ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

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墓穴と墓標

2012-03-01 17:34:32 | いい加減なモノ
 何か一言言ってやりたい衝動を抑えられない人、言葉の反動を直視できないはネット言論に向かない。
少々手間ですが、これを読む前に以下のまとめを読むことをお勧めします(そうしないとたぶんわかりにくい)。

サイエンスライターと南京大虐殺 2012

「サイエンスライターと南京大虐殺 2012」への補足


前に、ちょっとでも触れると紛糾する話題の1つとして「南京大虐殺」とだけ挙げただけでも、大層にブログまで立ち上げられて批判されたり、勝手に歴史改ざん者にされてしまったりもあったな…。ほんと、面倒な話題でもあると思うの ^^;)関わり合いたくないと思わせる人達がいるからね。


これについて批判コメントが多数ついたのですが、当の本人はなぜ批判されるのか全く分からないようです。
ここで多くの人が憤っているのは「言及されたから」ではなく「自分のかかわる分野をバカにしているようにしか見えない」からでしょう。つまり優先順位の話ではなくある分野をどう見ているかという話。軽々しく話せる分野で無いと思っているなら軽く見た発言はいない方がいいでしょうね。試しに南京大虐殺をニセ科学や「あやしい商売」に置き換えて読んでみるといいかもしれません。それでもわからないようなら・・・・・・。
忠告が来てもどこ吹く風。


本当に、言及するだけで問題発展しちゃうテーマだから。気を付けないとね。また言われてるのか~ RT @doramao:@kumikokatase 申し訳ないけど、舌禍事件的なものになりかねない感じですよ。ブクマされているツイートは私から見ても不適当に思いますし、困る感じです。


・・・・・・いい加減学習しなよ。過去にどれだけの人が時間をかけてあなたのわきが甘い癖を指摘してきたと。あなたに忠告してきた人間の努力をドブにぶち込んでるように僕には見えるんですが。
少しは勉強してみたら?ということをやさしく言われてもわからない。


その新書自体に変な色が付いていないという保証も無いですし…。決定版みたいなものが無いから問題がややこしいんじゃないでしょうか? RT @_nagashimam:新書一冊ぐらい読んでからにした方がいいとは思いますが^^;;


ご自身がニセ科学関連でやってる情報収集の応用だと思いますが・・・・・・。これを立場が逆でニセ科学関連で自分が進言する側だと思うことができないんですかね。こういうことを臆面もなく口に出すというのは応用力がないし、なにより自分の発言を客観的に見ることができないという証左でしょう。ネットでのニセ科学批判というのは、幾度となく事態を軽んじた人が出てきてそれに対するカウンターを幾人もが作ってきたわけで。何を見てきたんでしょうねこの人。自分の立つ土俵について無自覚というか何も考えちゃいないのでは?とすら思ってしまいます。ここで取り上げた片瀬氏の発言は文脈込みで考えたとしても悪手としか僕には判断できません。
僕自身も過去に氏とやりとりしましたが、その時も質問に対して歯切れが悪かったり、論点そらしをあからさまに行ってきました。
あの時に僕は「引くときに引けないと論者として死ぬ(=信用されなくなって取り合ってもらえない)」と言いましたが、片瀬氏には対岸の火事だったのでしょう。事前に推敲があまりできないツイッターという手段を使うには不向きだと僕は思いますね。
もう2度も3度も繰り返しているようだと皆、見限り始めますよ。「昔、同じようなことがあったのに何の進歩もない。この人には学習能力というものがないのか?」や「また、同じことを繰り返して・・・・・・。この人から反省しましたなんて謝罪の言葉が出ても一時的に場を収めて矛先をそらすために使ってるだけだな」という見方が出てもおかしくないですね。片瀬氏は自分にかかる信用という値札を自分から下げていることにお気づきで無いようで、ちょっと僕には掛ける言葉が見つかりません。
見限る人間も僕のようにわかりやすい人間ばかりでないので、気が付いたら孤立無援だったなんてことにもなりかねないでしょうね。
基本的にネット言論なんて吐いた言葉がそのまま自分にも返りかねない場所かつ特に保証があるわけでもないし、個々人で防衛するしかないです。そこで大事なのが「これを言ったらどういう反応が返ってくるのか?」と想像、連想する力じゃないでしょうか。これを忘れると碌な目に合わないとは最近の自分を振り返っても思います。
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ひけらかしの専門知

