goo blog サービス終了のお知らせ 

佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

三池を抱きしめる女たち

2013-12-01 | 雑感

昨日(11月30日夜)ETV特集「三池を抱きしめる女たち」を見ました。

関東に住む友人からのメールで、その番組のことを知りました。

 

見終わって、大きな感動と恥ずかしさを感じました。

感動はもちろん三池の女たちの生きざま。

炭坑での事故の後遺症で心身が壊れてしまった夫を介護し、

家計を支え、子どもたちを育て、

その上、会社や国と闘い続けた女たちの強さと優しさは、

どこから湧いてきたのだろう。。

私にはとても真似のできない、桁外れの強さと優しさです。

 

そして、その50年の女たちの闘いの歴史を、私は何も知らなかった。。

三池炭鉱の炭じん爆発事故が起きた時は私はまだ小学生で、よくわかっていなかったにせよ、

その後22歳で卒業して福岡を去るまでの間、訴訟などのニュースは目にしていたはず。

でも、何も覚えていない。知らなかった。

それはきっと当時の私には関心がなかったからでしょう。

少しは世の中のことを考えながら暮らしていたように思っていたけれど、

それは大きな勘違いだったようで、とても恥ずかしくなりました。

 

ディレクターの熊谷博子さんのメッセージを転載します。

 

1963年11月9日、福岡県大牟田市の三井三池炭鉱で起きた炭じん爆発事故。

死者458人、一酸化炭素中毒患者839人を出す、戦後最悪の労働災害であった。

事故のことは、もう世の中から忘れさられている。

しかし、一酸化炭素中毒の夫を抱えた妻たちにとっては、何も終わっていない。

当時、企業も政府も医学界も「後遺症は残らない」とし、労災補償を打ち切った。

だが脳を破壊された夫たちは、人格が変わって暴力をふるうようになり、

記憶を失い、もの忘れもひどく、子ども同然になった。

この半世紀、妻たちは、そうした夫を抱きしめ、

子どもをたち抱きしめ、

事故を抱きしめ、

そして日本最大の炭鉱であった「三池」を抱きしめて生きてきた。

症状は外からは見えにくく、ニセ患者などと誤解されてきた。

妻は長い間、“失われた夫の脳”の代わりをはたしてきた。

それは国と企業に翻弄され、生活を奪われていった労働者と家族の姿である。

彼女たちが背負わされたものは何なのか。

夫婦とは何なのか。

そして、患者たちの真の病像に迫ろうとする女性医師。

今日もまた妻たちの変わらない日常が続く。

これは、“三池”を生き抜く女性達の、愛と正義の物語である。

 

この番組を見たかったな~と思う方にお知らせします。

再放送があります。

12月 7日(土)0時45分~ NHK教育で全国放送です。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/1130.html

                                            

 


特定秘密保護法案 衆院通過 こうして歴史はつくられる…

2013-11-27 | 雑感

こうやって歴史はつくられてきたんだな…と、つくづく思う。

 

昨日、信じがたい悪法、特定秘密保護法案が衆議院を通過してしまった。

 

国家にとって都合の悪いことはすべて秘密にできる、

国民の知る権利を奪い、

報道する権利も奪う。

それを知ろうとしたり、伝えようとしたら、犯罪者として罰せられる。

国民の目や耳や口を封じて、

時の政権や官僚の意のままに、この国のあり方、進む道を決めてしまおうというもの。

 

かつて、そういう時代があったことを、私たちはみな知っている。

その結果、無謀な戦争へ突き進み、

国内外に甚大な被害をもたらし、多くの命を犠牲にした。

その深い悲しみと反省の果てに手にした新憲法で、

平和と国民主権を、やっと、やっと手にしたのに。。

 

その宝を、国民主権という大事な大事な宝物を、

いま手放そうとしている。

いとも簡単に。無造作に。

 

どうして?

私たちにとって、知る権利とは、そんなに軽いものなのだろうか?

国民が知らなかったことによって、政府が間違った政策を進め、

その結果、次世代に大きなツケを残しても、

それは私のせいではないと、無関心でいられるだろうか。

 

その時になって後悔しても、遅い。

 

民意を無視し、数の力で強行採決してしまった衆議院の昨日の出来事は、もう歴史となってしまった。

なかったことにはできない。

消すことのできない事実。

 

せめて、参議院で…

今度は参議院で、議論を尽くし、待ったをかけてほしい。

今なら、まだ間に合う! 

