佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

花は咲く

2012-12-04 | 佐世保・長崎

「花は咲く」という歌をご存知ですか?

NHKの被災地復興支援のテーマソングです。

私は、つい最近知りました。

一度聞いたら忘れられないメロディで…何度も何度も頭の中を旋回しています。

 

 

作曲者の菅野よう子さんは、この曲への思いをこう語っています。

作曲するにあたって心がけたこと。

それは自分を出来る限り消し、

音楽が、パフォーマーや聴く人の気持ちを載せることのできる透明な器であるようにする、

ということ。

そのためには、私自身が子供のようにのびのびと健やかである必要があった。

チャリティーである意味や、聴く人を傷つけない心遣いさえ一度忘れ、

1週間ほどかけて音楽家としての下心や技巧を落としていった。

そして1月のある晴れた午前中、岩井監督からいただいた詩に導かれるままに、

「私の中にいた4歳の自分が一気に作りました」と。

 

   「100年経って、なんのために、あるいはどんなきっかけで出来た曲か忘れられて、

    詠み人知らずで残る曲になるといいなあと願っています」

 

ホントにそうなるかも…そんな気さえしてきました。

 

作詞者の岩井俊二さんは、

twitterで、片想いの人を探して欲しいという女の子の声に出会い、

まだ震災から一週間ほどなのに、瓦礫だらけになったこの場所にもちゃんと花が咲いてるじゃないか!

と思い、この体験がこの歌の種となったのだそうです。

   亡くなった人たち、生き残った人たち、あの震災を遠くから心配していた人たち、

3.11から今に至るまで、それぞれが一体どんな想いをしているのか、

数行では到底描きようもない想いの、せめて僅かな片鱗でも書き留めることができたら…と。

 

 

  花は咲く

真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す

叶えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい
あの人を 思い出す

誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

夜空の 向こうの 朝の気配に
わたしは なつかしい
あの日々を 思い出す

傷ついて 傷つけて
報われず 泣いたりして
今はただ 愛おしい
あの人を 思い出す

誰かの想いが見える
誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える
悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
いつか恋する君のために



 

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