2011-12-23 00:20:40 | いい加減なモノ
 このところ、群馬大の早川氏のおかしさが周知されつつあるようですね。それはそれでいいのですが、専門知識をファッションと勘違いした人も出てきているようで。ひけらかすための知識なぞ早川氏と同程度には世間の役に立たないでしょうね。つまりプラスの意味が0。

早川由紀夫先生の物理に対する理解や化学知識が乏しい理由

延々、どうして早川由紀夫のような人間が誕生したのか背景について語っているわけですが、一言で言えば「今、それは意味がないですね」と。いま必要とされているのはなるべく専門用語を省いて非専門家にもわかりやすくした地質学方面から見ても早川由紀夫はこんなにおかしいんだよという批判でしょう。早川氏のことを真に受けている人の多くは曲がりなりにも大学教授という専門家の肩書を持っていることを信用の担保にしているでしょうから、そこを崩さないと(つまり専門家としてもダメと指摘)一般の人はなびいちゃくれないんですよね。
背景というものについてはある程度、下地を作っておかないとほとんどの人は興味を持ってくれませんからね。下地を作ることの重要性は僕自身、熊森批判で実感しています。
一通り、間違いを指摘し終えたあとのネタバレみたいな感じで開陳するならわかります。でも、単品で出されてもわかる人にしかわからないというものすごく内輪向けのものにしかなりません。
コース料理でいきなりアイスクリームだけがドカッとこられても食べる方は困るみたいな。
そういう意味で捉えると、まとめ先で誰得な背景を語ってドヤ顔しているkikko_bot_r氏は“誰に向けているのかな?”という疑問が浮かびます。
話のつかみで失敗(というかそもそもやってない?)してれば、ほとんどの人は興味なぞ持ってくれないわけで。誰に向けた物でもない“私はこんなにすごいんですよ”と周りにひけらかすための知識の使い方でしょう。そういう知識の使い方をするのは個人の自由ですが、学を修めたものとして見れば、社会に還元できない専門知識なぞお呼びでないのよ?という感想を抱かれることはここで言っておきます。

ならなしとり、バス釣りを語る

2011-12-03 00:43:27 | いい加減なモノ
 世間では檜原湖で釣った魚を食べて白血病で死んだだの言っておられる方々がいるようですね。

檜原湖ルアーと白血病死


公式にはっきりと否定されているのだから、さっさと引き下がればいいものを何をうだうだとこだわっているのかわかりません。どうあっても“原発のせいで死んだことにしてほしい”のでしょうか。
もともと、日本のバス釣り(ルアー釣り)はキャッチ&リリース(逃がす)といって釣った魚はなるべく殺さないように逃がすのが主流です。意図的に殺すのなんて駆除目的くらいでしょう。僕みたいな駆除方面に関わってる人間ならともかく、ほとんどのバサーは釣った魚(特にバス)は食べません。というか、そもそも進んで殺しません。彼らにとってバスは資源で少しでも楽しみを増やすためにリリースしてるという人が多いからです。バサーにとってリリースという行為は楽しみの根幹に近いものであり、かつて滋賀県がブラックバスを含む外来魚のリリース禁止条例を制定した時には反発するバサーが裁判まで起こしました。それくらいリリースにこだわるバサーは多いわけです。
さて、今回亡くなられた人がコラムを書いていたのは、ロッド&リールという有名なバス釣り雑誌です。当然、キャッチ&リリース推奨。そこと懇意にしている人間がわざわざ釣った魚を食べるなんてことをスモールマウスバスでするかと。
日本でルアーやフライ釣りといった疑似餌釣りをやる人は食用魚でおなじみのニジマスだって逃がしますからね?それくらいリリースという行為は浸透していて常識レベルなわけです。そこらへんの本にいくらでも書いてあることも踏まえず、思い込みを垂れ流して悦に浸るのは止めてほしいものです。
僕はバス釣り業界が大嫌いな人間ですが、こんな下衆の勘繰りを彼らがされるいわれはありません。
まったく。バス釣り業界嫌いな人間がわざわざこういうことを書くあたり、いかに無理筋な論証をしているのか理解してほしいものです。