 

 


やなせ・たかしの世界

2013-10-18 | 雑感

今日、調べ物があったので図書館に行ったけれど、お目当てのものは見つからなかった。

せっかく来たからと、書架の間をぶらぶら散策していたら、

「やなせ・たかしの世界」という本が目に飛び込んできた。

 

13日に亡くなられてから、新聞やインターネットで、たくさんの「やなせたかし」評を目にした。

そのどれにも共通するのが「愛」と「優しさ」だった。

「やなせたかし」は「アンパンマン」そのものだと、みんなが語っていた。

 

でも、私はアンパンマンを見たことがなかったし、関心がなかったから、ピンとこなかった。

お腹が空いたこどもに自分の顔を食べさせる…

そうやって周りを笑顔に、幸せにするヒーローだったらしい。

 

そんな話を思い出して、「やなせ・たかしの世界」を開いてみた。

最初のページにこんな詩があった。

 

「しあわせよカタツムリにのって」

 

しあわせよ

あんまり早くくるな

しあわせよあわてるな

カタツムリにのって

あくびしながら

やってこい

しあわせよ

カタツムリにのって

やってこい

 

しあわせが

きらいなわけじゃないよ

しあわせに

あいたいが

いまはまだ

つめたい風の中にいよう

熱い涙を

こらえていよう

 

しあわせよ

あんまり早くくるな

しあわせよ

いそがずに

カタツムリにのって

ひるねしながら

やってこい

しあわせよ

カタツムリにのって

やってこい

 

そこにある挿絵は、カタツムリではなく、気球みたいな乗り物。

気球の部分が雲で、ゴンドラの部分が帽子。

赤い帽子をひっくり返した中に大人とこどもが乗っている。

帽子から木の葉がハラハラと飛んでいる…そんな絵。

 

砂時計が描かれたページには、こんな詩があった。

 

月日が青く

 

かなしみなんかありまして

よろこびなんかありまして

心にのこるその上に

月日が青くふりつもる

 

しあわせなんかありまして

さびしいこともありまして

心についた傷あとも

月日がいつかけしてゆく

 

ほほえみなんかありまして

きずつくこともありまして

心にしみたなにもかも

月日がのせて流れゆく

 

いいなぁ・・・

私も遅ればせながら、やなせ・たかしさんのファンになっちまった。。

 


特定秘密保護法案、今国会で・・・

2013-10-14 | 雑感

秋の臨時国会が、あす15日に招集される。

この国会で政府は、いま一部で騒がれている特定秘密保護法案と、

国家安全保障会議創設関連法案(日本版NSC創設関連法案)の成立を目指すという。

 

一部で騒がれていると書いたのは、そうとしか思えないから。

情報公開とは逆行し、国民の「知る権利」を侵し、「報道の自由」が脅かされようとしているのに、

その悪夢のような法律ができてしまうかもしれない国会の幕開けだというのに、

新聞もテレビも何故か静か。

さっぱりわからない。

 

9月14日の毎日新聞によると、

何を「秘密」とするかは行政側の裁量で決められ、外部には分からない。

また、「秘密」の内容を、厳罰を設けてまで秘密にするものかどうかのチェック機能もない

米国では大統領が安全保障などに関する機密を指定するが、

内容をチェックする仕組みが明確になっている。

米国立公文書館にある情報保全監察局が適切な機密指定かどうかを見極める責務を負い、

局長には機密の解除請求権が与えられている。

これに対して、今回の特定秘密保護法案では、

防衛相や外相、警察庁長官らが指定し、解除の必要性も行政機関に委ねられている

外部チェックが想定されていないのだ。

秘密の指定期間は5年が上限だが、再指定の回数の制限はない。

何度も指定を続ければ永久に秘密にすることも可能だ。

 

要するに、時の政府に都合の悪い情報は特定秘密に指定して、国民には知らされない。

昔のように?

侵略戦争を美化したり、大本営発表の戦況報告をしたり、

国民の命を粗末にし、国際社会から孤立し、最悪の事態にまで戦争被害を拡大させた…

そんな悍ましい社会に逆戻り?

