貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

完成句は歓声句!

2021-04-28 14:28:59 | 日記

完成句は歓声句!

令和3年4月28日(水)

発句は、

なみだしくや 

  遊行のもてる 

      砂の露

   今も代々の遊行上人は、

神前に砂を供えて拝んでいる。

 人の行為は、このようにして後世も

大事にされる。

 白い砂に露がかかると、

ありがたい昔の遊行上人を思って

涙が流れる。

 しかし、砂だけでは表現の力が弱く、

俳句としてもあまり面白くない。

 そこで、

「月清し」と「遊行のもてる砂」とを

組み合わせる。

 ついに完成句。

 まさに、歓声句!

月清し 

  遊行のもてる 

      砂の上