佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

明日の未来を見つめて

2013-02-24 | さよなら原発

 

今日は、こんな素敵なイベントに参加してきました。

月に一度、脱原発の署名活動を主催している「オランダの花やさん」のアトリエでの集まり。

ほとんど若い人ばかりで、関東からの疎開者が半分以上でした。

 

まずはじめに、花屋の主のMさんから、

昨年末急逝した署名仲間であり疎開者のYさん、そのお母さんからのお手紙が朗読されました。

Yさんのお母さんらしい、前向きで心のこもったお手紙でした。

 

続いて、埼玉からの疎開者Hさんのお話しが始まりました。

Hさんは、原発事故直後、娘さんや息子さん一家と長崎での避難生活を始め、

埼玉で一人頑張っているご主人との二重生活を続けています。

多くの問題を抱えながらも、いつもニコニコ笑顔で元気いっぱい。

昨年から原爆被爆者の手記の朗読ボランティアを始めたことなど、

すべてを生きる糧にして受け入れ取り組む姿が、とても眩しく感じられました。

 

私も、「さよなら原発させぼの集い」の活動について話しました。

Mさんが私を紹介するときに、「石木ダムの反対運動もしてる人で・・・」と言ったので、

予定外でしたが、ダムと原発の共通点や、石木ダム問題の現状も少しだけ話させてもらいました。

後で帰る直前に、前に座っていた若い女性が、

「私も石木ダムは反対です。要らないと思う。いつかゆっくりお話し聞かせてください」と声をかけられ、

本当に嬉しかった!

 

ティータイムを挟んで、いよいよメインゲスト冨田さんのお話し。

政治とどう向き合うか、どんな暮らし方をするかなど、具体的でしかも深いお話でした。

とても共感できる内容でしたが、特に心に残る言葉がいくつもありました。

 

みんな答えを急ぎすぎている

判断をする(断じる)こと自体が暴力的

正義を振りかざしても孤立する

いま見えない暴力が蔓延している

自分の心と会話しよう

大事なのは寄り添うこと

今の現実を生み出したのは僕たち自身

「無関心な人たち」などと括るな

垣根や分断や対立をなくし、今有る繋がりを育んでいこう

 

私の中のモヤモヤしていた霧のようなものが、スーっと引いていくのを感じました。

急ぐのはよそう。

断じることなく、迷いながら、

焦らず、一歩一歩、

あるがままの自分の心と会話し続けていこう、

そして、いつか本当に寄り添えるような人になりたい…

 

 

 

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