 

インターネットが普及した現代社会ではそんなこと有り得ないよ、

と楽観する人も多いだろうが、

そうやってネットなどで真実の情報を探ろうとすることさえ、罪になる可能性があるらしい。

それが「特定秘密」に指定されていたら・・

 

山本太郎参議院議員は、北海道から沖縄まで秘密保護法反対の全国キャラバンを行いました。
 
10月11日、福岡の天神で演説会を行ったようです。
 
たまたま通りかかった人が、その演説について紹介してくれました。

 

・何を特定秘密に指定されているか解らないままメール、フェイスブックで発信したら警察が飛んできます

・『お前ら国民はアホやさかい政治に口出しすな!』と政府は秘密保全法と共謀罪を制定しようとしています

・国民をモノ言わぬ民にするのが秘密保全法と共謀罪です

・福岡県民の皆さんが、福岡県選出の衆議院議員11人、参議院議員5人に
 『秘密保全法、共謀罪に賛成するならあなたに投票しません』とメールやFAXを送って下さい
 議員は心が揺れます。成立反対に動きます
 議員の大部分は議員の椅子を守ることしか頭にありません
 自分の椅子が危うくなることを一番恐れています

・皆さん、私の言うことは鵜呑みにしないで下さい。自分の頭で考えてください

 

友人のSさんは、自分で1000枚以上のハガキを買って、

長崎選出の国会議員の宛名を印刷して、友人知人にばらまいた。

何でもいいから、自分の言葉で、肉筆で、秘密保護法案に反対のメッセージを書いて送ってほしい

と頼んで回った。

私も少しだけ預かって、今日、6人の長崎選出国会議員の皆さんに送りました。

 

私は、自分の「知る権利」を守りたいです。

私は、本当のことを知りたいです。

秘密社会はイヤです。

自由にものを言える社会で暮らしていたいです。

秘密保護法案には反対してください。

 

そして、残りは友人に回しました。

 

メールでも、ハガキでも、FAXでも・・・とにかく私たち国民の意思を伝える、

それがまず第一ですよね。 

 


忘れたころにやってくる

2013-09-29 | 雑感

「天災は忘れたころにやってくる」と言うけれど、

忘れたころにやってくるのは天災だけじゃない。

人災もしかり。

しかも…怖ろしい人災、怖ろしい社会。。

 

「秘密保全法」がそれ。

政府自民党が来月から始まる臨時国会に提出しようとしている怖ろしい法案。

藤原紀香さんも言ってるように、

「適用範囲が曖昧なので」

「国が‘この案件は国家機密である’と決めたことに関しては、国民には全く知らされないことになり」

「国に都合よく隠したい問題があって、それが適用されれば、私たちは知るすべもなく」

「しかも真実をネットなどに書い た人は罰せられてしまう。。。なんて恐ろしいことになる可能性も」

「とても不安です(>_<)」

「原発の問題や放射能の問題は、国民が知るべきことだと思うので、

その国家機密にあたる範囲がどこまでなのか、曖昧なのが問題なのだと思います」

 

沖縄返還をめぐる日米の密約情報を報じ逮捕された元毎日新聞記者の西山太吉さんは、

「法案が成立すれば、政府は恣意的に秘密をどんどん作りだしていくだろう。

制度が動き出せば恐ろしい威力を持つことになる」

と、警告を発しています。

 

日弁連も、エッ!これもヒミツ?あれもヒミツ!あなたも「秘密保全法」にねらわれるQ&A

というパンフレットを作って、この法案の危険性を訴えています。

 

この法案が通れば、私たちは原発の危険性の真実を知ることもできなくなり、

それを知ろうとしたりすれば逮捕されることになり、

脱ダム活動で知り得た情報をブログで発信しても罪に問われたり・・

常に監視される社会になっていくのでしょう。

戦前のように。。

 

そして、その現象はすでに始まっているのかもしれません。

福島大学当局による立看です。https://twitter.com/daphnezeyo/status/382385396492926976/photo/1

反原発を主張する者は「過激派団体」とみなされるようです。

 

言論の自由も奪われる過去の時代に誰が戻りたいのか?

誰が戻そうとしているのか?

天災は忘れたころにやってくる。

人災は思い出したら防ぐことができるはず。

 

知ってる人は、思い出して語ってください。

知らない人は、本やネットで調べて、知ろうと努めましょう。

法案が通ってからでは遅いから。。

 

 


世界遺産の富士山

2013-09-19 | 雑感

富士宮市に住んでいる友人から、こんなメールが届きました。

 

富士山は閉山しました

秋を知らせるニュースです

八合目に山小屋を持つ知り合いが「売店を閉じたよ」と、

売れ残った菓子を分けてくれました


※表富士の山頂は富士宮のモノだけど

 八合目・九合目は個人所有で、地主さんが複数います  

 個々キャタピラー付きの貨物車を所有しています


「世界遺産」になっちまったことで 負担は増え、

細かく規制されるし少しもいいことはないーーーとのことです

代々受け継いだ財産で、

売り払ってしまえる代物でもないのでなにかと大変そうです


山女は、富士山はもうたくさん!

