2010年もあと少し。
私にとってもいろんな出会いや出来事がありましたが、
一番嬉しかったのは、諫早湾の開門が決まったこと!
私は漁民関係者でもないし、諫干反対運動をしてきたわけでもないけれど、
知ってしまったんです。
佐世保に越してきて、
長崎の知人に誘われて有明訴訟の裁判を傍聴して、
埼玉にいる時は何も知らなかった諫干問題を少し知って、
漁民の方の苦しみを知って、
「干潟の海の詩」に出会って諫早湾と有明海の豊麗さを知りました。
一日も早く開門されて、海が蘇ってほしい。
貝や魚やノリがたくさんとれる元気な海に戻ってほしい。
そう願いながらも、不器用な私は石木ダム問題だけで精一杯。
あれもこれもはできない性質だから・・・
何も行動しなかったのに、開門確定のニュースを聞いた時は、本当に嬉しかったなぁ。
ほんと?嘘じゃないよね?と信じられないような気分。
ベルリンの壁崩壊の時ほどではないけれど、
細川連立政権誕生(=自民党の下野)の時くらいかなぁ・・
そして、さらに嬉しかったのが、その有明海でとれた海苔の贈り物。
一昨日、漁民の方が手塩にかけた海苔をたくさん送ってくださって、
「川原のおばあちゃんたちに届けて下さい」とありました・・・
公共事業の魔力に取りつかれた政官業の癒着と必死に闘ってきた漁民の方には、
石木ダム問題も人ごとではないんですね。。
「皆さんの頑張りがとても励みになります」と書かれていました。
励みになっているのは私たちの方。
諫干問題の勝利で、私たちにも希望が湧いてきました。
長崎では12月としては観測史上初めてという大雪の年の瀬となりましたが、
心はポカポカです。
来年も良い年でありますように…
感謝感謝です。
中村県知事を始めとして地元の皆さんは,相も変わらず開門調査についてあれこれと異議を唱えています。
高裁の判決文には,あれこれの異議は根拠が無いことを逐一明記してあるのにです。
暮れの12月24日付け長崎新聞の「みんなのひろば」に,田北先生の簡潔にして明瞭な文章が掲載されています。私も全く同感です。
COSMOSさんも読まれたことでしょう。
先ほど,諫早市森山町の旧干拓地でツルの群れを見てきました。
マナヅルが11羽,ナベヅルがざっと90羽もいたでしょうか。
白く冠雪した雲仙岳を背景に,強い北風にあおられ,ツルが鳴き交わしながら飛んでいました。
田北先生の「声」は見逃しました。
残念!
ナベヅルが90羽も?
うたごえ祭典で歌った『旅鳥の歌』を思い出します。
♪ はるかの国から幾千里海を越え
干潟のほとりに舞い降りる水鳥 ♪
そして、韓国でダム問題を闘っている弁護士さんがおっしゃってました。
シベリアから日本にやってくるナベヅルやマナヅルは、韓国のナクトンガンの浅瀬で一休みして、九州へ向かう。
ダムを造るとツルが休む場所がなくなり、日本に来れなくなるだろう…と。