道彦の散歩道

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7/19 「ところてん」と「こんにゃく」

2012年07月19日 | 食・レシピ

【ところてん】

「ところてん」とは、テングサを煮て溶かし、型に流して冷やし固めた食品。ところてん突きで細く棒状に突き出し、醤油や醋をかけ、辛子などを添えて食べる。

「ところてん」の歴史は古く、テングサを煮溶かす製法は遣唐使が持ち帰ったとされる。当時は、テングサを「「凝海藻(こるもは)」と呼んでおり、ところてんは俗に「こころふと」と呼ばれ、漢字で「心太」が当てられた。

「こころふと」の「こころ」は「凝る」が転じたもので、「ふと」は「太い海藻むを意味していると考えられているが、正確な由来は未詳。

室町時代に入り、「心太」は湯桶読みで「こころてい」と呼ばれるようなり、更に「こころてん」となり、江戸時代の書物では「ところてん」と記されている。

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【こんにゃく】

「こんにゃく」とは、サトイモ科の多年草。インドシナ原産。多くは、この植物の地下茎を粉にして水を加えて練り、石灰を加えて固めた食品。

「こんにゃく」は奈良時代に薬用として中国から伝来した植物で、漢語「蒟蒻」も一緒に伝わったようである。

「蒟蒻」の読みは、『本草和名』に「古爾他久(こにやく)」、『和名抄』に「古迩夜久(こにやく)」とあるように、古くは「コニヤク」と読まれていた。「コニヤク」が中世に音変化し、「コンニヤク」になったとされ。

また、「蒟蒻」を呉音で「クニヤク」と言ったものが、日本で「コニャク」となり、「コンニャク」になったとする説もある。

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