ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

知性のガラパゴスと武田邦彦

2010-06-30 20:35:07 | 武田邦彦
 先日、武田氏が外来生物のことをしゃべってくれなくて残念な思いをしていたら、なんと今日、ガラパゴスと外来生物について非常に大胆な発言をしてくれました。素晴らしいサービス精神の持ち主ですね(w。

ガラパゴス諸島と外来種排斥運動

以下引用
ガラパゴス諸島の生物がダーウィンの研究に役に立ったのは、いろいろな理由があるが、その一つが「外来種も少なく、気候も変動しなかったので、生物が多様化せず、繁栄もしなかった」ということにつきる。
引用終わり

とりあえずダーウィン・フィンチの例を挙げさせてもらいましょうか。このフィンチは一種の祖先からそれぞれの島の環境や食性にあわせて十数種に種分化しています。
このほかにも島ごとに分化したゾウガメやウミイグアナ、ガラパゴスコバネウ、ガラパゴスノスリとガラパゴスは固有種の宝庫です。どれも比較的新しい火山諸島であるガラパゴス諸島に大陸から祖先種が来て個々の島の環境に適応していったようです。
そして、現在のガラパゴスの保全を語る上で外せないのが外来生物の存在です。海鳥の卵を漁るネズミやリクイグアナと食物を争うノヤギなどの外来生物が固有種の存在に暗い影を落としています。
ガラパゴスのダーウィン研究所の主な活動にも外来生物対策があります。

>•固有生物および生態系を脅かす外来生物の駆除を目的とした調査および研究

ついでにECOネットのガラパゴス国立公園の項目からも引用します。

>ガラパゴス諸島の保全における課題は大きく分けて2つあります。外来生物の管理と、自然資源の過剰利用です。

そんなことは知ってか知らずかまだまだ武田氏のリップサービスは続きます。

以下引用
1.外来種が少なければ生物は衰退し、多様化が失われる、
2.気候が変動しないと生物は衰退し、多様化は失われる、
というのが「事実」である。
引用終わり

「事実」なんていうくらいなら事例のひとつもあげましょうよ。少なくとも1については非常に興味があります。武田氏が外来生物の侵入により固有種が失われる事例(ナイルパーチやミナミオオガシラ、ノブタ、ノネコ)についてはどうお考えなのか含めて。

以下引用
1.外来種を排斥すると生物が繁栄し、多様化する、
2.気候が変動すると生物が絶滅し、多様化が妨げられる
というのが、守銭奴(お金だけの学者、NPO、環境省、NHK、朝日新聞)の「事実に反する広報内容」である。
正反対だ。
引用終わり

とりあえず事例のひとつもあげてくれないと説得力のかけらもありませんよ。思い込みでしゃべってないで現実直視してください。

以下引用
正反対になるのは、最初が「科学」であり、次が「お金」だからだ。
引用終わり

おいおい、検証や論証という科学の重要な手続きをすっぽかして勝手に持論を科学的なことにしちゃいましたよ。言っておきますが、検証や論証もすませずに科学を名乗るなんて科学者のやることではありませんよ。学部生から出直したらどうですか。こんなんじゃ博士論文なんて書けやしない。

以下引用
学校で生徒に生物を教えている先生は、さぞかし切ないだろう。偉そうな顔をしている日本の指導層が、学校でも教えられないことを白昼堂々と言っているのだから。
引用終わり

僕も仮にも大学教授がこんなよく戻るブーメランを投げるとは予想もできませんでした。完璧なる自虐系ギャグを体をはってするエンターテイナーとは。

しかし武田氏はガラパゴスの生物に関する本を1冊も読んでいないのでしょう。ニュートンムックあたりに図や写真入りでわかりやすく書いてあるのですが。まったく言及先について調べないあたり知識の海に孤立した知性のガラパゴスです。
現実におけるガラパゴスは固有種の宝庫ですが、知性のガラパゴスは無知の宝庫です。しかし中身は珍しくもなんともない貧相なものです。
だからナイルパーチくらいは調べておくべきだったのに。その程度の能力もないのか。
とりあえず、僕が突っ込めるのはここら辺まで。後半の人種云々は詳しい人にお任せします。

追記
ガラパゴスでは2010年にノヤギの駆除に世界の諸島初の完全駆除の見込みが立ったそうです。
【最新ニュース】ガラパゴス、2010年にヤギ完全撲滅へ

池田清彦も入れてあげて

2010-06-28 16:40:01 | 武田邦彦
 これはちょっとした武田氏への茶々入れです。もうちょっと外来生物のことを書いていればもっと突っ込めたんですけどね。実力のなさが恨めしい。

