貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

日野市: 京王百草(もぐさ)園  

2017-07-09 08:37:21 | 日記
日野市: 京王百草(もぐさ)園  

2017(平成29)年3月5日 9:20~

 江戸時代(1716 年~)、寿昌院慈岳元長尼

が徳川家康の長男・信康追悼のため、松連寺を

再建した。       

 その後時代を経て造られたのが京王百草園だ。

 園内の有名な「寿昌梅(じゅしょうばい)」

は寿昌院自ら植樹したと伝えられている。

梅の開花時には約50 種500 本の梅たちが

咲き競い、園は華やかさを増す。

 梅祭の最中だが、梅の盛りを過ぎた時季に

訪問。

 訪問日は 3月5日(日)。

急坂を上ると、梅祭



 ひな祭を挟んでの雛飾りは本日でおしまい。

 皆手作りで、至極楽しめる。

 いろいろな工夫がされており、孫やひ孫など

への思いも込められている。

 当地は、江戸近郊の名所として

「江戸名所図会」などにも紹介された。

 徳冨蘆花、田山花袋、北村透谷、若山牧水ら

が訪れている。
 
 特に、若山牧水はこの地で恋人小枝子との

失恋を歌にし、「独り歌へる」をつくった。

 また、園内には牧水の長男・旅人氏設計の

歌碑、松尾芭蕉の句碑も木々の緑に包まれ

佇んでいる。

芭蕉の句は、

 「春もやゝ けしき調ふ 月と梅」
 


 「しばらくは 花の上なる 月夜かな」。

澄んだ空なら筑波山が見えるという。

 我が子が住む近くがここから眺められ

るとは・・・。

好天にも恵まれ、心からの「和散歩」を

楽しんだ。

百草園入口 朝のお掃除中だった。



梅に囲まれた松連庵





寿昌梅説明



寿昌梅



百草園解説



松連庵 ひな祭りの最終日だった。





雛飾りいろいろ