今日は、とても寒い一日でした。
雪もちらつくし、風も冷たいし、
今日の「さよなら原発させぼの集い」…少ないだろうな~
と思っていたけど、いつもと変わらず10人ほどが集まりました。
今日は3人が代わる代わるマイクを持って通行人に呼びかけましたが、
中でもSさんの話に、私たちは聞き入ってしまいました。
自然エネルギーで町おこしをしている梼原町のお話です。
先日の講演会で、漫画家の西岡由香さんから聞いたお話だそうです。
梼原町が自然エネルギーを導入するきっかけは、町の財政を立て直すためだった!
バブル後の逼迫する財政立て直しの一環として、風力発電ができないかと考え、
風の強い場所を調べたら、四国カルストの山頂に日本で二番目の風が吹くことがわかり、
町の収入の半分を投じて風車を設置。
余った電気は四国電力と交渉して、1kwあたり11.5円で買ってもらうようにしたところ、
5年で元がとれ、いま風力の売電で年間4千万円が町に入ってくるそうです。
それだけじゃない。
ここからがすごい。
「自然からもらったものは自然に返そう」と、売電利益で「環境基金」をつくり、
町民に助成金を出して森林保護に乗り出し、
その結果森が元気になり、四万十川の源流も守られ、
間伐材でペレットを製造する工場を立ち上げて安定した雇用も生まれ、
米自給率100%、野菜も自給率90%以上、
家々には太陽光パネル、川には小水力発電、
また、地熱で温水プールを作って、町民に開放しているそうです。
希望と夢いっぱいの、でも、現実の事例を聞きながら、
心もポカポカしてきたところで、しゅっぱーつ!
げーんぱつ い・ら・ない! いのちを ま・も・ろ!
と、いつものようにアーケード街をデモ行進して出口に到着
三角公園で幟をたたんだりしていたら・・・
見知らぬ男性がニコニコしながら、私たちの方へ近づいてきました。
嬉しいな~
僕も同じ仲間ですよ!
そう言って、上着のチャックを外し、下に着てるTシャツを見せてくれました。
黄色の脱原発のTシャツでした。
福岡のデモの時買ったとか・・
周りにはなかなか一緒に声を上げてくれる人がいないので、
松浦市で一人で頑張っているそうです。
家族にも引かれ気味だとか・・
この前の選挙では、「未来の党」の末次さんを応援したんですよ。
脱原発の人だから。
ダメだったけど・・
僕の言い方がまずいので、なかなかわかってもらえないんだよな~
でも、こうして仲間に会えて、また頑張ろうって気になりましたよ。
と。
私たちの方こそ、とても励まされました。
偉いな~
一人でも頑張ってる人がいるんだな~
私たちは10人もいるんだから、弱音なんて吐けないな~
Uさん、これからは同じ県北の仲間。
原発が無くなるよう、一緒に頑張っていきましょうね~