【チーズ饅頭】
「チーズ饅頭」は、宮崎県で製造販売されている饅頭。餡の代わりにチーズが入っている。
宮崎県の人なら誰もが知るお菓子だと言う「チーズ饅頭」は、現在、県内にある250の店でと取り扱っている。
「風月堂」、「南国屋今門」、「わらべ」の3社がそれぞれ元祖を名乗り販売しているが、実際の元祖は曖昧であるが、県民は気にしていない。
チーズ饅頭を製造している250の店舗では、それぞれに特徴があり多種多様で各店のこだわった味にそれぞれファンがいる。県民の多くは自分好みのチーズ饅頭を探求し続けている。
中には普通のチーズ饅頭に宮崎を代表する宮崎マンゴーをはじめ、バナナやブルーベリーのジャムを包み込んだ珍しいチーズ饅頭など、南国宮崎らしてトロピカルな味を楽しめる物もある。
【水まんじゅう】
「水まんじゅう」は、大垣市を代表する夏の風物詩。元々和菓子処で水の質の良い大垣ならではの水菓子の代表的なものとして江戸時代末期から庶民に大いに好まれてきた。
上質の葛粉と漉し餡を使い、大垣の水で仕上げたもので、独特の「つるり」とした舌触りが人気である。
「水まんじゅう」は葛澱粉で餡を包んで水で冷やした水菓子である。
明治30年頃、菓子屋・上田屋文七が、水につけておいても流れない「葛粉」で餡を包むことを考案し、蕨糊の適量を葛澱粉に混ぜて「水まんじゅう」を作ったものである。
平成7年、大手製パン会社が「水まんじゅう」の商標登録を特許庁に出願した。大垣市内の業者は「対策委員会」を設け、発祥の地であることの証明書を市長、医師会、鉄道会社などから28通集め、街を挙げて異議を申し立て「大垣名物」の名を守った。