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07/26 「会席料理」と「懐石料理」

2013年07月26日 | 食・レシピ

【会席料理】
「会席料理」は、和食の料理形式の一つで、宴会に供される料理である。本膳料理が廃れた現在、日本料理に於いては、儀式などで出される最も正統な料理形式である。
「会席」はもともと連歌や俳詣の席のことであり、呼称の似た「懐石料理」と混同されがちだが、ルーツは同じであるものの、近世以降は明確に区別されている。
懐石料理は茶を楽しむためのものだが、会席料理は酒を楽しむたのものである。江戸時代には会席が料理茶屋で行われるようになり、酒席向けの料理が工夫されるようになった。
会席料理の献立は、一汁三菜が基本である。さらに、お通し・揚げ物・蒸し物・和え物・酢の物などの酒肴が加えられ、最後に飯・味噌汁・香の物・水菓子となる。
伝統的な例としては、1・先付けー前菜、2・椀物ー吸い物、3・向付ー刺身、4・鉢肴ー焼き物、5・強肴ー煮物、6・止め肴ー原則として酢肴または和え物、7・食事ーご飯・味噌汁香の物、8・水菓子ー果物。
明治時代以降は肉も出される。シチューなどの洋食の皿が交えられたり、デザートとして洋菓子が供されたり、ご飯の代わりに蕎麦やうどんが出されることもあり、上記のような献立の流れに必ずしもとらわれるものではない。

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【懐石料理】

「懐石料理」とは、茶席で、茶の前に出す簡単な料理。
懐石料理の「懐石」は、禅宗の僧が一時的に空腹をしのぐために懐へ入れた「温石」のことである。
「温石」とは、蛇紋岩や軽石などを火で焼き、布に包んだものである。懐石が空腹をしのぐものであったことから、簡単な料理・質素な食事を意味するようになり、茶道では献立・食作法・食器などにも一定の決まりが定められるようになった。
「懐石」のみで「料理」の意味が含まれているため、「頭痛が痛い」「車に乗車する」などと同じく、「料理」を加える事は重言であるが、同じ発音の「会席料理」の影響により、現在では「懐石料理」が一般的に用いられている。
また、懐石は一汁三菜が一般的てあるが、茶席に関係なく料理店でも供されるようになり、品数も増し趣向も凝らされるようになった。

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