「気候変動」が「生物多様化」をさせる

>かくして「気候変動」が「生物多様化」をもたらします。それは「外来種」を取り込んでその地域の生物が多様化することを示しています。

>その点では、「生物多様性」の敵のようにいわれている「温暖化」や「外来種」こそが、生物を多様化するもっともよいことなのです。

だから外来生物の定義と個別事例から勉強しなおしましょうよ武田センセイ。そんな池田清彦のコピーじゃ専門家どころか高校、大学生にすら歯が立ちませんぜ。自然分布と人為的移動をごっちゃにするとは「ボクニハ生物地理学ト外来生物問題ハワカリマセン」と言ってるようなものですがな。せめてナイルパーチ程度は抑えておかないと。別にグァバやゼブラガイ勉強しろなんて無茶は言いませんから。

>日本の自然はかけがえの無いものですから、個人的ないきさつやメンツにこだわることなく,そして最も大切なこと「お金で人生を売らないこと」をお勧めします

・・・・・・笑う処(゜ω゜)?

ホッキョクグマが苦しんでいないとはケシカラン!??

>事実,学者の間では、渡辺先生、丸山先生,伊藤先生、そしてかなり前から槌田先生など、「まちがっている」と言う人がいたのです。

>学者も学者仲間がありますからお互いの遠慮はあるのですが、それより「科学的に正しいことを言う」というのが誠意と言うもので、それがまだ残っているのです。

池田清彦も入れてあげましょうよ~。
一緒に仕事もした仲なんだから(;w;)

なにか忘れてた気が・・・

2010-06-26 14:30:52 | Weblog
 これからやることの予定表というかメモ書きです。
遺伝的多様性シリーズ
生物多様性の保全の必要性
GMと外来生物の比較
ザリガニ駆除のレポ(たぶん9月ごろ)

・・・・・・なんか他にもいろいろあった気が(´・ω・`)
よろしければブクマなりコメント欄なりで梨がやるやるとほざいていたことを指摘してくださいませ。思いだし次第追記します。

やることばかり溜まってる(;ω;`)

追記
カマキリの卵と積雪の予知の関係性について
正直、昆虫は専門外だけどがんばってみます。

進化生物学教育に思うこと2

2010-06-24 22:49:38 | 進化生物学
 だいぶ前に書いたものの続きです。進化生物学の中でほとんど唯一、高校で教えられているのが遺伝です。しかし、その遺伝についても、最近の知見を十分に取り入れたものとは言い難いものです。
「遺伝Vol62」において遺伝を高校でどう教えるかという特集が組まれているので、そこから引用していきます。今回引用するのは「高校生物遺伝分野で何を教えるべきか」向井康比己からです。

以下引用はじめ
ゆとりの教育による学習内容の低減化も問題の1つである。遺伝と変異の項目から変異が削られた結果、変異(variation)、突然変異(mutation)を教えることができなくなった。
引用終わり

突然変異を教えることができないというのは進化生物学教育においてかなりまずいです。なぜなら、自然淘汰にしても中立説にしても遺伝配列に変化が生じ、それが集団内に広まることを前提にしているからです。それくらい突然変異というのは進化生物学において基本中の基本なんですね。学習指導要領の改定で進化が高校から中学に戻されたようですが、変異を教えずに進化を教えろとか無茶振りにもほどがありますって。

以下引用はじめ
現行の教科書に不足している項目は、ヒトに関する遺伝である。キイロショウジョウバエやスイートピーの遺伝よりも、病気や健康との関連で身近な遺伝学という立場から、ヒトの遺伝についてもっと取り上げる必要がある。
引用終わり

個人的には無知や偏見を防ぐためにダウン症のことくらいは取り上げてもいいと思います。このあとにも述べてらっしゃいますが、iPS細胞やGMというのも遺伝の応用なんですよね。

まだ言ってやがる

2010-06-22 00:47:32 | 福岡伸一
たまたま見つけてしまいました。以下は引用と軽い突っ込み。

「動的平衡」発想のもとはチョウの飼育~福岡伸一さん編(2)

(引用はじめ)
本当のチョウは非常に自分の食べるものを禁欲的にかたくなに守っていて、アゲハチョウの中でも、ナミアゲハだったらミカンとかカラタチとかサンショウしか食べないし、キアゲハだったらパセリとかニンジンしか食べないし、アオスジアゲハだったらクスノキしか食べない。どんなにおなかがすいているはずでも、ナミアゲハやアオスジアゲハにパセリを与えても食べないで死んでしまう。私がチョウの飼育を通して最初に学んだのは、生物の食性に関する厳しさというものでした」

