まず遺伝的多様性は突然変異により生じ自然淘汰や遺伝子浮動で個体群内に蓄積されていきます。そして祖先が同じであってもこの遺伝的な差が積み重なっていくと別種とみられるようになります。この種分化で種の多様性ができあがります。そして生物というのは常に周りの環境と相互作用を及ぼしながら生きています。例えば、荒地であったところに木の種子が芽吹きそれがどんどん子孫を残していけば荒地は森へと変わります。このようにして景観に多様性が生まれます。
これで進化が生物多様性に大きな影響を与えていることがお分かりいただけたでしょうか。つぎは何故、生物多様性を保全するのかについて書いてみます。