道彦の散歩道

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06/18 「仙台麩(丼)」と「カレ-丼」

2013年06月18日 | 食・レシピ

【仙台麩(丼)】
「仙台麩」は、旧仙台藩地域で食べられている、油で揚げた麩のこと。旧仙台藩北部の北上川水系中流域にあたる岩手県・両盤地域から宮城県登米市にかけては「油麩」とも呼ばれる。
中国の上海料理で用いられる揚げ麩は丸いが、仙台麩はフランスパンに似て細長い形状をしているのが特徴。
まず、小麦粉に含まれる蛋白質であるグルテンを練り上げて棒状にし、食用油で揚げる。揚げると膨らんでくるが、このときカッタ-などで長軸方向に切れ目を入れて膨らみをコントロ-ルし、きれいな細長い形状に作り上げる。
一般的に、煮物や味噌汁の具として用いられるが、宮城県登米市登米町では「油麩丼」として食べる方法が一般に浸透し、名物化している。
仙台麩のル-ツは精進料理である。登米地方では昔、お盆に精進料理を食べる風習があった。その精進料理で蛋白源としてグルテンを油で揚げ、こくを持たせた仙台麩が誕生した。
『油麩丼』
宮城県登米市では「油麩丼」と呼ばれるが、他の地域では「仙台麩丼」と呼ばれる。1980年代に生まれたとされるが、詳細な発祥時期は不明である。登米市にある店において、肉を食べられない人のためにカツ丼あるいは親子丼の代わりとして提供し始めたのが最初とされる。その後は登米市の一般家庭にも浸透していった。
カツ丼のカツの代わりに油麩を使うこと以外は基本的にカツ丼と同じであるが、油麩がカツより水分を多く吸収するため、ダシ汁を多めに使用する必要がある。

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【カレ-丼】
「カレ-丼」とは、丼物の一種。カレ-南蛮やカレ-うどんを起原に持ち、それらに用いられるカレ-味の汁をご飯にかけた物である。普通はカレ-を出汁で延ばして蕎麦つゆでとき和風の味付けをしており、同じくご飯の上にカレ-をかけたカレ-ライスとは異なる。
1909年、東京都目黒区の蕎麦屋「朝松庵」の主人が、洋食屋に取られた客を呼び戻すべく発明したという。一般的にカレ-南蛮は蕎麦にカレ-をかけたものであるが、「南蛮」は「なんば」の転じたもので長葱のことである。そのため、タマネギだけでなく長葱も具材に使われることが多いのも、普通のカレ-とは異なる点である。また、水溶き片栗粉やコ-ンスタ-チなどでとろみを増やし、旨味をより引き立たせる調理方を用いる店も多く、蕎麦やうどんとは異なったとろみを持たせる店も見掛けられる。

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