 福岡さんは笑顔を絶やさずに話を続ける。「食べ物を限定するということは、ある限られた資源をめぐって、ほかの種と無益な争いを起こさないように棲み分けているということです。昆虫少年だった私は知らず知らずにそれらを目の当たりにして、いつしか動的平衡という考えを持つに至るきっかけになったと思うのです
(引用終わり)

食われる側である植物の防衛戦略についての考察がまるでないんですが・・・・・・。カラタチやサンショウが刺を発達させているのはどうしてですか?あと、クスノキって昔は防虫剤の原料でしたよね。こういう初歩的なことを指摘してくれる人が周りにいないんでしょうか?
ついでにニッチについても。

生物はみな優劣なく循環する~福岡伸一さん編(4

(引用はじめ)
福岡ハカセがいうニッチとは凹(くぼ)みをイメージしたもので、生物が凹みにうまくはまって、棲み分けていることを指している。
(引用終わり)

結局今西の呪縛から逃れる気がないのかなぁ。たぶん外来生物問題とかの個別事例に詳しくないからこういうことが言えるんだろうなぁ。

保全についても言っています。こちらはそれなりに重要かつおもしろい。

(引用はじめ)
「ある種が消え、ある種が出てくるというのはある意味では生命進化の必然なので、絶滅しそうな種をどうしても救わなければならない、というふうには私は思わないんですよ。それが必要な局面はもちろんあると思いますけれども、それだけが生物多様性の保全ということにはならない。要は、絶滅危惧種をとにかく救わなければならないということばかりに目を奪われると、生物多様性の本当の大切さを見失ってしまう。微生物だって、トキだって、アオスジアゲハだって、パンダだって、地球上の物質循環のプレーヤーとして活動しているという意味では優劣はない。種としてみれば、等価と言えるでしょう」。
(引用終わり)

まあ分類学的には等価値ともいえるかもしれませんね。ただ、プレイヤーにも上手い下手があるように生態系にもキーストーン種というものがいまして。そのキーストーン種が消えると雪崩をうったように生態系が崩壊するんで保全ではキーストーン種の発見と保全が優先されますね。安直に等価というのはそういう生態系内での役割を無視することになるのであまりいいとは言えませんね。そこらへんの視点が欠けているのが残念。大筋はいいんですけどね。
このシリーズを読んでみて安易な発言が多いと感じました。入門書を2,3冊読んでくれればこうならないと思いますが、どうしてこうなった。
この人は素で間違えているのか自論のためにわざと間違えているのかいまいちまだわからないですね。

