貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

酩酊の戯れ

2021-06-10 11:42:50 | 日記

酩酊の戯れ

令和3年6月10日(木)

 今日も上天気!

 ちょっと蒸し暑いかな?

 暑さ対策も兼ね、床屋へ行き、

短めにカット!すがすがしい。

 タイム イズ マネー!

 今朝も雪。

ゆきや砂 

  むまより落よ 

      酒の酔 

   下は雪の砂地で柔らかいから

試しに馬より落ちてみよ。

 酒の酔いもすぐに醒めるぞ、

の意。

  貞享四年(1687)の作。

  越人編『鵲(しやく)尾(び)冠(かん)』によると、

杜国の草堂で一夜を明かし、

二人で伊良湖へ向かった折のもので、

紀行本文に、

「保美村より伊良湖崎へ壱里も有べし」

とある。

 師弟間の親密さがよく伝わる一句。

 ◎ 愛知県田原市の伊良湖道で

酒に酔って落馬するのも一興だろう。

 積もった雪は、別に怪我などに

驚かされることはないからね。

 峠から見える絶景を観ながら

落ちてみようじゃないかと

戯れの一句。

 砂と雪とどちらが柔らかいか

知らないが、酒好きの芭蕉らしい。