールドワークが背景にあると思いますね。
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