佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

関心を寄せ合う

2010-11-26 | 石木ダム

昨日は「西海アラカルト」の録音日。
本当は夕方まで「ふれあいセンター」に缶詰の一日なのだけれど、
皆さんのご親切に甘えて、私の担当記事を先に録音させて頂いた。

お昼の大事な会議も欠席して早退したにもかかわらず、
私が持ち込んだ石木ダム問題の写真展のチラシをY先輩が預かって、
すべての作業終了後、皆さんに配って下さったとのこと…本当に感謝!

3時半頃県庁に着き、県政記者室、河川課で用事を済ませ、

5時半からは、合唱構成「平和の旅へ」の練習。

冒頭のあいさつで、「長崎うたごえ協議会」のOさんが、
「今回ナレーションを担当して下さる佐世保のMさんは、石木ダム反対運動で・・・」
と紹介して下さり、

また、別の方は、
「日本のうたごえ祭典でも注目された『川原のうた』が、佐世保で歌われることになりました~!」
と伝えて下さり、
えーっ!良かったねー!と、あちこちから声が上がり・・

私は、お礼と共に、川棚町での文化祭でも発表されたこと、一番大きな拍手がおくられたこと
などを伝えることができて、とても嬉しかった。

ほんの小さな共感でも有難いし、大切にしたいと思う。

多くの人が社会のいろんな問題を知って、このままじゃいけない、どうにかしなければ…
と思っても、行動に参加するのはなかなか難しい。時間的なこと、周りの環境などなどで。
また、すべての問題に関わるのは不可能だから、
行動するとしても、自分の身近なこと、あるいは一番関心のあることに限られる。

私もそう。
今は石木ダムのことで精一杯。
沖縄の選挙や、プルサーマル問題や、上関原発のことなど、気になりながら何もできないでいる。

何もできないけど、関心だけは持ち続けたいと思う。
幸い、それらについて情報を送ってくれる友人知人がたくさんいる。

今日、COP10のMLに、らんぼう君からのメールが入っていた。

16日から田ノ浦(上関原発予定地)の埋め立て工事に来ていた作業台船が深夜帰ったという。

祝島島民の会からの情報によると、

今月16日より埋め立て工事再開にむけ上関原発建設予定の海域まで来て、
祝島の漁業者らの抗議によって工事海域外に停泊していた作業台船ですが、
本日午前1時半ごろ、現場海域から離れていきました。
夜通しで監視していた祝島の漁業者によると、
風や波が強くなってきたためだと作業員から説明があったとのことです。

約10日間の祝島の漁業者よる夜を徹しての抗議によって、
今回も埋め立て工事は再開されませんでした。

ただ、中国電力が埋め立て工事再開を目論んで作業台船を工事海域に向けたのは、
9月以降でこれで3回目です。
いつまた作業台船が動くか、油断できない状況に変わりはありません。
どうか今後とも上関原発問題にご注視ください。

と書かれていた。

祝島の皆さんの頑張りは本当にすごい。
その意志も、行動力も、持続力も…

そのことを知った人々が希望と勇気と力をもらう。
私たちも頑張ろう…頑張れる…と。

祝島島民を応援している「虹のカヤック隊」のブログに、10代の若者からのメッセージが紹介されていた。

 

僕は今、本当に本当に守りたい海があります。

それは瀬戸内海にある自然が自然のまま残されてきた宝の海。

その海と1000年以上も共に生きてきた歴史を持つ、祝島という小さな離島に住んでいる人々。

だけど、その海が原子力発電所の放射能や廃水などによって
二度と戻ることのない環境破壊に脅かされています。

中国電力の原発計画が28年前に持ち上がったときから、
祝島の人々は反対の声をあげてきましたが、
それとは無関係に原発建設のための工事が「今」進められています。

だから、祝島の人々は中電に訴えられても、生活削っても
毎日、原発建設予定地で座り込みをしています。

僕は祝島の人たちを大切に思ってるし、本当にこの海を守りたい。

そしてこの瞬間にも、訴えられたり、生活を削ったりしながらも、笑って支え合いながら、
先へ続いていく命の為に海を守ろうとしている人たちがいることを知って欲しい。

みなさんのお力をお貸しください。よろしくお願い致します。



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