令和7年3月15日(土)
大崎市: 山刀伐峠①
山刀伐峠は、
山刀伐峠は、
山形県の
最上町から尾花沢市へと
越える峠。
<山刀伐峠入口>

峠の形状が、
山仕事や狩りの際に被った
「なたぎり」
に似ていることから名付けらる。
しかし、
俗説では、
刀を持った山賊が住み着いて、
道行く旅行者を襲撃しては
身包みを剥ぐ危険な峠
であったことに由来するという。
<山刀伐峠越え標柱>

実際に、
松尾芭蕉の『奥の細道』には、
山刀伐峠を越えるにあたって、
「封人の家」の当主有路氏が、
山賊から芭蕉の身を守るため、
屈強の者を護衛に付けた旨、
記されている。
『奥の細道』には、
「高山森々として、
一鳥声きかず、
木の下闇、
茂りあひて、
夜行くがごとし」
とあり、
当時はかなり厳しい峠で
あったことが偲ばれる。
<おくのほそ道「芭蕉の道」案内>

~つづく。
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