ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

そういえばコミックサイエンスってどうなったっけ?

2010-03-31 21:27:09 | いい加減なモノ
 注意!これはネタであり梨のつぶやきです。
 しばらく前にコミックサイエンスという言葉がニセ科学批判界隈で注目を集めました。

コミックサイエンスとは

これを見る限りではコミックサイエンスの指している内容はそれよりずっと前から使われているニセ科学、疑似科学にふくまれますね(ニセ科学とは参照)。ブクマでの反応を見る限りでは当初、ニセ科学批判をしている方たちは同様の事柄の先行事例を踏まえていないことをいぶかしがりながらも、静観する人がある程度いたように思えます。しかし、この言葉の創作?に関わったらしい人のブログやtwitterのまとめを見て一気に胡散臭いと判断する人が多くなったと思います。

ポップスなのか、ロックなのか
>漫画好きで言葉狩りが好きなクラスター

そもそも先行事例は踏まえてるの?という突っ込みに対して言葉狩りという返しはないでしょう。ここから雪崩をうったように静観から懐疑的、批判側になった人が多くなったと記憶しています。

当時の関連エントリを見ると、日付が1月のものが多いですね。

論文において自作用語を使うときに注意すべきこと

コミックサイエンス アンサイクロペディア

1月か。まだそれだけしか経っていないんですね。僕にとっては半年以上前の出来事のように思えます。で、そのコミックサイエンス撲滅委員会のサイトを見てみましたが、1月19日から新しい記事がないですね。当初の熱意はどこへやら。

>本サイトでは、各種のコミックサイエンスを取り上げ、可能であれば研究者による署名解説をつけた上で、それらの信憑性について情報発信していく予定です。

コミックサイエンスとはの末尾にはこのようにありますが、賛同する研究者は集まったのでしょうか。なんというか竜頭蛇尾を見る気分。

遺伝的多様性に関する私見5 遺伝的多様性を回復させるには?

2010-03-28 20:54:04 | 遺伝的多様性
 前回は遺伝的多様性が減った場合に集団はどうなるかという話でした。遺伝的多様性が減ることは集団が絶滅しやすくなることを意味します。では、それを回避するにはどうすればいいのでしょう?答えの一つとしては遺伝的多様性を回復させるということですね。・・・当たり前すぎてすみません。
では、遺伝的多様性を回復させるにはどのような手段があるのでしょう?大きく分けて2つあります。
1. 突然変異によって回復するのを待つ
2. 別の集団から遺伝子が入ってくる
1はその集団の自動回復を待つとでもいいましょうか。以前にも書いたとおり突然変異には有害なものが多いですが、まれに生存などに有利なものもあります。この有利な変異が集団に広まることで遺伝的多様性を回復させようというものです。ただし、この方法は非常に時間がかかります。そもそも、有利な変異というものがまれにしか起こらず、なおかつ集団内に広まる前に消えてしまうということもあり得るからです(たまたま有利な変異をもった個体が捕食されるなど)。
2は人間が外部から遺伝子を導入するのと集団間の遺伝的交流を回復させるの2つがあります。遺伝的交流を回復させるというのは、人間が分断してしまった生物の通路(コリドー)を復活させることがあげられます。たとえば渓流魚では堰堤に魚道やスリットをつけて下流と上流で魚が移動できるようにします。
外部からの遺伝子の導入というのは外部の集団から個体を導入するというものです。
こういった遺伝子を入れることはかなり効果があることが多いです。たとえばメキシコに生息するデザートタップミノーというカダヤシの仲間では、干ばつによってある淵に生息していた集団が激減し、近交弱勢に陥りましたが、下流の淵にいる健全な(近交弱勢に陥っていない)集団と個体をそれぞれ交換したところヘテロ接合度が回復し、寄生虫に対する耐性も取り戻しました。
このように遺伝的な交流は集団が近交弱勢に陥るのを防ぐ効果があり、とくに人間が導入するのは手っ取り早く思えますね(人間側から見て)。
ただし、人間が外部から遺伝子を導入するということは大きな問題になっています。一例をあげると渓流魚の放流があります。これは次に。