エア御用という空疎な言葉

2011-11-15 23:46:02 | いい加減なモノ
 お久しぶりです。「エア御用」という言葉をめぐるやり取りがここしばらく多いようで。で、「エア御用」という言葉の定義を確認しようと原発業界御用学者wikiを覗いてみたわけです。
ブラックバス問題に関わった人には懐かしい水口氏の名前が反原発の学者として挙がっていたりちょっとだけ面白かったですね。
ただ、御用学者wiki(とりわけエア御用の項目)について言えば、まぁ便所の落書きだわな、と。はっきり言って読みにくい。スレの発言をただ貼るだけで、情報量が無駄に多いうえに批判のポイントを抜き出すわけでもなし。ゲームの攻略wikiの方がよほど洗練されてます。これは逆に言えば、あそこに関わってる人間には他人からどう見られるかという視点がないことの証拠でもあります。他人からの視点を放棄している時点で社会に向けた活動としては失敗でしょう。ただの自己満足でしかない。
さて、ここから「エア御用」について書きます。

例えば、原子力産業とも原子力工学とも直接利害関係のない物理学者なんかが、
なぜか原発に都合のいい言説を垂れ流したり、原発事故を過小評価したり、
放射能はそれほど危険じゃないと触れ回ったり、反原発の人の足を引っ張ったり揚げ足とったりする。

単純に推進派vs反対派の「勝ち負け」構図で考えてる人

エア御用とは?よりいくつか引用
要するに疑心暗鬼。お前が言うなと言いたくなるようなものまでありますが。まぁ、はっきり言って政府や東電を利する発言であればだれにでも貼れるレッテルなので意味がないですな。水も塩も青酸カリもまとめて毒物と言っているようなもので。
不当なレッテル貼りかつ人格批判という議論の禁じ手を2つも含んでいるのですが、なぜか擁護する向きもあるようで。

科学的態度が、かえって取り返しのつかない事態を引き起こす - 教えたり、教えられたり

偉そうなことは言ってるんだけど、「エア御用」という造語の必要性は何ら論証しているわけでなし(「エア御用」というカテゴライズがどのように現実問題の解決につながるのか)。はっきり言って「俺が使いたいから使うんだ!」と開き直った方がいいようにすら思いますね。論者としての今後の信頼性はともかく。
上記の記事のブクマではこんな発言もあったり。

tari-G 有り体にいえば、今回の場合は、「エア御用」が科学的概念だと分かるだけの知性の有無が鍵になっているだけのことと思う

じゃあ、仮説の提示とその検証はやるんでしょうね?科学を名乗るのであれば。
「エア御用」関連の議論としては、

造語の必要性がない

とか、

 論法
などでほぼ論点が出尽くされているので僕が今更付け加えることも大してないわけですが。

はっきり言って僕はあと数年もすれば(下手すりゃ来年の今頃には下火かねぇ?)自然消滅するだろうし、関わった人間は何事もなかったかのようにしてると、ある意味楽観的に見ていますけどね。
ただ、呼ばれる方はたまったものではないですが。
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進化と自然から学ぶということ

2010-08-20 00:01:59 | いい加減なモノ
 自然を尊ぶというのはまあ個人の自由だと思いますが、内実が伴っていなければ無意味ですよね。今回はそんなサンプルを見つけましたので突っ込んでみます。
ハーモニックトラスト

>病気にもならず、虫にも負けない、そんな強い生命が偉い!

