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01/23 エゾスズラン(完)

2014年01月23日 | 豆知識

【エゾスズラン】

「エゾスズラン」は、ラン科カキラン属の多年草。別名アオスズラン。

『特徴』

根茎は短い。茎は直立し、高さ30-60センチになり、全体に褐色の短い縮毛が生える。葉は5-7個が互生し、楕円状卵形になり、長さ7-12センチ、幅2-4センチ、先端は鋭く尖り、基部は茎を抱く。葉に縦ひだがあり、細毛があるためザラつき感がある。

花期は7-8月。茎の上部に20-30個の緑色の花を総状花序につけ、下方から開花していく。苞は葉質で、長さは花と同じ長さか少し短い。萼片は長さ9-12センチの狭長卵形で、先端は鈍頭。側花弁は萼片より短い卵形。唇弁は卵状披針形になり、花弁と同長で白く、唇弁の前部は三角形、唇弁の後部は袋状になり、内面は暗褐色になる。

『分布と生育環境』

日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、亜高山帯の高木林下に生育する。国外では、南千島、カムチャッカ、樺太、朝鮮、ウスリー、中国北東部に分布する。

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【スズラン】

「スズラン」は、スズラン亜科スズラン属の多年草の1種。狭義にはその中の一変種を指す。君影草、谷間の姫百合の別名もある。

『毒性』

強心配糖体のコンバラキトシン、コンバラマリン、コンバロシドなどを含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。摂取した場合、嘔吐、頭痛、目眩、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの諸症状を起こし、重症の場合は死に至る。

北海道などで山菜として珍重されるギョウジャニンニクと外見が似ていることもあり、誤って摂取し中毒症状を起こす例が見られる。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、これらを誤飲して死亡した例もある。

『種類』

スズラン属の日本在来種C,m,var,keiskeiのみであり、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。花には強い芳香がある。

観賞用に栽培されているものの多くはヨーロッパ原産のドイツスズランである。日本に野生するスズランと比べると大型で、花の香りが強い。またスズランの花茎が葉より短いのに比べ、ドイツスズランは花茎が葉と同じ長さかそれ以上に伸びる。花色は白が普通だが桃、紅などもあり、葉に斑の入った品種もある。

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