道彦の散歩道

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
毎日の事件事故の記録

7/25 アシカ・オットセイ・アザラシ

2012年07月25日 | 豆知識

【アシカ】

「アシカ」とは、食肉目アシカ科の海生哺乳類の総称。トド・オットセイなどもその一種。

「アシカ」の語源には、葦の生えるところに棲む鹿の意味で「アシシカ」が転じたとする説と、海に棲む鹿の意味で「アマシカ(海鹿)」が転じたとする説がある。「アシカ」の「シカ」が「鹿」と考えられるのは、頭部が角のないメスの鹿と似ているためで、これを語源として間違いないだろう。漢字の「海驢」は海に棲むロバの意味である。

Img_0320

【オットセイ】

「オットセイ」とは、食肉目アシカ科の海生哺乳類。海岸に近い場所に一夫多妻の集団をつくり繁殖する。

「オットセイ」はアイヌ語で「onnep(オンネップ)」といい、中国で「膃肭(オツドツ)」と音訳された。

中国ではオットセイの陰茎が強精剤として珍重され、陰茎がへそに近い位置にあることから「臍」の字を代用し、薬名を「膃肭臍(オツドツセイ)」といった。

この「膃肭臍」が日本に入り、動物そのもののも「オットセイ」と呼ぶようになった。

Img_0322

【アザラシ】

「アザラシ」とは、食肉目アザラシ科の海生哺乳類の総称。多くは極洋に群生し、魚・貝・甲殻類などを食べる。アイヌ語で「トッカリ」。

「アザ(痣)」「ラ(之)」「シ(獣)」。「ラ」は接辞で、接尾語の「ら」が発達した語である。

漢字の「海豹」は、異名「かいひょう」からの当て字。異名には「水豹(すいひょう)」もあるが、「アザラシ」と読むのは「海豹」のみである。「海豹」は「海に棲む豹」、「水豹」も「水に棲む豹」で、ヒョウのように斑点のあることに由来し、アザラシの語源と基本部分では同じ由来となる。

Img_0330


最新の画像もっと見る