貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

千曲市長楽寺④ 名月やあゝ名月や!

2024-03-08 10:18:21 | 日記
令和6年3月8日(金)
 一昨日うっすらと雪が・・・!
 そして、今朝またⅠ㎝ほどの積雪。
 里の雪かな?
今日も千曲市長楽寺。最終かな?

 上杉謙信が
麓の武水別神社にあげた
武田信玄討滅の願文には
「祖母捨山田毎潤満月の影」
とのくだりがある。  
 また、謡曲「木賊」
(四番目物の内の尉物)にも
「田毎の月」の名がある。
 室町時代には既に広く知られて
いたのだろう。
 但し、このような宴が催されたのは
昭和2年(1927)が最後
と伝えられている。
 そして、歌句碑群へ。
「名月や 
   花には明日と
      いふ日あり」
「月みるや
   滞りなく 
       なな昔」
「名月や
   雪のやうなる
       蕎麦の花」
「姥捨や
   月や昔の
        鏡なる」

「名月や」で始まる句碑が圧倒的に多い。
 田毎の見事な月を愛でる人たちの
如何に多いことか。
 その幾つかを掲載、愉しんだ!