参考文献
保全遺伝学入門 西田睦 監訳
守る・増やす渓流魚 中村智幸・飯田遥 編著

追記3/29
デザートタップミノーはメダカではなくカダヤシの仲間です。昔は同じ仲間として扱われていましたが、現在はダツ目とカダヤシ目という異なる分類になっています。凡ミスでした。すみません。


楽にできる万能おつゆ+親子丼

2010-03-25 23:28:16 | 料理
 最近、料理ブログなのか保全生態ブログなのかわけわかめになってますね。はやく遺伝的多様性シリーズを書きあげないと。
と言いつつも、今日は料理についての記事です。

材料
醤油

みりん
昆布
鰹節
ここにお好みで砂糖やはちみつを入れてもいいです。

作り方
1.醤油、酒、みりんを2:1:1の割合で鍋に入れます。
2.鍋に昆布を敷きます。鍋の面積=昆布の大きさくらいで。
3.30分くらいそのままおいておきます。
4.中火にかけて沸騰する直前くらいに昆布を取り出します。
5.鰹節を一つかみいれます。
6.そのまま煮詰めます。最初より1cmくらい液面がさがったらOK。
7.鰹節を取り出してビンにつゆを入れます。鰹節は茶漉しなどをつかうと取り出しやすいです。
8.冷まして出来上がり。
これにレモンなどかんきつ類の果汁を混ぜれば即席ポン酢の出来上がり。市販品よりうまみが多いのでドレッシングにもなんにでも応用が利きます。
これを使ったレシピもひとつ。
1.玉ねぎを切って鍋かフライパンに入れます。
2.つゆをひたひたに入れ、鶏肉を薄切りにして1.に入れて火にかけます。
3.鶏肉が半煮えになってきたら溶き卵を入れ、火を止めて余熱で火を通します。
4.卵が半熟になったら出来上がり。三つ葉を散らしても。
僕はこれをよく作ります。楽にできて美味しいのでおためしあれ。

遺伝的多様性に関する私見4 遺伝的多様性が低下するとどうなるか?

2010-03-22 23:27:22 | 遺伝的多様性
 前回は遺伝的多様性が低下してしまう話でした。では、遺伝的多様が低下すると、どのようなことがその集団に起こるのでしょうか。
・近交弱勢
 この用語そのものを知らなくてもこれが差す内容をご存じの方は多いと思います。血縁が近い者同士で交配を繰り返すと、ホモ接合で発現する有害遺伝子によって病気に弱かったり奇形の個体が生まれることが多くなります。ヒトの場合でも近親婚では子供に異常が出やすくなることは昔から知られています。たとえば最近の研究ではツタンカーメンは両親が兄と妹の近親婚であり、その結果、虚弱な体で遺伝病を患っていた可能性があるという報告がなされています。
ハリーポッターでもヴォルデモートの先祖のスリザリンの一族は従兄婚を繰り返した結果、遺伝的な障害が出たという描写があったと思います(確か6巻か7巻)。
近交弱勢は、その集団内における有害遺伝子の頻度が高まることで起こります。ここでいう頻度が高まるとは多くの個体がその有害遺伝子を持つという意味です。
しかし、生物も基本的に近交弱勢を回避する仕組みを持っています。たとえばサクラソウでは、雄しべの短く、雌しべが長いタイプの個体と雄しべが長く、雌しべが短いタイプの個体があり、花のタイプの異なる個体間で花粉のやり取りをし、有性生殖をおこなう際には自家受粉を極力避けるようになっています。ただし、十分に個体数が確保されていれば近交弱勢は起こりにくいのですが、個体数が少なくなるとそうもいかなくなってきます。なぜなら、個体数の少ない集団では配偶者になりえる個体が限定されてくるためです。
・遺伝的メルトダウン
これは近交弱勢とも関連しておきる現象です。近交弱勢が起こると集団の個体数が減少します。その結果、ますます近交弱勢が進み遺伝的多様性が劣化してしまうことをこう呼びます。
これは遺伝的多様性との話とは若干ずれますが、たいていの絶滅危惧種というのは個体数が少ないか他の集団から孤立しています。そういう場合、遺伝的多様性を抜きにしても絶滅しやすくなっています。詳しくはこちらに昔書いたものがあるのでご覧ください。