なのに何度も救護のため山小屋へ駆り出されていました


てんやわんやの夏でしたが、大事故がなくてよかったです

夏が終わり、ホッとしている姿が見えます

 

山の画像を送りたかったけど、きょうは富士山はすっぽんぽん、

空には雲ひとつなくて同化して見えます

肉眼でも見え難いので撮影しませんでした~

その姿がいかにも普段着みたいでね、くつろいでいるみたい…



富士山にお疲れ様~って伝えてね。

『世界遺産』なんてレッテル貼られても、富士山は富士山。

何も変わらないのにね。

 

長崎では、「産業革命遺産を世界遺産に推薦する」との政府発表が、

18日の新聞の一面トップでした。

『軍艦島』と呼ばれる端島炭坑や旧グラバー邸、長崎造船所など

県内の遺産が高く評価されたのに、知事は、

「大変驚いている。教会群を先行推薦してほしいと考え、

関係市町などと取り組んできただけに残念」とコメント。

 

今年一番有力視されていた「長崎の教会群」が選ばれなかったショックが

TVや紙面のあちこちで語られていました。

 

同じ長崎県内の建物なのに・・・

どちらが選ばれても、嬉しいはずなのに・・不思議です。

 

世界遺産などに選ばれても選ばれなくても、関係ない。

教会も軍艦島も、地域住民に愛され大切に守られてこそ、幸せな遺産といえるでしょう。

富士山と違って、閉山シーズンはないのですから。

一年中くつろげませんよね~

 


どっちがホント?

2013-09-17 | 雑感

台風18号が大きな爪跡を残して去った。

現時点で死者3名、行方不明5人。

家屋の浸水被害や、突風による家屋の破壊も各地でおこっている。

 

で、なぜこんなに台風が大型化したのかと問われ、

気象予報士は、地球温暖化のせいだと答えていた。

気温や海水温が上がると、台風のエネルギーが強くなり、大型化狂暴化するんだって。

 

やっぱりそうなんだ・・

この夏は猛暑だったし、毎年記録的な猛暑って言ってるような気がするので、

温暖化はまちがいないのかな~と思っていたら、

全く正反対の情報が・・・

 

水野誠一さんのfacebookに、すごい写真がありました。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=654317334580455&set=a.631098850235637.1073741828.100000065823973&type=1&theater

 

今年の北極では100万平方キロメートルに近い海の全てが氷で覆われ、

昨年の夏よりも60パーセントも氷が増加しただって!

 

で、ウィスコンシン大学のアナスタシオス・ソニス教授は

すでに寒冷化の時代に突入していて、少なくとも15年間は続くだろうと述べていて、

ロシアの学者たちも「地球は寒冷化に突入しつつある」という研究結果を発表してるそうで…

 

う~ん、ホントはどっちなんでしょうね? 

もしかしたら、どっちもホント?

北極や南極付近はより寒くなり、その間の地域はより暑くなっていってる?

WHY???

 


オリンピックなどやってる場合?

2013-09-09 | 雑感

2020年オリンピックは東京!

このニュースに日本中が狂喜乱舞しているようにマスコミは伝える。

そんなはずはない。

それは嘘でしょ?

私も、私の周りの家族や友人も誰一人として喜んではいない。

みんなあきれている。嘆いている。

 

2,3日前、埼玉県で避難生活を続けている福島の女性がTVの中で語っていた。

「オリンピック、オリンピックと騒いでいる日本と、

私が暮らしている日本は同じ国なんだろうか…」と。

故郷に帰りたくても帰れない不安だらけの日々に耐えている国民の顔と、

オリンピック誘致に没頭する政治家の顔は、確かに結びつかない。

 

勝因は安倍首相の演説だと、日本のみならず世界のマスコミも評価しているという。

本気で評価できると思っているのだとしたら、

マスコミは確かにマスゴミだ。

 

安倍首相はこう言った。

「汚染水について状況はコントロールされており、東京に決してダメージは与えない」

「汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の0.3km2の範囲内で完全にブロックされている」

「わが国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい」

「健康問題については今までも現在も将来も全く問題ない」

 

この発言のどこが評価できるというのだろう。

こんなにいい加減な安全宣言をして、国民だけでなく、世界中に大法螺吹いてまで、

どうしてオリンピックを求めるんだろう?

