月ハまた命!
令和3年4月25日(日)
昨日、夏野菜の苗を仕入れに、JAへ。
開店30前に到着。
もはや駐車場は満杯近く。
百人ほどの人が並んでいる。
後につく。
開店と同時に脱兎の如くといって
いいのか、すごい高齢者の勢い。
苗を選んでいる暇はない。
取り敢えず予定していた苗を、
両手からはみ出さんばかりにつかみ、
会計へ。
見ている前に、苗がどんどん
なくなっていくのだから詮無き。
吃驚!!!
今日はその疲れもあり、
ゆったりと。
中山や
越路も月ハ
また命
○元禄二年の作。
芭蕉がいる中山は、
小夜の中山ではなく、
越前の中山である。
中山と言えば、西行の
「年たけて また越ゆべしと
思いきや
命なりけり さやの中山」
が有名。
自分も老いてきた。
いつまたこの越前の中山で月を見る
ことができるか分からない。
それが人間の運命なのだ。
月が、今度は自分の運命の象徴に
なっている。
「月ハまた命」
として、片仮名を用いたのが
句の奥行きを深めたようだ。