10万テラベクレル!
と言われても、私にはピンときません。
でも、それが、あの原発事故発生当初に、海へ流出したのとほぼ同じ値なのだと言われてビックリ!
それは、阿武隈川から仙台湾に注ぎ込まれる1年間のセシウムの放射能の値でした。
フクイチから80kmも離れた海でなぜ?
それは、阿武隈川流域に降った雨や雪が地上の放射能を洗い流し、
それが小川や支流に運ばれて、阿武隈川に集積するから…
仙台湾では、毎年福島原発事故が起きているのと同じこと?
行政は大地の除染には熱心だが、川や海の汚染は見て見ぬふり?
京都大学防災研究所の山敷庸亮准教授が河口の泥土を分析したら、4680bq/kgだった。
しかし、これは危険な値ではない。
新基準値は、8000bq/kgなので、それ以内だから危険ではない。
ところが、事故前の基準値は、100bq/kgだったので、
それを基準に考えると、メチャクチャ高い値ではないか!
双葉町の元町長井戸川さんは、事故当時外にいて降ってきた灰を浴びた。
いまでも喉の痛みや鼻血が頻発している。
しかし、国は被曝した人たちを何ら検査もせずに、事故による人体への被害はなかったと言っている。
「日本政府は非人間的です。非常に激しい怒りを持っています」と井戸川さんは語っていた。
なぜ、こんな現実が許されているのか…
私には理解できません。