 

オリンピックに注ぐお金とエネルギーがあるのなら、

そのすべてを、

福島原発事故の対応と、被害者への保障と、震災地域の復興に充てるべき。

日本中の英知と財源と労力を結集して、一刻も早い安全を手に入れ、

一日も早く被災者が普通の暮らしができるよう全力を尽くすべき。

それが、国民を守るトップの役目のはず。

 


竜巻の記憶

2013-09-03 | 雑感

怖いですねー、竜巻って。

昨日の埼玉県越谷市から千葉県野田市を駆け抜けた竜巻、

その被害の爪痕や、通過中の動画映像などを見て、破壊力の凄まじさに圧倒されました。

 

私は、正直な話、竜巻についてほとんど何も知りませんでした。

見たこともないし、被害を身近な人から聞いたこともなかったし・・

むしろ、私の中ではメルヘンチックなイメージさえあったのです。

 

それは、「オズの魔法使い」のせい。

学齢前の幼児期、絵本をよく読んでもらっていましたが、

「かぐやひめ」とか「いっすんぼうし」とか「かちかちやま」等々、

日本の昔話がほとんどで、

その中になぜか混じってた「オズの魔法使い」の絵が印象的でした。

ストーリーはよくわからなかったけど、

ドロシーという女の子が「たつまき」にあって、空に舞い上がり、遠くに飛ばされていく!

少し怖かったけれど、家ごと飛ばされて目覚めたら知らない国に来てたなんていいな~と。

そこで出会ったカカシやブリキの人形や、弱いライオンの絵とともに、

竜巻はメルヘンのイメージとして、私の記憶に残ってしまったのです。

 

その後、小学生のいつごろからか定かではありませんが、

竜巻はほんとに起こっている自然現象で、

何でも巻き上げて破壊して遠くへ運んでいくことを知りました。

でも、その映像は海外ニュースや映画の中で見るくらいで、

国内の被害はほとんど知らずに、つい最近まで暮らしていました。

 

それが、ここ数年、毎年のように日本でも竜巻被害が発生している!

やはり、温暖化のせい?

異常気象?

いろいろ言われていますが、原因は何であれ、無関心ではいられなくなりました。

 

昔から怖いものと言えば、地震・雷・火事・オヤジが相場でしたが、

昨今は、地震・津波・竜巻がベスト3?

 

そうそう、ここでいう「オヤジ」って、「親父」のことじゃないんですよね。

「親父」とは「台風」のこと。

もともとこの「オヤジ」は「大山風(オオヤマジ)」と書いてたそうです。

大山風、つまり台風のことだったのに、

いつのまにか、オオヤマジ→オヤジ→親父になっちゃったようです。

 

日本の親父は、今や怖いものには入らないけれど、

地震・津波・竜巻・雷だけでなく、台風・大雨・渇水などなど、

自然の脅威はますます絶大になっていくようです。

 

それは、わたしたち人間が、

戦争だの、放射能だの、公害だの、あらゆる被害を地球にもたらしていることへの

しっぺ返しのような気がしてなりません。。

 


信じがたい浪費国家

2013-09-02 | 雑感
2014年度予算編成に向けた各省庁からの概算要求が、8月30日に締め切られ、
 
一般会計の総額は過去最大の99兆円を上回ったんだって!

しかも、そこに東日本大震災の復興費用は入っていない。

それは特別会計だって。

ということは、合計すると百兆円をゆうに超える。

 

要求額がこんなに大きくなった理由は、上限を決めない青天井方式だったことと、

安倍首相が進める成長戦略などに使う場合は、通常よりも多く要求できる優先枠を設けたから。

 

冗談じゃないよねー。

財政再建はどうしたの?

国の借金は1000兆円を超えて、世界最悪の借金国家になってるのに・・

 

やっぱり、お坊ちゃま政権では、金銭感覚がダメなんでしょうね~

お金はどこかから湧いてくるとでも思ってるのかしらん?

 

そもそも逆ですよね?

普通の家庭は、お父さんやお母さんの収入がこれくらいだから、

こどもたちの学費にこれくらい、食費はこれくらい、お小遣いはこのくらいって決めるものです。

しかし、安倍政権家の考え方は、

子どもAが留学したい、子どもBがお稽古事をしたい、子どもCが車がほしい、

なんて要求を先に聞いて、それを満たすための収入をどうにかしようって考えるらしい。

そして両親の稼ぎではとてもその収入が得られないので、借金で賄う。

それも年々多額の借金を、

ローン会社には、「将来、子どもたちが返しますんで・・」と言って、

借りまくってる。平気で。

もう麻痺してるとしか思えない。

 

でも、お坊ちゃま政権が麻痺しても、私たち庶民まで麻痺しちゃダメダメ。

こんな予算を通しちゃダメダメ。

子どもたちの世代にこれ以上ツケは残したくないもの。

 

ダメなものはダメって声をあげなくちゃ・・