基本的に生物とそれを作り上げてきた進化の歴史はそんなに甘くないです。昔、「福岡伸一の幻想を破壊してみた」でも書いたけど、進化は慈善事業じゃないんですよ。人間が食べやすいように品種改良してきた動植物というのは基本的に病気などの外敵に対する免疫が弱くなっています。具体例をあげるならハチ。養蜂で広く使われているセイヨウミツバチはダニなどへの耐性の面でニホンミツバチより劣っています。進化生物学的にいえば、免疫などに振り分けるリソースを削って、その分を人間の好みに合わせる方向に進化させています。何にもしないのに野菜の力だけで虫がつかないという野菜があったら、それは昆虫を忌避させるような物質を出していると思われます。いわば天然の殺虫剤に近いもの。
というかですね、それを突き詰めたらトリカブトやドクゼリみたいなほとんどの草食動物が忌避する毒草の類こそが一番偉いんじゃないですか?まぁ人間どころかセルロースならなんでもござれ、枯葉も食べちゃうシカですらめったに食べませんが。
自然に学ぶと言いながら自然のことを客観的に理解しようとしないのはどういうことなんでしょうね?

枯れる野菜と腐る野菜の見分け方

引用
あなたの周りの自然を見てみると・・・。
野を見ても山を見ても、腐っている場所はありません。すべては色づき、やがて枯れていきます。これはあらゆる植物に共通した現象です。
植物である以上は「枯れていく」、
これが本来の姿です。
自然の植物は「枯れる」のに、買ってきた野菜はなぜ「腐る」のか?自然の摂理に背いた結果ではないだろうか?そんな違和感を覚えます。
引用終わり

・・・・・・こいつはフィールドワークの経験がないのか?柿の実が熟れて鳥につつかれて地面に落ちて腐ったところを見たことがないんですかね。別に柿じゃなくても酵素や細菌に代表される分解者によって地面に落ちたりしたものが腐るくらいありふれていますが・・・。ただ、生きた葉だとタンニンなどが分解を阻害しているだけの話。
 お次は植物の基礎知識。

引用
農学の常識は、わずか1メートルにも満たない、土の層での、植物の育つ栄養分であるチッソ・リン・カリの足し算、引き算の計算の上に行われています。
しかし、岩場の松の木も、山の樹も、野の草花も、チッソ・リン・カリを補わなくても、育っている。
つまりチッソ・リン・カリ以外の何かによって、自然界のなんらかの仕組みによって育っているということが考えられるのです。
引用おわり

断言してもいいけど、この人植物に関する基礎知識すらないですね。リンや窒素は風によって運ばれてくる時もあるし、土中の細菌が固定することもある。また、マメ科植物が土中や空気中の窒素を細菌の力で固定するのは有名な話です。自然に学ぶと言いながらその自然に対する初歩的な知識すらない人間がこんなことを嘯くのは滑稽を通り越して戦慄を覚えます。この先もあるようですがいちいち指摘するのも面倒なのでここまでにします。
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カマキリの積雪予測と科学のシステム

