ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

墓穴と墓標

2012-03-01 17:34:32 | いい加減なモノ
 何か一言言ってやりたい衝動を抑えられない人、言葉の反動を直視できないはネット言論に向かない。
少々手間ですが、これを読む前に以下のまとめを読むことをお勧めします(そうしないとたぶんわかりにくい)。

サイエンスライターと南京大虐殺 2012

「サイエンスライターと南京大虐殺 2012」への補足


前に、ちょっとでも触れると紛糾する話題の1つとして「南京大虐殺」とだけ挙げただけでも、大層にブログまで立ち上げられて批判されたり、勝手に歴史改ざん者にされてしまったりもあったな…。ほんと、面倒な話題でもあると思うの ^^;)関わり合いたくないと思わせる人達がいるからね。


これについて批判コメントが多数ついたのですが、当の本人はなぜ批判されるのか全く分からないようです。
ここで多くの人が憤っているのは「言及されたから」ではなく「自分のかかわる分野をバカにしているようにしか見えない」からでしょう。つまり優先順位の話ではなくある分野をどう見ているかという話。軽々しく話せる分野で無いと思っているなら軽く見た発言はいない方がいいでしょうね。試しに南京大虐殺をニセ科学や「あやしい商売」に置き換えて読んでみるといいかもしれません。それでもわからないようなら・・・・・・。
忠告が来てもどこ吹く風。


本当に、言及するだけで問題発展しちゃうテーマだから。気を付けないとね。また言われてるのか~ RT @doramao:@kumikokatase 申し訳ないけど、舌禍事件的なものになりかねない感じですよ。ブクマされているツイートは私から見ても不適当に思いますし、困る感じです。


・・・・・・いい加減学習しなよ。過去にどれだけの人が時間をかけてあなたのわきが甘い癖を指摘してきたと。あなたに忠告してきた人間の努力をドブにぶち込んでるように僕には見えるんですが。
少しは勉強してみたら?ということをやさしく言われてもわからない。


その新書自体に変な色が付いていないという保証も無いですし…。決定版みたいなものが無いから問題がややこしいんじゃないでしょうか? RT @_nagashimam:新書一冊ぐらい読んでからにした方がいいとは思いますが^^;;


ご自身がニセ科学関連でやってる情報収集の応用だと思いますが・・・・・・。これを立場が逆でニセ科学関連で自分が進言する側だと思うことができないんですかね。こういうことを臆面もなく口に出すというのは応用力がないし、なにより自分の発言を客観的に見ることができないという証左でしょう。ネットでのニセ科学批判というのは、幾度となく事態を軽んじた人が出てきてそれに対するカウンターを幾人もが作ってきたわけで。何を見てきたんでしょうねこの人。自分の立つ土俵について無自覚というか何も考えちゃいないのでは?とすら思ってしまいます。ここで取り上げた片瀬氏の発言は文脈込みで考えたとしても悪手としか僕には判断できません。
僕自身も過去に氏とやりとりしましたが、その時も質問に対して歯切れが悪かったり、論点そらしをあからさまに行ってきました。
あの時に僕は「引くときに引けないと論者として死ぬ(=信用されなくなって取り合ってもらえない)」と言いましたが、片瀬氏には対岸の火事だったのでしょう。事前に推敲があまりできないツイッターという手段を使うには不向きだと僕は思いますね。
もう2度も3度も繰り返しているようだと皆、見限り始めますよ。「昔、同じようなことがあったのに何の進歩もない。この人には学習能力というものがないのか?」や「また、同じことを繰り返して・・・・・・。この人から反省しましたなんて謝罪の言葉が出ても一時的に場を収めて矛先をそらすために使ってるだけだな」という見方が出てもおかしくないですね。片瀬氏は自分にかかる信用という値札を自分から下げていることにお気づきで無いようで、ちょっと僕には掛ける言葉が見つかりません。
見限る人間も僕のようにわかりやすい人間ばかりでないので、気が付いたら孤立無援だったなんてことにもなりかねないでしょうね。
基本的にネット言論なんて吐いた言葉がそのまま自分にも返りかねない場所かつ特に保証があるわけでもないし、個々人で防衛するしかないです。そこで大事なのが「これを言ったらどういう反応が返ってくるのか?」と想像、連想する力じゃないでしょうか。これを忘れると碌な目に合わないとは最近の自分を振り返っても思います。

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1 コメント

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身の程を知る (ひよ)
2012-03-02 10:31:26
こんにちは。いつも興味深く拝見させていただいております。

専門家と雖も専門外については素人である、ということを、改めて感じます。

科学の専門家ではない人がニセ科学に陥り、考古学の知識が無い人ほど超古代文明を信じ込み、霊長類の研究などしたこともない人が100匹目の猿を語る…そんな姿を幾度も見てきた筈の方が、同じ轍を踏んでしまうのですね。

身の程を知る、とはなんと含蓄深い言葉かと思わずにいられません。
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