モンハン生態学 ティガレックスと雪山

2010-06-20 11:52:11 | モンハン生態学
 前回のやつが好評だったので、これからは「モンハン生態学」と称してシリーズ化していきます。頻度としては月1回くらいを目安にしたいですね。第2回目は初心者のトラウマ、ティガレックスが雪山に来る理由を探ります。
ティガレックスは飛竜種と呼ばれるモンスターの一種で、とりわけ原始的な特徴を残したものとされています。
このティガレックスは主に砂漠(フロンティアでは峡谷にも)に生息し、餌を求めて雪山にも出現します。ただし、ティガレックスは雪山に適した形態ではありません。トライに出てくる雪山と似たようなフィールド、凍土に生息するベリオロスという飛竜は白い体色に滑り止めのスパイクと生息地に適した形態に進化していますが、ティガレックスにそのような適応は見受けられません。砂色に近い体色は一面真っ白な雪山では目立ちますし、体温を保つために毛や羽毛が生えているということもありません。このことから、雪山で餌をとることはティガレックスに対し負担を強いることが予想されます。しかし、生態ムービーでおなじみのように、実際には雪山で餌をとっていますので、負担を強いるだけのメリットがあるのでしょう。
そのメリットとは何でしょうか?一般にはポポの味が好物だからとされていますが、それだけでは少し理由として弱いようにも思えます。ただポポの味が好物というだけで雪山に向かうことが、進化生物学的に考えてティガレックスが生存、子孫を残すうえで有利なのでしょうか?
単純な式にすると、狩りで得られるエネルギー>狩りで消費するエネルギーになっていないと採算がとれません。仮に雪山で消費するエネルギー>雪山で得られるエネルギーだとしたら、いくらポポが好物でも雪山に来ないほうがティガレックスにとっては有利なはずです。なぜなら余計なエネルギーを使わない分、それを繁殖や成長に振り分けられるのですから。雪山に来るようなティガレックスは早晩淘汰されてしまうでしょう。そうなっていないということは雪山に来ることがティガレックスの生存上で多少なりとも何らかのメリットがあるということです。そのメリットとは何でしょう?まずは本来の生息地とされる砂漠と餌を獲りに来る雪山の生物相の違いを見てみましょう。
砂漠でティガレックスの餌になりそうなモンスターと言えば、アプケロスガレオスゲネポスヤオザミあたりでしょうか。ディアブロスモノブロスダイミョウザザミドドブランゴ亜種あたりはその戦闘力から正面切って狩るのは難しいと思われます(亜成体くらいまでならなんとかなるかもしれませんが、ブロス系の成長や子育てのデータがないため不明)。餌になりそうなモンスターにしても、ガレオスやヤオザミは砂に潜るし、アプケロスは個体数がそう多くありませんし(1エリアに2~3体ほど。しかもいるエリアが限られる)、ゲネポスはティガレックスの入ってこれない狭い場所に逃げ込めるしで、砂漠での狩りもそう楽なものではないことが想像されます。
一方、雪山はどうでしょう。餌になりそうなモンスターとしてはポポ、ガウシカブルファンゴ、ギアノス、ブランゴあたりになるでしょうか。フルフルなど大型モンスターは砂漠とほぼ同じ考察なので割愛します。
この中でもポポは獲物として理想的です。雪山でのティガレックスの行動圏のほぼ全域に生息していますし、個体数も多く、かたい鎧を備えているというわけでもありません。また、寒冷地に適応している動物なので皮下脂肪も相当あるでしょう。これはガウシカにもいえそうですね。脂肪はよいエネルギー源になります。さらに魅力的なのはポポの肉は栄養価が高いということです。ティガレックスにとっては、寒さで体力が奪われるというリスクを冒しても、とらえやすい獲物が多い雪山に来るのはそれなりにメリットがあるのでしょう。

モンハンで生物の戦略を考えてみた

2010-06-16 00:11:16 | モンハン生態学
 これは、モンスターハンター(以下モンハン)を使って生物学について考えてみようという趣旨の記事です。基本的に参考資料としてハンター大全Gを使っていきます。ちなみに、僕自身がポータブル2Gしかやっていないのでトライやフロンティアのモンスターについて取り上げる予定は(今のところ)ありません。これは、僕自身がモンハンのモンスターの生態を自分の生態学や進化生物学の知識で解釈、分析してみたというものです。あたりまえですが、製作者のカプコンの発表があったら、そちらが優先されます。個人の解釈なんて聞きたくねえよという方は見ないことをお勧めします。では、第一弾はモンハンでも特に有名なモンスターの繁殖戦略についてです。
モンハンで有名なモンスターといえば、リオレウス(以下レウス)がトップにきますね。キークエストに武器防具のための希少素材にと、狩りまくられるモンスターです。

レウスには生態ムービーがあるので、それを見てみましょう(ムービーに出ているのはリオレイアというレウスの同種の雌です)。これを見ると、子供の数は一度に2,3匹ほどであることがわかります。また、子供に親がエサを持ってきていること、捕食者の来づらい安全な巣の中で育てられていることから、現実の猛禽類と類似した子育て方法をとっていることがわかります。このことから、それほど繁殖速度は早くないことが予想されます。おそらく、早くても1年に1度子供を育てるのが限界でしょう。
この様に、一度に生む子供の数が少なく、その子供の成長に投資して(つまりエサを運ぶなど手間暇をかけて育てる)、ある程度育てた状態で独り立ちさせる生物の繁殖戦略をK戦略と呼びます。大型の動物によく見られる繁殖戦略です。具体的にはゾウやクジラですね。
一方で、一度に子供をたくさん産む半面、子供の成長にあまり投資しない、つまり、子供をほとんど育てずに独り立ちさせる繁殖戦略もあります。こちらのことをr戦略といいます。ネズミをイメージしてもらえるとわかりやすいでしょうか。小型の生物によく見られる繁殖戦略です。
この様に生物には大きく分けて2つの繁殖戦略があるわけですが、どうしてこのような違いが生じるのでしょうか?おおざっぱに言うと、その生物がおかれた環境の違いによるものです。冒頭で話の枕にさせてもらったレウスの例でいえば、成体のレウスを捕食するモンスターはほとんどいません。しかし、レウスが生きていくためには他のモンスターを狩らなくてはならず、それにはある程度の力量がいります。モンハンでいえば、ランポス(小型の肉食モンスター。ゲーム内における雑魚)などは集団でなければアプトノスのような大型の獲物を狩ることができませんが、レウスは単体でそれができます。それは体が大きく力が強いためです。しかし、単体で狩りができるまでに成長するのは時間がかかります。
レウスの場合は、成体を捕食する天敵がほぼおらず、少ない子供の数でも、成長さえしてしまえば育てるだけの価値があるので、子供にたくさん投資するK戦略に進化の過程でなっていったわけです。
・・・・・・とここまでr-K戦略に基づいた仮説を書いてみたのですが、仮に鳥類と類似した生態を持つ場合、成体の大きさではなく、繁殖開始年齢と相関している可能性もあります。この面からの仮説も僕がきちんと勉強してから立ててみたいところです。