2010-08-18 08:21:55 | いい加減なモノ
 お待たせしました。今回はオオカマキリ(以下カマキリ)は積雪を予測して卵を産むという俗説を検証したいと思います。この俗説がいつからあったか正確には思い出せないのですが、酒井與喜夫、湯沢昭「カマキリが高い所に産卵すると大雪は本当か」、日経サイエンス、1997年5月とありますので、10年前にはすでに広まっていたのではないでしょうか。高くてかさばる本を買うのもバカらしいので、今回は論文を取り寄せました。取り寄せたのは「地理的特性を考慮した最大積雪予測の実際‐カマキリの卵ノウ高さによる方法‐」です。この論文によれば、ここで使ったデータは、最大積雪深に関しては新潟県の報告書を使い、カマキリの卵に関するデータは著者らがフィールドで観察したもののようです。ただし、著者らは雪に埋もれるような低木や草に生みつけられた卵嚢はカウントしていません。さらに、調査対象は樹高が6~7m以内の杉のみです。
正直、フィールドワークとしてどうよと思いますよこれは。まず、カマキリが卵を産むのって杉だけじゃないですよね。サンショウやススキ、ノイチゴなんかにも産みつけます。これを批判している安藤喜一氏の青森県での調査によれば、カマキリは主にヨモギやナワシロイチゴ、オギ、ススキに卵を産み、杉はほとんど利用していないようです。杉だけ調べるってこの時点でサンプル偏ってませんか?カマキリで予測するというならカマキリの生態を反映したものにしないと。せめてこの地域では杉がよく利用されているとかのデータを出さないと意味がないです。この論文には書かれていませんが、どうやら著者らは雪の下に生みつけられた卵は死んでしまうと思っていたようです。だったらその思いつきからまず検証しなさいよ。この思いつきもやはり安藤喜一氏によって検証され、3ヶ月雪に埋まっていた卵でも25℃に加温したところほぼすべて孵化し、生存率も雪に埋もれていない場合とほぼ同等というデータが得られています。
 次に得られたデータの著者らの解釈を紹介します。これについては統計に関する知識が乏しいので僕の見解は示しません。
まず、著者らは、得られた高さのデータを3つに分けています。「高さ1」が卵の自然な状態における地上高です。「高さ2」が卵が付着している杉の木の枝を折れない程度に引き下げた状態での地上高です。これは積雪により枝が下がることを考慮しているとあります。「高さ3」が「高さ2」にいくつか補正を掛けたものです。式としては、
「高さ3」=(補正1)×(補正2)×(補正3)×(補正4)×(高さ2)
として計算したとあります。ここでの補正とは、補正1が吹きだまり、吹きさらしによる補正係数、補正2が樹高による補正係数、補正3が斜面方位角による補正係数、補正4が斜面傾斜角による補正係数となっています。こういった補正を何重にも重ねたうえで統計的に有意というのが意味があるのか僕には判断できませんが、安藤喜一氏は実際の高さに、樹高1mを基準として、樹高が1m増すごとに高さをさらに10%ずつ加算するという、科学分野ではやってはならない比較をおこなっていると批判しています。この加算というのは補正2のことです。
 個人的にダメと考えるのは、繁殖という適応度が一番左右される現象に進化生物学の視点を持ち込まなかったことです。それができれば、「雪の下の卵が死んでたら、そんなとこに生むカマキリはすぐに淘汰されていなくなるんじゃね?一度死ぬのかどうか検証してみよう」となるはずで、それをやらずに目に見えるものだけに飛びついたのが間違いの始まりでしょう。そして、サンプリングが偏っている以上、幾ら補正を駆けて統計的に有意といっても無駄なわけで、意味ないですね。
結局のところ、これは新たな仮説を出して、それが検証され否定されたという通常の科学のシステムに沿ったものです。

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ニセ科学批判批判に思ってしまうもの(その言論の効果はいかほど?)

2010-08-15 23:39:49 | いい加減なモノ
ブルーギル(以下ギル):お久しぶりで~す。あのバカ半年以上も放置しやがって。リアルなら餓死しとるわ。酒になればいいのに。
ワニガメ(以下カメ):僕は何とかなると思うけどね。僕だけは。
ギル:今日のお題は「ニセ科学批判批判に思うこと」だそうで。
カメ:と言ってもニセ科学批判批判とよばれるものの全般に関する話ではありません。その中でも「ビリーバーも説得すべき」ということに関して管理人が思ったことを代弁します。管理人の思考があまりまとまっていないので興味のない方は飛ばしてください。

