選挙戦がスタートし、日本中が右往左往している。
でも、なんかヘン・・・。
野党は、ずーっと前から早く解散しろ解散しろと言ってたくせに、なぜあたふたしてるんだろう?
民主党からは離党者続出。
政策のズレに耐え切れなくなって…というならわかるけど、
ただ自分の保身が見え見えの人も少なくない。恥ずかしいと思わないのだろうか?
第三極の動きもヘン。
「小異を捨て大同につく」なんてもんじゃない。
「大異を無視した数合わせ」に過ぎない野合そのもの。
原発推進の太陽の党と、原発反対と言っていた維新の会がどうして合流できるのか??
有権者をバカにするのもいい加減にしてほしい。
その上、太陽の党は減税日本と合流記者会見を開いたばかりなのに、
翌日にはもう切り捨て…自己中心的としかいいようのない石原さん。
こんな人が万一首相になったりしたら…と考えただけでゾッとする。
マスコミもヘン・・・。
選挙の争点として、
対中関係などの外交・安全保障問題、
消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革、
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)などの経済対策、
「脱原発」を含むエネルギー政策など
と言っている。
たしかにどれも重要なテーマではあるけれど、ものごとには優先順位があるはず。
まずは、原発の事故処理(被害者救済を含む)とエネルギー政策ではないのか。
その具体策、青写真を私たち国民は知りたいと思っている。
国策だった原発推進の犠牲になった福島県民を救おうとしない人たちには政権を取って欲しくない。
こんな大事故を経験しても尚、エネルギー政策を転換しないような政党に未来は任せられない。
そういった目の前の最重要課題(日本にとってだけでなく、世界中にとって、また地球にとって)が
最大の争点として挙げられるべきだと思う。
昨日の新聞に出ていたけれど、
環境省のつい最近の調査によると、
福島県周辺の河川や湖にすむ生物の放射能汚染がものすごく高かったそうだ。
福島県南相馬市の新田川で採取したイワナに含まれる放射性セシウム濃度を測定したら、
なんと、1キログラム当たり1万1400ベクレルを検出!
これは、国が定めた一般食品の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の百倍を超える値。。
また、グリンピースが10月に福島県内410カ所で実施した空間線量の調査の結果、
飯舘村の草野地区では、毎時5マイクロシーベルト、9マイクロシーベルト、13マイクロシーベルト
などのホットスポットが見つかったとのこと。それは、年間積算線量に換算すると・・・
43.8ミリシーベルト、78.8ミリシーベルト、113.9ミリシーベルト
甲状腺がんなど多くの被害が出ているチェルノブイリでは、
年間5ミリシーベルト以上は、居住禁止区域だというのに、
日本では、20ミリシーベルト以下なら住めるようにしようと、除染活動に力を入れているが、
未だにこんな高い数値を検出している。
森林が多い飯舘村では除染をしてもほぼ効果がないのだろう。
こんな深刻な現状を報道しないメディア、
そして、この原発問題こそが最大の争点だと指摘しない評論家、
みんなヘン!
ヘンな新聞やテレビばかり見ていると、私たちもヘンになってくるので、気を付けよう~
素朴に、単純に、自分自身に問いかけてみよう。
私が願っている未来の暮らしはどんなもの?
願いがたくさんあったとしたら、その中で一番大切なものは何?
譲れないものは何?…と。