参考文献
サクラソウの目 鷲谷いずみ著 地人書館
保全遺伝学入門 西田睦監訳  文一総合出版

生物多様性EXPO2010に行ってきた

2010-03-21 22:22:18 | Weblog
 今日は大阪で行われた生物多様性EXPO2010に行ってきました。これは環境省が主催する展示会で様々な団体がブースを出しています。会場にはアサヒビールのような企業のブースから地域の自然保護団体、NPO、大学のブースまで幅広くありました。面白い話が多く聞けましたし、中でもNPO生態工房の方とは外来生物などいろいろとお話をさせていただきました。
今日はその中でも現在タイムリーなトキの話題について情報を仕入れてきました。
会場に「朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会」というところのブースがあり、そこで朱鷺の放鳥についていくつか聞いてきました。まず、佐渡市は「朱鷺と暮らす郷づくり 認定制度」というものを使ったコメ作りを推進しています。これは認定基準を満たした農家のコメを「朱鷺と暮らす郷」米として認定、出荷するものです。内容としては、減農薬の田んぼ、魚道の設置、冬水田んぼなどを用いて、トキとその周辺をとりまく生物にやさしい環境を作っていくもののようです(パンフを見た感じでは)。こうして作られたコメはキロ600円でイトウヨーカドーなどで販売されているようです。ここからが個人的に気になっていたのですが、こうした活動においてドジョウなどの放流は避けているというお答えをいただきました。あくまでその土地にいる生物で保全を進めていくという認識があるようです。
会場に同じく再導入されたコウノトリのブースがあったので、そこでも同様のことをお聞きしたところ、やはりドジョウの放流は避けているというお答えをいただきました。ただし、小学生向けのイベントなどでフナの放流などはあるようです。
生態工房の方ともお話した時、東京ではドジョウのつかみ取りと称してドジョウの放流が行われているとのことでした。ここは気になるので調べてみます。

自炊について考えてみる

2010-03-18 23:11:13 | 料理
 先日、はてブでこのようなものを見つけました。

Togetter - まとめ「自炊は実は高コスト」

はてブの方でもいろいろ言われていますね。

この方たちの1ヶ月の食費は書かれていないのでどれほど安くしているのかわかりませんが、僕の場合は1ヶ月の食費はだいたい1万6千~8千円です。1週間約4000円弱、一食あたりだと200円くらいですね。三食ほぼ自炊ですが、たまにコンビニで空腹に耐えかねてチキンやお菓子を買ってしまうので、それらを買わないとしたらもっと安くなりますね。一回だけですが、それをやったら週の食費が2700円くらいのときがありました。
まとめの方には冷凍食品が半額のときに買えば食費が安く済むと書いてありますけど、僕は試したことがないのでわかりません。ていうか親元離れて一人暮らし始めてから冷凍食品というものを買ったことすらないですよ。最後に冷凍食品食べたのいつだっけ?
あとは、このくらいの食費内でならこういうものが食べられますよということで“昆布ジメ”のレシピを紹介します。

白身魚のさく 1つ
昆布 12×5センチを1枚
塩 少々

1.さくを半分に切って(もとから二つあるときはやらなくていいです)塩を振っておきます。
2.魚で昆布を挟みます。魚の中骨の代わりに昆布がある感じです。
3.ラップでくるんで冷蔵庫に入れます。
4.半日くらいたてば魚の水分が程良く抜けて身がしまってきます。切って盛りつければ完成。
ラップにくるんだままなら冷蔵庫で2日は持ちます。塩を振るのは水分を早く出すためです(個人的には塩を振った方が臭みがとれる気もします)。ワサビ醤油やポン酢でどうぞ。ポン酢の作り方もそのうち書いてみようと思います。
昆布ジメというと何となく高級そうですが、これはそれほどでもありません。ぶっちゃけ半額になった刺身をこうして食べているわけですよ。昆布のほうも一回買えば1年くらいは持ちますしねえ。僕が使っているのは確か500gで900円の安い昆布ですが、みそ汁や浅漬け、煮物なんかで使いまわしています。