ギル:ニセ科学批判界隈にいると半年に一回くらいはこの手の話が出てくるね。
カメ:しかもどれもたいして変わり映えがしないという。何年もコミットしている人にはホタルみたいな風物詩ですね。
ギル:その特徴を列挙してみると、1.今のニセ科学批判には不十分なところがある2.なぜビリーバーの説得をあきらめるのか3.私の論理を参考にすればニセ科学批判は変わる、こんなところか。まだある気もするが。
カメ:そしてそのほとんどすべては「過去ログ読め」と言われる。
ギル:過去に繰り返されているからな。ループはつまらんよね。モンハンでも天鱗マラソンは苦痛だ。
カメ:マニアックなたとえをありがとう。ニセ科学批判界隈ってある意味査読付き専門誌だから、そこに向けて何か情報を発信するとなると過去に何が起きていたのか把握しておく必要がありますね。ニセ科学ではないけど、管理人の身近にあった例としては中立説を理解しない池田清彦の進化生物学批判か。
ギル:それに加えてなんでお前はやらないの?ってのもある。ニセ科学批判者には指図しておいてさて自分はとなると何もしていない。別にビリーバーを説得しにいって成果を上げたわけでもない。
カメ:例えると「この薬は効きますよ~」と言ってはいるが2重盲検されたデータのひとつも出さないといったとこですか。あれ?これなんて代替医療?
ギル:自分の論が効果的と思うなら実証してみろというわけ。
カメ:そこらへんも厳しいんだよね。ニセ科学批判界隈は。相手が悪い気もする。「薬が効きますよ~」と言っている相手はプロの医師みたいな人たちばっかだし。そりゃあデータのひとつも出してから来いと言われるよ。
ギル:ある意味他力本願なんだな。薬は出します。(私の)理論的には効果があるはずです。みなさんで試してください。・・・なんでお前の理論をわざわざ代わりに試さにゃならんのだ?
カメ:隗より始めよって言うもんね。効くと主張するならその立証責任は言いだしっぺにある。あんましまとまってない気もするけど今回はこの辺で。
ギル:ここまでお読みくださりありがとうございました。m(_ _)m

オーガニックなフルコース?

2010-06-11 21:23:45 | いい加減なモノ
「酪酸はオーガニック。一切害はない」…傷害を否認 SS元船長第3回公判(産経新聞) - Yahoo!ニュース
これについたブクマを見てオーガニックな毒物によるフルコースというものを考えてみた。
一応、洋食のフルコースを意識しました。

オードブル バラムツの燻製 まずは体の中の余計なものを出していただきます。 

スープ ニセクロハツとカエンタケのスープ 色出しにイヌサフランを使用しております。とろみ付けには十分に成熟したジャガイモから作ったでんぷんを使用しております。

魚 アオブダイのフィレのホイル 付け合わせにはタマゴタケモドキのフイユテを。

肉 クマの肝臓の串焼き 串には天然のキョウチクトウを使用しております。

サラダ イラクサ、トリカブト、ジタギリスをミフクラギの樹液から作ったソースでいただきます。心臓もびっくりの味です。

デザート ヨウシュヤマゴボウ、イヌホオズキの実、アーモンドをどうぞ。アーモンドはもちろん種ではなく実を召し上がっていただきます。

飲み物 フレッシュなウナギの生き血をどうぞ。ウナギは昔から性のつく食べ物とされています。

・・・・・・もっとひねりが欲しいなあ(・ω・`)
もっとひねりの入ったオーガニック?な料理があればコメント欄までどうぞ。

参考
厚生労働省:自然毒のリスクプロファイル
どらねこ日誌 天然にはきけんがつきものなんだってばさ
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血液型の科学 感想2改訂版

2010-04-27 22:55:39 | いい加減なモノ
 前回の「血液型の科学 感想2」での僕の批判に荒があり、それを指摘してくれた人もいましたので、ここではそれを踏まえて再構築してみた批判をします。
 前回の批判では、寄生虫博士が梅毒の感染力が一定であるかのように考えているかのように考えて批判をしていました。しかし、そのすぐ後のP154を確認してみたら、ヨウという感染症が流行しているアフリカで梅毒の感染力が弱まったとあります。これを踏まえて考えると、理屈の上ではアメリカ大陸ほど日本で梅毒が強力な淘汰圧として働いていないということも説明可能ですね。これは、きちんと読んでいなかった僕のミスです。
で、これを踏まえてもう一回寄生虫博士の論理を批判してみます。
そもそも、梅毒の起源とされているアメリカ大陸においても、集団によっては結構O型以外の血液型も見受けられるんですね。

