今日は、こんな素敵なイベントに参加してきました。
月に一度、脱原発の署名活動を主催している「オランダの花やさん」のアトリエでの集まり。
ほとんど若い人ばかりで、関東からの疎開者が半分以上でした。
まずはじめに、花屋の主のMさんから、
昨年末急逝した署名仲間であり疎開者のYさん、そのお母さんからのお手紙が朗読されました。
Yさんのお母さんらしい、前向きで心のこもったお手紙でした。
続いて、埼玉からの疎開者Hさんのお話しが始まりました。
Hさんは、原発事故直後、娘さんや息子さん一家と長崎での避難生活を始め、
埼玉で一人頑張っているご主人との二重生活を続けています。
多くの問題を抱えながらも、いつもニコニコ笑顔で元気いっぱい。
昨年から原爆被爆者の手記の朗読ボランティアを始めたことなど、
すべてを生きる糧にして受け入れ取り組む姿が、とても眩しく感じられました。
私も、「さよなら原発させぼの集い」の活動について話しました。
Mさんが私を紹介するときに、「石木ダムの反対運動もしてる人で・・・」と言ったので、
予定外でしたが、ダムと原発の共通点や、石木ダム問題の現状も少しだけ話させてもらいました。
後で帰る直前に、前に座っていた若い女性が、
「私も石木ダムは反対です。要らないと思う。いつかゆっくりお話し聞かせてください」と声をかけられ、
本当に嬉しかった!
ティータイムを挟んで、いよいよメインゲスト冨田さんのお話し。
政治とどう向き合うか、どんな暮らし方をするかなど、具体的でしかも深いお話でした。
とても共感できる内容でしたが、特に心に残る言葉がいくつもありました。
みんな答えを急ぎすぎている
判断をする(断じる)こと自体が暴力的
正義を振りかざしても孤立する
いま見えない暴力が蔓延している
自分の心と会話しよう
大事なのは寄り添うこと
今の現実を生み出したのは僕たち自身
「無関心な人たち」などと括るな
垣根や分断や対立をなくし、今有る繋がりを育んでいこう
私の中のモヤモヤしていた霧のようなものが、スーっと引いていくのを感じました。
急ぐのはよそう。
断じることなく、迷いながら、
焦らず、一歩一歩、
あるがままの自分の心と会話し続けていこう、
そして、いつか本当に寄り添えるような人になりたい…