祝モンハンP3rd発売決定

2010-03-17 21:19:22 | Weblog
昨日は個人的にとてもうれしいニュースがありました。

モンスターハンターポータブル3rd発売決定

カプコンのデモムービーを見る限りではトライの地上モンスターとこれまでのシリーズのモンスターの一部が出るようですね。今回の舞台は新大陸と旧大陸の間にあるのでしょうか?レウス、レイアはトライからモーション引き継ぎでナルガクルガにも新モーションが追加されてるみたいですね。あとはティガの咆哮判定も緩和されてるのかも。ペッコ教授が出てくるからクック先生は今回は出番はないのでしょうか?あとは序盤のお約束のクエストに出てくるのはトップページに出てくる奴なのでしょうか。2ndGのティガは初見にはトラウマでしたよ…。

武器に関しては、トライで外された武器も復活で新モーションも追加とは嬉しいですね。今までは太刀メインだったけど、これを機にガンランスを使ってみようかな?ミドルボウガンのカテゴリがないことから、トライをやっていた友人に好評だったボウガンの組み立ての方はないのかもしれませんね。
あ、そういえば去年、モンハンのモンスターを生態学的に解釈してみるとか言ってたよなオレ…。落ち着いたらやってみよう。

遺伝的多様性に関する私見3 遺伝的多様性を低下させるものは?

2010-03-15 00:23:37 | 遺伝的多様性
 当初予想していたより分量がかなり多くなりそうで少しビビっている梨です。前回は遺伝的多様性が生まれる話でしたが、今回は遺伝的多様性が低下する話です。遺伝的多様性は基本的に集団の大きさ(個体群サイズ)に比例して大きくなります(あくまでも基本的にはです)。大きなプール(集団)には大量の水(遺伝的多様性)が溜めこめるようなものです。では、遺伝的多様性はどのような時に低下するのでしょう。ここでは一部しか書くことができませんが、以下のような時には遺伝的多様性は低下します。
 生息地が分断される
 急激に個体数が減少する
 集団間の交流が妨げられる
生息地が分断されると、そこに住める個体数の上限が減りますから個体数は減ります。プールの大きさが小さくなってしまったようなものです。急激に個体数が減少するというのはプール内の水がいきなり抜かれてしまったようなものです。集団間の交流が妨げられるのは水道管が壊れてプールに水が入ってこない、ないしいつもよりずっと少なくなったようなものです。
さらにこれらによって遺伝的多様性に偏りが出ることもあります。集団の大きさが小さくなってしまった結果、一部の遺伝子のみが残り他の遺伝子が失われてしまった状態です。
ちょうどビンの口から出てくるものは全体の一部であることになぞらえてボトルネック効果と呼ばれます。また、これと同じく集団の遺伝的多様性に影響を与えるものにその集団の成り立ちがあります。創始者効果と呼ばれるもので、その集団の創始者たちの持っていた遺伝子の影響をその子孫たちが強く受けることからこう呼ばれます。たとえば、キタゾウアザラシは一時期に乱獲で20~30個体まで減少しましたが、現在では10万個体以上に増えています。しかし、ミトコンドリアDNAやたんぱく質(アロザイム)の分析では近縁のミナミゾウアザラシよりはるかに低い遺伝的多様性のままです。たとえばミトコンドリアDNAでは23の変異がミナミゾウアザラシから見つかるのに対しキタゾウアザラシは2つしか変異が見つかっていません。これは乱獲から100年弱ほどしか経っておらず突然変異による遺伝的多様性の増加があまり進んでいないためと、個体数が減った際の遺伝的多様性の低下をその後も引き継いでいることとが考えられます。ここでは別々に説明していますが、厳密には創始者効果は一世代でのボトルネック効果ともいえます。
こういった遺伝的多様性への影響はもちろんヒトも受けています。アメリカ先住民族にはO型が多いですが、これはベーリング海峡を渡った集団にたまたまO型が多くその影響が現在も続いているためです。
参考文献
保全遺伝学入門 西田睦監訳 文一総合出版