アメリカ先住民のABO血液型

O型の頻度が多いと言えど、北アメリカではA型やB型の頻度がかなりあり、集団によってはA型単体でO型を上回っています。梅毒の当初の影響は凄まじかった、梅毒の影響はアフリカ以降では弱くなったという寄生虫博士の主張ではこの状態の説明が難しいんじゃないでしょうか。
もっとも、サンプルを取った集団がほかの部族と交流がなくて梅毒の影響を受けなかったという説明をすることも可能といえば可能ですが、こういくつもあるとそればかりでは説明できないでしょう。

まあ、そもそも寄生虫博士の理屈に乗っからなくても「それただのボトルネックだから。人類学勉強しなおしてきてよ」で済む話ではありますけど。


寄生虫博士は人類学にケンカを売るようです 血液型の科学 感想2

2010-04-24 22:36:19 | いい加減なモノ
 タイトルそのまま。寄生虫博士は人類学や集団遺伝学が積み上げてきた知見を完全に無視しています。長文の引用になりますがお付き合いください。

P152~153(引用はじめ)>ところで、民族の血液型構成にもっとも大きな影響を与えた感染症は梅毒だと私は考えています。梅毒の感染を受けた民族の血液型分布がどのように変わっていったのか、その変遷を見てみましょう。
 梅毒はもともとアメリカ大陸の地方病でした。一四九二年、コロンブス一行がアメリカ大陸からヨーロッパに持ち込んだことによって、梅毒は全世界に拡大しました。ヨーロッパからアフリカへと流行は拡がり、感染はアジアの最東端である日本にも及びました。
 梅毒の感染力のスピードは想像を絶するものでした。二十世紀半ばに特効薬であるペニシリンが開発されるまで、四百数十年間で世界中を流行の渦に巻き込んでしまったのです。
 梅毒の当初の感染力は凄まじいもので、人類が絶滅してしまうのではないかと危惧されるほどでした。なかでも梅毒に弱いAB型人間は壊滅的な被害を受けました。O型の人は梅毒に対する抵抗力があったため、O型以外の血液型の人が淘汰され、ほとんどO型人間だけが生き残ったというわけです。
 アメリカ先住民の九〇%がO型であるという事実や、北アメリカ、中央アメリカおよび南アメリカに住む人たちのうち、AB型の割合が常に二ないし三%にすぎないという事実がそのことを裏付けています。(引用終わり)

うん、だからね、アメリカ大陸のそれはボトルネック効果というものですから。というかね、それほどまでに梅毒がすさまじいならなんで日本にはABO全ての血液型がほぼ均等にあるんですか?寄生虫博士の言うことが正しいとしたら日本でもO型の割合が圧倒的多数でなければ説明がつかないでしょうが。遺伝的多様性ってのはそうそう都合よく回復してくれるものではないですよ?

>O型の人は梅毒に対する抵抗力があったため、O型以外の血液型の人が淘汰され、ほとんどO型人間だけが生き残ったというわけです。

ということは、梅毒がボトルネックの引き金となって遺伝的多様性に大きく偏りが出たとみるべきでしょう。そして、そういった遺伝的多様性の偏りは後々まで引き継がれます。アメリカ先住民のケースを例に挙げている以上、寄生虫博士もそこら辺は知っているはずでしょう。
では、どうして日本はアメリカ先住民の3,4倍もAB型の割合が多いのでしょう?さらに言うなら、日本赤十字のグラフを見る限り、O型はA型より少ないんですが、これはご自身の発言と矛盾しませんかね?
壊滅的な被害をAB型がうける、O型以外の血液型は淘汰されると言っている以上、日本も同様の割合にならなければおかしいでしょう。それにこの本のP53に日本をはじめとする数カ国の血液型の割合のグラフがあるんですが、それは確認したんですか?

あと、人によってはもしかしたら判断材料になるかもしれないので、この本の文中で論拠としてあげられていた本を抜粋しておきます。

梅毒、結核と血液型について 「The History and Geography of Human Genes」カバリ・スフォルザ 1994

病気と血液型の相関について 「人類遺伝学」 フォーゲル、モトルスキー著 朝倉書店

さらに、P127~128では東北大学農学部の齊藤忠夫教授が寄生虫博士の論に賛同しているという旨のメールが来たと言っています。