道彦の散歩道

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
毎日の事件事故の記録

11/29 「むなじそば」と「柳ばっと」

2012年11月29日 | インポート

【むなじそば】

「むなじそば」は、長野県小諸市八満におけるそばの食べ方の一つ。味噌汁の中に、ダイコンの千切りを入れて煮て、そこにそば粉を入れ、かき混ぜたものをいった。群馬県松井田町坂本では、そばがきをさす。
また、安政4年、小林四郎左右衛門著『樹里盛具左』には、江戸時代の文化から安政にかけての信州・小諸藩内における衣食住の移り変わりが記されており、その中で、「むなじそば」、「そばきり」など、そばの食べ方がふれられている。
また、長野県北志賀地方には「はやそば」として、湯の中にダイコンの千切りを入れ、ダイコンが柔らかくなる前に水で溶いたそば粉を注いでかき混ぜ、ドロドロの状態にする。これを汁の入った椀に入れて食べる。簡単にできることから、その名がある。

Img_2314

Img_2315

【柳ばっと】

良質のそばが取れる岩手県北部で数多く伝えられるそば料理の一つである「柳ばっと」は、地域によって柳葉、柳だんご、すりだんごなどとも呼ばれ、そばのだんごを野菜たっぷりの汁で煮込んだ、寒い冬に芯から体が温まる家庭料理。
江戸時代、当地を治めていた南部藩によって、農民がそばを食べることを禁止されていた時期があり、人々は「これはそばではない、柳ばっと」だと言ってそば粉で柳の形むの団子を作って食べ続けた。「柳ばっと」の「ばっと」は、この禁を犯した「法度」からきている。

Img_2499

Img_2501

(完)


最新の画像もっと見る