大義があっても無理なものは無理

2010-03-14 13:30:02 | 議論
 先日、トキ放鳥に関する施設の管理の杜撰さがニュースになりました。それをめぐって泉ヶ岳さんと若干見解が異なるので、僕の見解を書きます。
あちらに書き込もうとすると「登録できない文字列が含まれています」とかで書き込みできないのでこちらで書きます。
管理が杜撰なのはこちらも理解しています。こちらが言いたいのは杜撰だからと言って「人を殺して何が悪い」というような普通の感覚ではない人と同格に扱うのは批判として筋が悪いのではないかということです。こちらは初めの投稿から人格否定にまで踏み込むのはまずいのではということを問題にしていますよ。

僕自身も過去にこういう記事を書いたこともあります。
「トキ放鳥に思う2」
管理ミスを問題にしたいのであれば、管理ミスのみに論点を集中させた方が論旨が明快だし、人格批判というのは下手にやると相手につけ込まれたり第三者の評価を落とすのでやらない方が無難。……まあ僕自身過去にやっちゃったこともあるけど、だからこそやらない方がいいと考えています。一時の鬱憤ははれるかもしれないけど、長い目で見たらログが残るわけだしつけ込まれるすきをむざむざ作るようなものです。
やるんだったら身内だけにしてネットではやらない方がいいかと。

まとめると
・施設管理が杜撰だったのは事実
・しかし、それをもとに管理者が人でなしであるかのような人格批判をするのは批判として筋が悪い

追記3/17
現在あちらでは僕と泉ヶ岳さんのやり取りが全て消えています。コメントもこちらからのトラックバックもです。

簡単にできるカステラ

2010-03-14 08:07:19 | 料理
 今日は簡単に自宅でできるカステラのレシピをご紹介したいと思います。これが作れるがゆえに僕は周りから料理のできるやつと思われており、いろいろなところに顔を出すときにも重宝しています。これを教えてくれた親父に感謝。では作り方いってみます。

材料
砂糖 100g
強力粉 75g
卵  3個
はちみつ 小さじ2
牛乳 30cc

手順
1.卵をボウルに割入れます。このとき箸でからざは取り除いておきましょう。
2.砂糖を加え、ハンドミキサーの中速で10分間混ぜます。
3.粉をふるっておきます。最低3回はふるわないと焼いたときに膨らみません。
4.温めた牛乳にはちみつを溶かしておきます。
5.2ができたら4を入れて少し混ぜます。
6.粉を3回ほどに分けて入れます。1回ごとに混ぜましょう。5~6までの混ぜる時間は10分です。のの字がかけたらOK。
7.粉を混ぜる間にオーブン(機能のついた電子レンジ)を180℃で10分間温めておきます。
8.ティッシュボックスをオーブンに入るように切って、ホチキスでつなぎ、補強しておきます。そこにアルミホイルを敷いておきます。
9.生地をティッシュの型に流しいれて、へらで数回切っておき、泡が出たら潰します。ここはそれほど神経質でなくてもいいです。
10.生地をオーブンに入れ、180℃で10分焼いた後、160℃で40~50分焼きます。温度についてはオーブンの機種で違ってくるので何度か作っていきながら最適な温度を見つけてください。
11.焼きあがったらオーブンから出し、串を使ってアルミホイルをはがします。そうしたらラップで包みます。
12.冷めれば出来上がり。
どうでしょう。手順そのものは混ぜて焼くだけなので簡単でしょう?唯一の難点は時間ですが、こればかりはケチると美味しくなくなるので手抜きはできません。それでも慣れてくれば40分くらいで出来るようになります。ここでは一番基本的なものを書きましたが、慣れてきたらラムやブランデーを生地に混ぜたり、抹茶やココアを混ぜてみてもいいです。マーマレードを混ぜてもいいですが、その時の砂糖は控えめにしてください。父の話ではコーヒー味にするときはインスタントコーヒーをスプーンに2杯とカルーアを少し入れるとか。
これを会社や学校に持っていけば……周りがあなたを見る目も変わるかもしれませんよ?
追記
もっと生地を多くすることもできます。だいたい小麦粉が25g増えるごとに砂糖が25gと卵が一個ずつ増える感じで。はちみつ無しでもいいですがコクにかけます。箱は2,3回使えます。