本別町の岡女堂の隣に位置する「石臼そば・田でん（でんでん）」。開店３年目の店舗の半分が蕎麦店、半分がパスタ店に分かれているので、店舗面積はおおきいが、蕎麦店部分だけでみるとあまり広くないですが、清潔で気持ち良い店です。
店主は趣味で永年蕎麦打ちをしていたが、３年前に一念発起して蕎麦店開店にこぎつけたそうです。
その蕎麦は、北海道産の蕎麦を石臼挽きし、外１で手打ちする中細の田舎系です。コシが強く、風味豊かで、歯応えも十分感じられる旨い蕎麦です。天麩羅もカラッと揚げられ、素材の旨さを引き立てている。
蕎麦汁と天汁が別々になっていて、蕎麦汁は少し辛めで、「かえし」の熟成を感じさせる。天汁はサラッと仕上げていて、天麩羅の味を引き立てている。
ところで、蕎麦屋の天麩羅というと、１００％近く「海老」がついている。山の中の蕎麦屋で天麩羅に「海老」をつける必要があるのだろうか？。地元で採れる素材を天麩羅にした方が客は喜ぶと思うのだが。川魚、きのこ、野菜と色々とあるはずだ。無理して海老をつける必要は無いと私は思う。
