佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

ひよこ

2012-12-05 | 雑感

「ひよ子」、100歳に 福岡生まれの東京みやげ

 

写真・図版

親鶏を見上げるような愛らしい表情で知られるみやげ物菓子の「ひよ子」。

1912(大正元)年の発売から、この12月で100年を迎える。

64年に東京へ本格進出して以来、東日本では「東京みやげ」として通るが、福岡県飯塚市の生まれ。

甘い白あんが、炭鉱の町で働く労働者に好まれた。

100歳でもニワトリにならず、丸いお尻もつぶらな瞳も昔のまま。

製造元の石坂淳子社長は「次の100年も、上を向いて歩いて行きます」。

http://digital.asahi.com/articles/SEB201211300005.html

 

これは、12月1日の朝日新聞デジタル記事です。

私も大好きでした。

福岡生まれの福岡育ちの私にとって、当時「ひよこ」と「チロリアン」は自慢の銘菓でした。

なのに・・・

横浜で暮らし始め、年1~2回は帰省するようになった頃、

羽田空港で、東京土産のコーナーに「ひよこ」が堂々とならんでいるのを見たときはびっくり!

ひどーい!と、心底思いました。

初めは、きっとこれはコピー商品だ、東京の人って油断ならない!と、

今の中国のような商売をしているのかと勘違いしてました。

そのうち、上の記事にあるように、

製造販売していた「ひよ子本舗吉野堂」が東京五輪をきっかけに東京へ進出し、東京土産になった、

という経緯を知り、なんだか裏切られたような気分になったのを覚えています。

ふるさとの名店が、首都に進出したと喜んでもよかったのに、

若くて世間知らずだった私は、そのお店がふるさとを裏切った許せないヤツのように感じて…

 

たかがお菓子、されどお菓子。

若い頃は何度も羽田と福岡を行き来しましたが、以後、福岡土産としても東京土産としても、

買い求めたことはありませんでした。

 

でも・・・

考えてみると、福岡(博多)土産になる前は、飯塚土産として知られていたんでしょうね。

美味しいものは、良いものは、どんどん広がっていくのが当たり前。

おらが村の…根性はダメですね。狭い、狭い。

 

「ひよこ」のつぶらな瞳がそう言ってるみたい。

そうそう、「ひよこ」のCMソングを思い出しました。 

 

ひよ~こ、ひ~よこ、持ってこね~

だって、ケンちゃん(名前、違ってるかも)病気だもん、

ひよ~こ、持ってこね~

 

「ひよこ」に似て、優しい、心がほっこりするような歌でした。。

 なんだか久しぶりに食べたくなりました。

こんど福岡に行ったら、買ってこようっと! 

 

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