参考
これからの進化生態学 Peter Mayhew著 共立出版

ツナと野菜のぶっかけうどん

2010-06-13 20:43:59 | 料理
 最近、料理の記事を書いていないのと、いいレシピを発見したのでupします。

ツナと野菜のぶっかけうどん

材料 2人分

うどん 2把
ツナ 1缶(油は切った方がよい)
大葉 4枚
トマト 1個
玉ねぎ 1個
すりごま 適量
しょうが 適量
めんつゆ 適量(薄めない)

1.うどんをゆでる。
2.うどんをゆでる間に野菜を切る。大葉は千切り、玉ねぎは薄切りにして塩もみして水にさらす。トマトは好みに切る。くし型でもサイコロでもお好きなように。
3.うどんがゆであがったら水でしめる。
4.皿にうどんを盛り、野菜とツナを盛りつけて薬味、めんつゆを好みの量ぶっかけて食べる。

このレシピは「きのう何食べた?」に出てくるツナとトマトのぶっかけそうめんを少し変えただけのレシピです。僕がそうめんよりうどんが好きなのでこうなりました。15分くらいで作れるので夜食にもいいですよ。

オーガニックなフルコース?

2010-06-11 21:23:45 | いい加減なモノ
「酪酸はオーガニック。一切害はない」…傷害を否認 SS元船長第3回公判(産経新聞) - Yahoo!ニュース
これについたブクマを見てオーガニックな毒物によるフルコースというものを考えてみた。
一応、洋食のフルコースを意識しました。

オードブル バラムツの燻製 まずは体の中の余計なものを出していただきます。 

スープ ニセクロハツとカエンタケのスープ 色出しにイヌサフランを使用しております。とろみ付けには十分に成熟したジャガイモから作ったでんぷんを使用しております。

魚 アオブダイのフィレのホイル 付け合わせにはタマゴタケモドキのフイユテを。

肉 クマの肝臓の串焼き 串には天然のキョウチクトウを使用しております。

サラダ イラクサ、トリカブト、ジタギリスをミフクラギの樹液から作ったソースでいただきます。心臓もびっくりの味です。

デザート ヨウシュヤマゴボウ、イヌホオズキの実、アーモンドをどうぞ。アーモンドはもちろん種ではなく実を召し上がっていただきます。

飲み物 フレッシュなウナギの生き血をどうぞ。ウナギは昔から性のつく食べ物とされています。

・・・・・・もっとひねりが欲しいなあ(・ω・`)
もっとひねりの入ったオーガニック?な料理があればコメント欄までどうぞ。

参考
厚生労働省:自然毒のリスクプロファイル
どらねこ日誌 天然にはきけんがつきものなんだってばさ

さっぱりわからない

2010-06-10 20:59:44 | 保全生態学
 Togetter - まとめ「わかったつもりを問い直す 生物多様性って何?」を見て思ったことです。

まず、まとめとしては拙いです。文脈を考慮せずに発言だけを断片的に抜き出しているので意味を取りづらいです。いきなりポンと発言が出ても、前後の文脈が書かれていないので意味が非常に取りづらく、推測で補ってゆくという感じです。その推測にしても、結構な知識レベルを要求されるので、素人さんがこれを読めというのは無理でしょう。正直メモ書きと同レベル。まとめた人が後から読み返す分にはメモでも構わないんですけど、第三者に見せるものとしては失敗しています。言葉というのは文脈に意味を依存する側面があるので発言だけを抜き出されてもわかりません。せめて、誰の発言かくらいは明確にしてもらわないと。

講演者を見る限りでは獣害で相当に知られた人もいるので、講演の中身そのものは悪くなかったと思いますが、いかんせんまとめが・・・・・・。
これから何か有益な情報を得ろと言われても無理です。次があるならもっと第三者の視点を考慮したまとめを期待します。